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カーシェアはタイムズ、カレコ、オリックスのどれがオススメか 料金や車両台数を比較

2018年3月5日 12時00分

ライター情報:茶柱達也


カーシェアリングは、自家用車を購入するほど頻ぱんにクルマに乗らないが、買い物などちょっと出かけるときに使いたいという人向けの選択肢として、年々注目度が上がっている。特に「タイムズカープラス」「カレコ・カーシェアリングクラブ」「オリックスカーシェア」が幅広いエリアでサービスを展開しているため、比較検討されがちだ。今回はレンタカーとの違いをあげつつ、3社の料金や拠点数、車種の比較する。また、筆者も普段からカーシェアを使っているので、予約から利用までの流れをまとめた。


レンタカーと違う点


画像はイメージ

カーシェアもレンタカーも、駐車場代や税金などの維持費がかからないのは一緒だが、異なる点がいくつかある。
まず、利用方法の違いがあげられる。カーシェアは店舗やWEB経由で一度入会申し込みをすれば、利用前の対面手続きは必要なく、ネットで予約するだけですぐに使える。店舗の営業時間を気にせず24時間乗車・返却できる(レンタカーも一部店舗では24時間利用可)。

各社が運営している駐車場の一画が車両ステーションになっているため拠点数が多く、また短時間から利用できるので、週末のおでかけやちょい乗りに適している。反面、新幹線駅や空港に着いてすぐクルマを使いたい場合は、営業所が多く設置されているレンタカーのほうが使いやすい。

料金の支払いは前払いではなく、月単位でのクレジット払いとなる。
初期費用としてICカードの発行手数料が発生(カレコは発行しないので無料)する。利用料は携帯電話と同じように、月額基本料+使った時間、走行距離に応じた額で決まる。各社とも利用頻度にあわせて複数のプランが用意されている。時間料金はサービスによって微妙に異なるが、10分~15分単位で料金が設定されており、1時間の利用で800円前後(月額基本料、距離料金を除く)だ。

また、ガソリン代と保険料込みの料金なので、いわゆる「ガソリン満タン返し」をしなくて済む。免許取得1年未満の初心者がレンタカーを借りようとすると、免責補償の加入を断られることがあるが、その心配もない。直前のキャンセルや利用時間の延長も比較的しやすい。


3社のステーション数・料金・車種を比較


タイムズ、カレコ、オリックスのどれを選ぶか比較する場合は(1)利用したいエリアにステーションがあるか(2)料金(3)車種の多さで総合的に判断するのがオススメだ。
料金が安くて乗りたいクルマを取り扱っていたとしても、使いたい場所で使えないのでは意味がない。

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が発表している統計によると、2017年3月時点でのステーション数と車両台数は、タイムズが9,091カ所/17,492台と最も多く、オリックス(1,531カ所/2,600台)、カレコ(1,159カ所/1,761台)と続く。

タイムズは自社の駐車場を活用して47都道府県の主要都市に幅広く展開しているため、エリアによってはタイムズ一択となる。オリックスは首都圏と中部・関西エリアを中心に展開している。カレコも自社の「三井のリパーク」を活用して、首都圏を中心に2府4県でも展開。東京都内のステーション数ではオリックスを上回る(2018年2月時点)。

ステーション数はあくまで参考としてとりあげているだけで、繰り返しになるが利用したいエリアに存在するかが重要だ。毎月新規オープンがあれば閉鎖もあるので、各社のサイトで最新情報を確認しよう。

料金については時間や車種によって細かく設定されているため、各社ごとに特長を紹介する。

・夜間利用がお得なタイムズ



月額基本料は個人プランと家族プランがあり、両方とも1,030円だが、利用した月は同額が利用料から割引される。

時間料金はクルマのクラスによって2種類あり、ベーシッククラスは15分206円。プレミアムクラスは15分412円だ。長時間使う場合のパック料金もあり、こちらはベーシックもプレミアムも同料金になる。

