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二度目の人生を異世界で 作者:まいん

世直しのようなもの

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進むに進めないらしい

 大公や女王、皇帝の頭を悩ませることになった問題は引き続き蓮弥達の側でも起こっている。
 しかもこちらは積極的に瘴気の森の中で行動しているので、大公達に比べるとより頻繁に件の触手達と遭遇していた。
 その度に蓮弥や勇者達が迎撃や、被害者の救援に当たっていたのだが、時間が経過するにつれてその回数や、遭遇する触手の数などは増えていく一方である。

「キリがないぞこれ」

 振るう刀に断ち切られ、触手の塊が真っ二つに断たれて地面へと落ちる。
 しかし、落ちた触手の塊は二つに分けられたことなどお構いなしといった様子でそのどちらもが地面を這いずって蓮弥から距離を取ろうとし始めた。
 そこへ<小火弾>の魔術を撃ち込むとようやく燃えて真っ黒になり、動かなくなるのだがその頃には別の触手が蓮弥に襲い掛かろうとしている。

「全くどこから湧いてくるのかねぇ」

 ぼやくエミルの手からは次から次へと何らかの薬品が入っているのであろう小さな壺が群がってくる触手達へと放り投げられている。
 その壺が割れて、中身の液体が触手へと降りかかると白い煙と共に触手が瞬くうちに溶けてなくなっていくのだが、溶かされた触手が脱落し、抜けた穴を別の触手が埋める形ですぐに補ってしまうので、全体としては減ったようにはまるで見えない。

「気持ち悪いです、気持ち悪いですっ、気持ち悪いですぅっ!」

 泣き言を口にしながら弓を撃つのはクロワールだ。
 人の射手では到底真似できない程の速度と正確さを見せるクロワールなのだが、今回の敵を相手にするのにその手に握られている弓矢はいくらか力不足だといわざるを得ない。
 その矢は確実に触手の塊の中心部を射抜きはするのだが、真っ二つにしても活動を止めない触手相手にその程度の被害では、せいぜいがその塊を地面へと縫い付けて、一時的に動きを止める程度のことしかできていなかったのだ。

「駆除しろってったって、こんなのどうすりゃいいってんだ!?」

 同じく泣き言を口にしながら、近寄ってくる触手へ拳を叩き込むのはレパードだ。
 勇者の一撃を受けた触手はその衝撃で、攻撃を受けた場所を挽肉のように飛び散らせはするのだが、残った部分は痛みなど感じていないかのように地面を這いずってレパードから逃げ出していく。
 そこをグリューンやアルベルトが手にした武器で切りつけ、さらに小さな肉片へと切り分けていくのだが、処理する数よりもどこからともなく近寄ってくる数の方が多いせいで、じりじりと後退を余儀なくされている。

「怪我した人は下がってくださーい。危ない人は声をあげてくださーい」

 状況に比べると緊張感のない声で、戦う兵士達の間を擦り抜けつつ怪我人なんかを黒いモヤで運搬しているのはクルツだ。
 触手に取りつかれ、その表面から滲む消化液で肌を焼かれたり、触手に巻付かれて手足を折られたりした兵士が次々にそのモヤに掴まれて後方へと運ばれていく一方で、別なモヤは錐のように尖ったり、刃のように薄く長く変形したりして、触手の群れを突き刺し、切り払っている。
 その運ばれてくる怪我人達を治療するのはローナとキリエなのだが、ぐったりとしているキリエの傍らで必死に法術を行使するローナの顔色は悪い。
 限界に近い速度と回数で法術を行使しているせいだけではなく、今まさに自分達を取り囲んでいる触手達が、いつ前衛を食い破って自分達のところまで到達してくるのか気が気でないといった状態であるようだった。

「蓮弥。これは本格的に危ないかもしれない」

 足下に近寄っていた触手を踏み潰し、蹴飛ばしていたシオンが真面目な声音で蓮弥へと声をかけてきた。
 触手を切り飛ばす手を止めることなく視線だけで、危ないと判断した原因を問いかけてくる蓮弥へ、シオンも手足を止めることなくその理由を口にする。

「私達や勇者達はともかくとして、兵士達の損耗が激しすぎる」

 触手の駆除に駆り出した兵士の数はそれなりの数に上っていたのだが、それでも触手の侵攻を抑えることができずに、次から次へと怪我人を生産するような状態になっている。
 ローナの治療にもいずれ限界が来るはずであり、そのときはそれほど先のことではないように思えるローナとキリエの状態だ。
 これで蓮弥達がいくらかでも触手の侵攻を止めるか、押し返すかできていれば話は違うのだろうが、全体としては蓮弥達もまたじりじりと後退しているような状況で、とてもではないのだが、現在位置を持ちこたえられそうにない。

