会社ですれ違ったときに良い香りがするおじさんがいて、こういうおじさんっていいなって思ったんです。
僕もおじさんと呼ばれる歳になって、香りといえば加齢臭くらいしかしなくなって、これはまずいなと。
いい香りがするおじさんになりたい!
と思って、自分が今までつけてきた香水を振り返ると、ブルガリプールオムとかウルトラマリンとか、昔のギャル男系の雑誌で紹介されていたやつが主で、今の香水全然知らないなと。
そんな思いを吐き出したのがこのツイートです。
大人になった今、どんな香水を買うのが正解なんだろうと悩んでいたら、たくさんの人が男に似合いそうな香水を紹介してくれました。ありがとうございます!
いただいたリプライを全て貼り付けると見づらくなってしまうと思うので、一度箇条書きで抜き出してみました。
見つけたものは@cosmeへのリンクを貼って、ざっくりと目安の価格も調べてみたので、みなさんの香水を購入する時にもぜひ、参考にしてもらえれば嬉しいです。
- LELABOのガイアック(100mlで51,840円)
- Cleanのシャワーフレッシュ(60mlで9,500円)
- トム・フォードのネロリ(30mlで16,000円)
- JO MALONEのローズ、ワイルドブルーベル、オレンジブロッサム(30mlで8,000円)
- マルジェラのビーチウォーク(100mlで20,430円)
- エルメスのナイルの庭(30mlで4,623円)
- 代官山のルラボという専門店の香水が最強です。中でもSANTAL33というウッディなやつ(475mlで8,640円)
- BLEU DE CHANEL彼氏がつけてますがめちゃめちゃいい匂いです(50mlで8,200円)
- BYREDOのROSE OF NO MAN'S LANDで僕とおそろになりましょう(7.5mlで22,950円!?マジ!? )
- maison francis kurkdjianも被らなくてオススメです。これなら伊勢丹にあります。(70mlで19,600円)
- お仕事前にこちらのアロマスプレー(aroma oil)をコートに振りまいてます。コンチネンタルホテル等で使用されてる香りで、老若男女問わず評判がめちゃくちゃ良いです
- サンローラン、、、
- アニマルっていう香水、ダンディな匂いで好き
みんな本当にありがとう!
その他にも、リプではないですが、ぱいぱいOLちゃんがビュリーの香水を紹介してくれていました。
ジョー・マローンはあのニャースさんも紹介していましたね。
BYREDOはトイアンナさんもおすすめしています。
その他に、DMで「香水といえばゲランなのでゲランをおすすめします」と紹介してくれた方もいました。
ありがとうございます。
たくさん香水を紹介いただいて最初は、
「ありがとう。でも多すぎて決めきれねぇ...」
と思っていたのですが、これからの人生は長いので、少しずつ試していって、気に入った香水を見つけていけばいいやと思い直しました。
それで初めの一歩として、ガチイケメンの工藤たけるさんが勧めてくれた「BYREDOのROSE OF NO MAN'S LAND」を探しに行くことにしました。
土曜の夕方の表参道は可愛い女の子ばかりで、駅によって姿を変える東京という街は本当に面白いなと思いました。
今日で
「加齢臭のヒデヨシ」
ともお別れだなと、鼻歌交じりにGoogleマップでスーパーAマーケットを検索して、スキップしながら歩いていきました。
こ、これはもしかして、あの伝説のSHIMA原宿では...???と思って撮った写真がこちら。
なぜこんな工事現場みたいな姿になっているかはわかりませんが、
SHIMA原宿というのは、CHOKICHOKIというファッション雑誌を読んで育った僕にとって、伝説の美容室です。
当時ファッション界最強のイケメンだった奈良裕也さんがSHIMA原宿にいた記憶がありまして、とにかく田舎っぺの僕にとってはSHIMA原宿は最強の美容室だったのです。
表参道はすごい。
女の子は可愛いし、オシャレな美容室もある。
これが、これこそが俺が憧れた東京ライフだ。
最強の香水も見つかるに違いない!
この表参道は、俺の明るい未来へと続いてる。
左側には美女が多いと話題の青学がありました。
こんなオシャレなところに学校があるのか。素晴らしい。
学校帰りにカフェに寄って帰るような、オシャレなキャンパスライフが待ってそうだ。
Googleマップの指し示す方向へ、光の射す方へ。
イケメンの勧める香水の香りを嗅ぐためにまっすぐに歩いていると、なぜか渋谷にたどり着いてしまいました。
なぜ!?
おかしい。
しかし、そのおかしさを反芻する余裕はそのときの僕にはありませんでした。
漏れそう。
トイレに行きたい。
このままでは渋谷でテロを起こしてしまう。
悲惨なテロを。主に俺が。
腹に力を込め、尻を絞り、やっとの思いでヒカリエに駆け込み、作戦を練り直しました。
ここまで来てしまってまた銀座線で表参道に帰るのは辛い。さすがに辛い。
プランBを発動せねば。
ということで、色々検索したら、DMでオススメしていただいた「ゲラン」が渋谷の西部で買えることがわかりました。
西部ならヒカリエから近いし、帰りにいい香りを発しながら女の子に声を掛けることもできるかもしれない!
あの美しい表参道から歩いて15分の光景です。
なんとゴミゴミした光景なのでしょう。
人間のあらゆる欲という欲が飛び交っているようです。
人混みをかき分け、可愛い女の子にはウインクし、西武にたどり着きました。
これがゲランだ!
GUERLAIN。
フランスのピエール=フランソワ=パスカル・ゲランが1828年にフランスのパリ1区リヴォリ通り228番地に店を開いたことから始まるこの店のことは今日に至るまで全く知りもしなかったのですが、とにかく売り場からは良い香りがしました。
ドラクエの中ボスっぽい名前もいい。大魔導師ゲランみたいな。
店員に
「モテそうな香水を買いたいです」
と懇願し、困惑した表情で勧められたものを渋り、結局自分がいいなと思って買ったのがこれです。
「ゲラン オム オーデパルファン」
少し甘いけどキツすぎない感じがいいな、と思いました。
帰り際にシュッと手首にかけて、心地よい香りを発しながら渋谷の女の子に話しかけてみましたが、マジで全て無視され、
甘い香りを発しても世の中は甘くならないな
と悲しみつつも、どこか爽やかな気分でいられたのは大魔導師ゲランのおかげです。
せっかく色々とオススメしていただいたので、少しずつ集めて、試していけたらいいなと思っています。
いくつかの好みの香りを使い分けられるようにしたいですよね。
もういい大人ですから。
いつか顔は忘れられても、匂いは忘れられない人になれますように。