IPOセカンダリ投資 SERIOホールディングス(6567)
基本情報
会社名 : SERIOホールディングス(6567)
市場 : 東証マザーズ
上場日 : 2018年3月2日(金)
公募価格 : 1,780円
VC圧力 : なし
主に仕事と家庭の両立を応援する事業を手掛ける。
子育て中の既婚女性の就労をサポートする就労支援事業がメインのセグメント(売上の5割)であり、ほかに放課後事業(売上の4割)、保育事業(売上の1割)も手掛ける。
割安度
上場日の初値 : 4,100円
今期予想EPS : 20円
2年後予想EPS : 28.8円
今期予想PER : 205倍
2年後予想PER : 142倍
割安度 : 高すぎる
成長性
予想成長率 : 10%〜15%
ビジネスモデル
就労支援事業
順調に売上が伸びているが、直近の売上予想は昨年以前の営業新規売×人数で算出しており、若干根拠にかけるのが不安要素。
放課後事業
放課後事業の売上のほとんどを占める公設放課後事業の施設数の伸びが順調で、年間20近くの施設を増やし続けている。
今年度も16の施設を開設予定で、順調に推移。
保育事業
保育園新規開園による費用増加が利益を圧迫している。
※29年度は保育園6園、子育て支援施設1施設が増加している。
ただ、施設数は順調に増加しており、売上も伸びているため、いずれは費用増加を吸収して利益が改善する見込み。
財務状況
流動資産だけで負債分をほぼカバーできており、建物や設備等の固定資産は十分に価値があるものと判断できるため、現状は実質無借金経営で財務的なリスクは低い。
総評
初値高騰により、成長性を加味しても割高水準。
第二四半期の実績売上に比べ、通期の予想売上が倍加しているが、利益が変わっていない。
これは保育事業の費用増に加え、原価や人件費等の販管費増加が要因となっている。
これらの費用は一時的なものであるため、売上達成できれば来期以降は利益率改善してPERが下がる見込み。
割安水準まで下がれば買いを検討するが、しばらくは割高すぎて購入できない見込み。