この記事は日経 xTECH有料会員限定ですが、2018年3月8日5時まではどなたでもご覧いただけます。
広い店内のどこを見渡しても、カメラ、カメラ、カメラ──。まさに圧巻だった。その数、実に700台。そんなスーパーマーケットが2018年2月14日に、福岡市にオープンした。地元に本社があるトライアルカンパニーの「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」である。
まず入り口正面の天井にぶら下がる正方形のカメラが来店客を出迎える。店内中央に長く伸びる通路を見上げると、蛍光灯と並行して、おびただしい数のカメラが列をなす。異様な光景ではあるが、これが未来の流通業の姿を予感させるスマートストアなのかと感じさせるには十分なインパクトだ。アイランドシティ店は24時間営業なので、カメラも24時間動き続ける。
よく見ると、先ほどの正方形のカメラとは別に、白いフレームの長方形のカメラもある。トライアルは目的に応じて、2種類のカメラを用意した。