3日午前0時15分ごろ、青森県おいらせ町東下谷地の国道338号で、18~23歳の男女5人が乗った乗用車と同県鶴田町鶴田、運転手の男性(45)の中型トラックが正面衝突した。乗用車の5人は八戸市の病院に搬送されたが、男性3人が頭や胸を強く打って死亡、少年1人が頭を強く打ち意識不明の重体、女性1人が重傷を負った。トラックの男性も腕に軽いけがをした。
 死亡したのは、おいらせ町洋光台2丁目、会社員日向琢耶さん(23)、同町秋堂、無職坂下奎佑さん(21)、同町洗平、農業山白智喜さん(20)。重体となっているのは上北地方の高校生(18)。山白さんの姉で同町洗平、会社員山白七海さん(21)が右肩を骨折した。
 三沢署によると現場は片側1車線で、乗用車から見て緩やかな左カーブ。事故当時、路面は乾燥していた。同署は乗用車が対向車線にはみ出したとみて、原因や詳しい事故状況を調べている。乗用車は衝突した弾みで路外に飛び出し、前部が大破した。