Ubuntuでデスクトップマシンを構築することにしました。開発サーバー用途なんですが、そのままでも触ることがあるので、なるべくMacに近いおしゃれなマシン構築を目指し上記のようなUIになりました。キーボードはUSキーボードです。
インストール
何らかのメディアにUbuntuイメージを入れて、適当に用意したPCにブートで起動してインストールするだけでOK。この項目は今度時間ある時にガッツリ追記したいと思います。今回はUbuntuをインストールしてからについて書くことに注力しようかなと思います。
初期設定
Gitのインストール
このあと何かと使います
sudo apt install git
GTKテーマのインストール
GNOMEのテーマは気分で変えることが多いのでいろいろ入っていると便利なのでこちらを参考に一括インストールします。(参考サイトはデザインが崩れていて記事が消えるのが不安なので少し丁寧に手順をこちらでも解説します。)
git clone https://github.com/tliron/install-gnome-themes ~/install-gnome-themes
Rubyが必要みたいなのでインストール
sudo apt install ruby
リポジトリのインストール
~/install-gnome-themes/install-gnome-themes
GNOME Tweakをインストールします
Tweaksとしてアプリケーションがインストールされるので検索して起動。すると外観タブからこんな感じで自由に変更できるようになります。
デザインをよりおしゃれにする
Ubuntuの使い勝手をできるだけMacに近づけるを参考にアイコンはPapirusを、アプリケーション外観にはMateria(旧Flat Plat)を使うことにしました。なんだかMacとは別の方向でとてもおしゃれになってしまいました(笑)
Papirusのインストール(アイコン)
sudo add-apt-repository ppa:papirus/papirus
sudo apt-get update
sudo apt-get install papirus-icon-theme
Materiaのインストール(アプリケーション外観)
sudo add-apt-repository ppa:dyatlov-igor/materia-theme
sudo apt update
sudo apt install materia-theme
Paperは途中で断念
Paperというテーマがかなり人気なようなんでインストールしていっていたんですが、paper-gtk-theme がインストールできませんでした。なくなっちゃったのかな。それで今回は上記のPapirusとMateriaを使うことにしました。
USキーボードでの日本語入力
Ubuntuインストール時にUSキーボードを設定すれば多分普通にキーボードは使えるし、Mozcもインストールされているので日本語入力は問題ない。ただし、入力ソースの切り替えに難がある。
こちらを参考にMozcの直接入力とひらがな入力を切り替えるようにすると良いようだが、私の環境ではうまく切り替えることができなかった(ひらがな入力から直接入力へ戻れない)ので、Super+Spaceで入力ソースを切り替え、Ctrl+Spaceでは再起動時にMozcのひらがな入力への変更だけ(初回にひらなが入力に変更すると次の再起動まで固定されるみたいなので)に使用することにした。
CapsLockをESCキーに割り当てる
Vim使いはESCキーがCapsLockの位置にあるとはかどります。keyboard layout - How to permanently switch Caps Lock and Esc - Ask Ubuntuに書いてあった方法が参考になりました。本当に助かりました。
まずdconf-toolsをインストールします。
sudo apt install dconf-tools
次にdconfとアプリケーションを検索してdconf設定を開いたらcaps:swapescape
とxkb-options
に入力します。このときシングルコーテーションを忘れないようにします。忘れると入力欄が赤くなり通知してくれます。
保存するとこんな感じになります。
LINEがしたい
Google Chromeの拡張機能で普通にできるようでした。
マウスホイールを逆にする
Macではマウスを上にコロコロするとコンテンツが下に移動します。WindowsやLinuxのデフォルトはマウスを上にコロコロするとコンテンツが上に移動すると思うんですが、Macと同じような操作感に揃えたいので変更します。なんと変更はOSの設定のナチュラルスクロールをONにすることで可能なようです。
MacからSSHで接続できるようにする
今回はMacはメイン機です。Ubuntuはサブ機として構築しています。そんな人はMacからUbuntuに接続して作業できるようにすると良いです。これにはSSHサーバーをインストールするだけでMacからssh user@pcname.local
として接続できるようになります。
sudo apt-get install openssh-server
複数の人間がアクセスするような社内ネットワークにデスクトップマシンを置く場合はパスワード認証をオフにして、鍵のみでの接続を許可するようにすると良いでしょう。これについては時間がある時に細かく追記します。
おわりの感想
思ったより使いやすいものができました。最近はGoogle Chromeでほとんどのことができるし、取引先も勤務先もGoogleクラウドを利用していることが増えてきたのでほぼ困らなくなってきました。画像処理や動画処理の時だけMacでいいかなって感じ。
ただLinuxはセキュリティソフトとかがないわけなので対外的な説明が難しい。セキュリティちゃんと入れてますよって言えば済むわけじゃないから。
課題
- TerminalでCtrl+Cで出力をコピーしたくなるが、Ctrl+Cは処理のキャンセルと被る。いろいろ試行錯誤してもどこかで妥協しなければいけなくなるので、いっそのこと諦めている。
- .vimrcなどについては後日追記予定
- vino-preferenceでリモート接続できるようにしようとしたがグレー画面になりできない。様々な方法を試したができなかったので、後日トライ。