距離料金は1km走行するごとに16円。ただし、6時間以内の利用なら距離料金はかからない。
夜間の利用料金が他社と比べると安く、アーリーナイトパック(18時~24時)とレイトナイトパック(24時~翌9時)はともに2,060円(+距離料金)となっている。

・初期費用:1,550円(1人1枚)※2018年4月30日まで無料キャンペーンを実施
・入会キャンペーン:新規入会者限定で利用開始月に1回利用すると30分、2回以上で60分の優待券をプレゼント。2018年5月まで初回に対象車種利用でさらに15分プラス。
タイムズカープラスの詳細はコチラ

・初期費用0円、時間料金も割安のカレコ



カレコの月額基本料は980円(利用した月は同額を利用料金から割引)で、ベーシックプランと平日プランの2種類がある。

時間料金は車種によって4タイプに分けれられており、最も安いコンパクトクラスなら、ベーシックプランで10分130円、平日プランだと10分80円(土日祝日等は10分160円)と割安だ。

タイムズと同じく、6時間以内の利用なら距離料金はかからない。6時間を超えた場合の距離料金は15円/km。

・初期費用:0円(ICカードを発行しない)
・入会キャンペーン:2018年3月31日まで月額基本料が2カ月無料(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県在住の場合は1年無料)
カレコ・カーシェアリングクラブの詳細はコチラ

・長時間パックに強いオリックス



オリックスは月額基本料980円(利用した月は同額を利用料金から割引)の個人Aプランの他に、毎月乗らない人向けに月額基本料が0円の個人Bプランがある。

こちらも車種によって時間料金は3タイプに分かれるが、個人Aプランで15分200円~、個人Bプランで15分300円~だ。

6時間以内の利用でも15円/kmの距離料金が発生するため短時間利用には適していないが、6時間以上の長時間パックは比較的安く設定されている。
また、個人Aプランについては半年間に一定額以上利用するとランクが上がり、月額基本料無料などの優待が受けられる。

・初期費用:1,000円(1人1枚) ※2018年3月31日までWEB入会限定で無料キャンペーンを実施
・入会キャンペーン:2018年3月31日までWEB入会限定で月額基本料が2カ月無料、時間料金1,600円分を2カ月間プレゼント
オリックスカーシェアの詳細はコチラ

・車種の多さでは大きく差がつく結果に


3社ともプリウスやフィット、ノートなど定番のクルマは揃えているものの、カレコが55種類と最も多くの車種を扱っていた。特にベンツやレクサス、マツダロードスターといった高級車のバリエーションが豊富で、「買えないけど一度は乗ってみたい」という欲求を満たしてくれる。

とはいえ、車種にそれほどこだわりがないのであれば、タイムズは32種類、オリックスも21種類のクルマを扱っているので、そこまで気にしなくてもいいだろう。

まとめると、料金の安さや車種を重視するならカレコ、夜間によく使う人や利用エリアの広さを求めるならタイムズ、長時間利用するならオリックスとなる。


第4の選択肢?ドコモの「dカーシェア」



第4の選択肢となりうるのが、昨年11月からドコモが開始している「dカーシェア」だ。カーシェア、個人間カーシェア、レンタカーをひとつにまとめたもので、初期費用や月額基本料はかからない。

カーシェアの部分ではオリックスと提携しており、オリックスと同じクルマを利用できるが、料金プランはドコモ専用のもの。スタンダードクラスで15分220円とオリックスの個人Aプランよりも若干高いが、距離料金は6時間以内なら発生しない。また、クレジットカード以外にドコモケータイ払いでも料金が支払え、dポイントも貯まるといった違いがある。

カレコとカリテコ(愛知・岐阜・三重で展開)とも提携を協議しているとのことなので、今後さらに便利になる可能性があるサービスだ。
dカーシェアの詳細はコチラ

ライター情報: 茶柱達也

86世代の東京生まれ。なのに東京の地理がさっぱりわからない。趣味は映画、野球、茶畑巡り。日本茶インストラクターという資格をとりました。

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