「完全に駄目になってからの撤退では、被害が増えるばかりだと思う」

「まぁな。しかし……相当焼いたはずだというのに、全く減る様子がないというのはどうなってるんだこいつら」

 苛立たしげに蓮弥が手を振ると、そこから無数の炎の弾が撃ち出され、木々諸共に触手達を打ち砕いて燃え上がらせる。
 巻き込まれた触手の数はかなり多いはずなのだが、それでもすぐにまだ熱を持っているはずの地面の上を新たな触手が這いずりだすのだ。

「どういう理屈か分からないけれど、どうもこいつら、やられた仲間の体を回収しているみたい」

 シオンにいわれて蓮弥は気付く。
 切ったり潰したり燃やしたりと、かなりの数の触手を動けなくしたはずだというのに、周囲の地面に触手の残骸がほとんど見当たらないということに。
 まさかと思いながら適当な触手を細切れにしてやった蓮弥は、小さく刻まれた肉片がしばらくすると何かに引っ張られるように動きだし、地面へと潜っていくのを見た。
 そしてしばらくすると肉片が潜っていった辺りから新しい触手の塊が二体、這い出すようにして出てきたのを見て小さく唸り声を上げる。
 おそらくではあるのだが、肉片となった触手の死体は別の触手が回収し、自らの体に取り込むことで再利用しているらしい。
 いくらかのロスはそこに発生するのだろうが、どれだけ倒してみても倒された死体をエサとして触手が増えるのでは、いつまで経っても終わりが見えてこないいたちごっこをやらされているようなものである。

「しかもこいつら、地面を潜って来てやがるのか!」

 蓮弥達が今回、触手と戦うことになった場所は瘴気の森を突っ切る道路を作っている現場であり、地面はある程度固く踏みしめられ、平に均されている場所であったのだが、そんな場所の地面から触手が這い出してくれば、当然そこには穴が残され折角均した地面に凹凸ができてしまう。
 ついでに群がる触手を焼き払うために蓮弥が魔術を行使すれば、魔術の威力で地面が抉られそこもまた平な部分がでこぼこになってしまうのだ。

「ひたすら厄介な奴らだな!」

「油とかで焼ければもうちょっと楽なんだろうけどねぇ」

 エミルがぼやく。
 魔王討伐軍に油の備蓄がないわけではなかったのだが、それらは兵士達が生活をしたりするのに使うためのものであって、他から補充するあてのない状況では貴重な物資の一つであった。
 それを触手を焼き払うために使用するというのは、さすがに蓮弥も躊躇ってしまい、実行に移されることはなかったのだが、ここまで相手が厄介であると最悪の場合はそれ以降の生活に支障が出ることも我慢して、油を使わざるを得ないのかとも思ってしまう。

「レンヤ! 矢が切れました!」

 触手相手に引き下がるべきか、と考えだした蓮弥に駄目押しするかのようにクロワールが空っぽになってしまった矢筒を叩きながら悲鳴を上げる。
 相手を倒せないまでも、その行動を一時的に停止させることができていたクロワールの矢なのだが、やはり相手の数が多すぎてあっさりと使い果たしてしまったのだ。
 仕方なく弓を背中へと引っ掛けてから腰の細剣を抜き放ち、身構えるクロワールなのだが、近寄ってくる触手の群れに対して細剣一本というのはあまりに頼りなく見える。

「こっちも薬品切れだねぇ」

 最後らしき小瓶を投げ込んで、エミルがぱっと両手を広げた。
 エミルの場合はまだ魔術による攻撃が残されてはいるものの、攻撃手段の一つを失ったという事実はかなり重い。

「伯爵様ー! 勇者チームもそろそろ限界だと思います!」

 声にまだ元気は残っているものの、その表情には色濃く疲労を見せているクルツが、その操っているモヤでグリューンとアルベルトを引っ張りながら下がってきた。
 その背中を守るようにしてレパードが追いかけてくる触手に対して拳や蹴りを放ってはいるのだが、その動きもまた蓄積している疲労を表しているかのように、どこか鈍さが目立ち始めている。

「レンヤさん、こっちもそろそろ限界……って、ちょっと!?」

 ふらふらしているキリエが蓮弥に声をかけ、次の瞬間にいきなりその場に転がった。
 何事かとそちらを見れば、いつの間にか接近して来ていた触手に足を絡め取られ、キリエがじたばたと地面の上を暴れているのが見える。

「ちょっと! そういうのは私じゃなくてローナさんに!」

「天使が信徒を売る気ですか!?」

「今の私は旅商人のキリエなのでっ!」

 文句をいいながらもローナがキリエの脚に絡みついている触手へ掌を向け、気合の声を上げながら何らかの法術を行使すると、その掌から放たれた光の弾が触手を弾き飛ばし、慌ててキリエが立ち上がる。

「ローナにできるなら、自分でできたんじゃないか?」

「今の私は、出涸らしの茶葉状態ですので!」

 つまりはローナや他の聖女達による兵士達への治療行為によって、キリエの持っている力の相当な割合が消費されてしまっているらしい。
 それはキリエ、もしくはギリエルにとっては非常に危険な状態なのではないかと蓮弥は思うのだが、当の本人であるキリエにはそのような雰囲気は見受けられない。
 我慢しているのか、それとも本当に大したことはないのか。
 それが分かるのはキリエだけなのだが、本当に不味い状態になったのであれば、自分から言い出すだろうと考えて蓮弥は一旦それについては棚上げにしておくことにする。

「蓮弥。たぶんこれ以上ローナ達の治療はアテにできない」

「だろうな。そうなると行動不能に陥る者だけが増えていく一方か」

 外見上大丈夫そうに見えたとしても、キリエが限界なのは間違いなく、それを力の源としている聖女達の治療にも限界が来ているはずだった。
 つまり現状手元にある戦力の継戦能力に限界が来ているということであり、そこを越えてしまえば後は崩壊するばかりのはずである。

「撤退する! 拠点まで下がれ!」

「追いかけてくると思うけど」

 無理だと判断すれば、速やかに引くしかなく蓮弥は声を張り上げて撤退を選択する。
 しかし相手は人ではなく、どの程度知性を持っているのか分からない触手の群れであり、蓮弥達が引けばその分、追いかけてくるだろうことは想像に難くない。

「殿は俺が受け持つ! 急がなくていい!」

 まずは聖女達やクロワールを伴って兵士達が。
 それを追うようにして勇者達が引いていく中で、蓮弥はその場に残り続ける。
 もちろん、蓮弥一人でその進行を止められるような触手の数ではないのだが、蓮弥の脇を抜けようとする触手へは容赦なく魔術による攻撃が叩き付けられた。

「どうするの蓮弥?」

「お前も引いてよかったんだぞ?」

「蓮弥が残ってるのに引けるわけないでしょ。けど本当にどうするの? いつまでも蓮弥と私で防ぎきれるわけもないんだし」

 蓮弥の傍らで残っていたシオンが、自分達を取り囲もうとしている触手の群れを見ながら蓮弥へと尋ねる。

「守備は任せた」

「あ、何か嫌な予感がするけれど……まぁ了解」

 刀を納め、凶悪な笑みを浮かべた蓮弥に肩を竦めながらもシオンは防御の魔術を展開し始める。
 それを確認することもなく蓮弥は、自らの内側にある魔力を最大限に発揮し、複数の魔術を行使。
 その瞬間、広範囲に渡って天へと炎が吹き上がり、それが治まるより先に空から幾筋もの雷光が迸ると地面へと突き刺さった。
 爆発音と、雷光が大気を切り裂く音とが周囲を支配する中で、かなり必死に防御魔術を展開しているシオンは、炎と雷の中で次々に灰になっていく触手の姿を見る。

「全滅は無理だろうが、結構焼いてやったはずだ」

 魔術の威力で森の木々が燃え上がる中、蓮弥はもういいぞとばかりにシオンの肩を軽く叩いた。
 それを合図に防御魔術を解除したシオンは辺りに立ち込める焦げ臭さと、肉の焦げていく臭いとに顔を顰める。

「奴らのそこそこ知性があるなら、いくらかの時間は稼げるだろ。道の方は……大分吹き飛ばしてしまったがな」

 仲間が一瞬で、大量に殺されてしまうという状況に知性があるならば前進を躊躇うだろうというのが蓮弥の考えであった。
 いつまでも防いでいられるわけではないが、いくらかの時間的余裕が生まれれば、その間に対処法を練ろうというのだ。
 ただ、広範囲を焼いて、吹き飛ばした蓮弥の魔術のせいで、これまで造ってきた道がかなりの範囲に渡って破壊されてしまう結果となったのだが、これは仕方がないだろうとシオンは思う。

「さて、それほど時間に余裕があるわけじゃない。戻って知恵でも出し合うか」

「そうだね」

 どう考えてみても、触手の群れを何とかして突っ切ることができなければ、クリンゲへの帰還はかないそうにない。
 しかし、蓮弥の魔術ですら殲滅できない相手をどのようにして突っ切ったものかと、シオンは自分の中にいるフラウと一緒にどうしても面倒なことになりそうだと暗い気持ちになるのであった。

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