STAP細胞問題を論じる際、公式の事実に即してそれを正しいという前提で論じる者と、その公式の事実に疑義を唱えて論じる者とがいて、議論が平行線になるということを以前書きました。
論文撤回、桂委員会報告、検証実験結果など(最近では日本の特許庁の拒絶査定)の公式の事実を以て、STAP細胞を否定し、小保方氏を批判するというのがよくみられる議論のパターンです。
ところが、こと、石川智久氏による告発対象であった「若山清香氏が作製した2本のES細胞」の件となると、そういったSTAP否定論者が、途端に、公式の事実に拠らず、憶測で議論しようとするというのは、不可解な話です。
小保方氏が日記で、県警の事情聴取の際に、若山清香氏を指すと思われる「エイプリルヒッポ」氏本人が、「盗まれた」と証言していた旨聞かされたという記述を巡り、それを否定しようとする怒濤のような憶測コメントが各所に書きこまれています。
「若山清香氏が作製し、盗まれたというのは、129/GFP ESのことではない」ということを、主張したいようですが、しかし、「石川智久氏が告発対象としたのは、若山清香氏が作製し盗まれたとされる129/GFP ESである」ということは、公式の事実から明白なことです。
整理のために、改めて公式の事実をまとめてみました。いずれも、既に各所で紹介されていることであり、当ブログでも繰り返し取り上げてきました。ですから、ご存知の方は飛ばしていただいて、後半のほうを読んでいただければと思います。
*******************************
■公式事実1―桂調査委員会の認定
①STAP細胞に混入したとするES細胞は3つで、①GOF-ES、②FES1(「129/GFP ESとほぼ同一」)と③129B6F1ES1であった。
②「FES1は、2005 年に当時の CDB 若山研メンバー によって樹立されたが、その後、研究に使わず、2010 年 3 月(CDB 若山研で STAP 研究 が始まる前)に転出した時に ES 細胞 FES1 の凍結保存試料を全部持ち出して CDB 若山研には残さなかったとされている。当時の CDB 若山研メンバーへの質問状と聞き取り 調査、および関係者の実験ノートの調査でも、当該メンバー以外に ES 細胞 FES1 を使用した者は見つからなかった。」
③「小保方研のフリーザーに残っていた「129/GFPES」 と書かれた試料については、小保方氏、若山氏をはじめ、CDB 若山研メンバーは全く知らないという回答であった。
(p14~15)
■公式事実2―石川智久氏の告発状①(2015年1月26日付)
①告発対象は小保方氏。
②告発内容
「自らの給与や運営費交付金名下に金員を騙取しようと企て、所属していた若山研から別のES細胞を無断で持ち出して、これを窃取し、ES細胞を混入させた細胞塊サンプルを若山チームリーダーに渡して実施させ、STAP細胞と称する万能細胞に関する捏造・改竄した論文を「Nature」に発表し、理研CDB・細胞裡プログラミング研究ユニットリーダーなどの地位を得て、約1500万円にのぼる給与を得たものである。」(津田哲也氏が2015年1月24日公開のYouTube動画NEWS RAGTAGより。一部記述を簡略化)
③告発内容についての石川氏の解説
<その1>
「じつは、小保方実験室のフリーザーからは、中国人留学生が作った核移植ES細胞のボックス以外にも、若山研究室の他のスタッフが作ったES細胞入りのチューブが複数見つかっている。これらのES細胞も、STAP細胞捏造のために使われていたことが明らかになっていますが、私はこれらの細胞が、いつ、誰が作ったのかも特定しています。そしてそれらが盗まれたと推測される時期は、小保方さんがSTAP細胞の実験を行っていた時期と全く矛盾しません」(『フライデー』2015年2月20日号。2月6日発売)
<その2>
石川氏は、松本道弘氏との対談(ノースチャンネル『TIMEを読む』0126号サムライ・トーク2015年2月5日配信) において、「小保方氏は若山研からES細胞を盗み、それをSTAP研究に用いた」と述べながら、「129/GFPES」の写真を示している(この写真は、小保方研保全試料のリストにある写真と同じものである(後述)。『小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会』2016年6月3日のブログにその写真が掲載されている。あるいは『日経サイエンス2015年3月号の40頁と53頁にも掲載されている)。
③結果
告発状は不受理。
●公式事実3―石川智久氏の告発状②(2015年5月14日付)
①告発対象は、「被告発人者不詳」。
②告発内容
「受理された告発状の内容は以下の通りだ。盗まれたのは、若山研究室が理研にあった当時の中国人研究、リ・チョン氏が作成、保管していたES細胞入りのチューブ78本と、若山清香研究員が作成した同チューブ2本の計80本。これらは、若山教授の山梨大への異動にともない、同大に移管する予定だった。・・・この80本のチューブは、2013年1~4月頃に若山研究室から消え、昨年4月、小保方実験室に設置されたフリーザーの中から、「紛失した当時とほぼ同じ状況」(理研スタッフ)で発見されている。」(『フライデー』2015年6月5日号。5月22日発売)
③結果
告発は受理された後、兵庫県警の捜査の結果、2016年5月18日付で神戸地検が不起訴処分(嫌疑不十分)。その際、「事件の発生自体が疑わしい事案であり、犯罪の嫌疑が不十分だった」と説明。
●公式事実4―情報公開請求で入手されたリスト、写真
①「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」2016年6月3日付け掲載の情報公開請求により入手した保全リストでの記載
「129/GFP ES 2本」(写真付き)
②DARA氏が情報公開請求で入手した「129/GFP ES」の写真
『DORAのブログ』(2016年12月25日付)掲載
****************************
■ 小保方氏が日記で、「エイプリルヒッポさんのもの2本」の写真として見せられ、それが「調査期間中、『持ち主不明のES細胞』と呼ばれていたES細胞チューブ」だというものは、「129/GFP ES」を指すことは、桂調査委報告における次の記述からも明らかです。
「小保方研のフリーザーに残っていた「129/GFPES」 と書かれた試料については、小保方氏、若山氏をはじめ、CDB 若山研メンバーは全く知らないという回答であった。」
また、石川氏は、告発ではあくまでES細胞混入に使われたものとして、若山清香氏作製の細胞2本を挙げています。そして、ノースチャンネル動画で示している画像は、情報公開請求で得られた画像と同じものであり、情報公開結果ではどのチューブがどの細胞かも特定されています(※)。その中で、混入に使われたとされているのは、「129/GFP ES」しかありません。そして、「129/GFPES」は2本であり、小保方氏のフリーザー保全リストにある通りの数です。
※上記のDORA氏ブログより。
「この写真には8~9本のチューブが並んでおり、右から順番に「HO9045」「129」「129ES」「129/GFP ES」「129/GFP ES」「P40 FLS-8」「P40 FLS-2」「P40 FLS-1」」
以上から、「石川氏が」、若山研関係者に取材して上で証拠を得たとして、若山清香氏作製であり、ES細胞混入に使われたものとして告発の中で盗まれたものとしたものは、「129/GFP ES」であることは確実でしょう。
■ あとは、実際に、「若山清香氏なり若山研関係者が」、石川氏に、「129/GFP ES2本は、若山清香氏作製になるものであり、盗まれたものだ」と本当に言ったのかどうか? ということですが、以下の当事者の直接証言からすれば、若山研関係者が石川氏に実際にそのように説明したものが、告発状の記載となった・・・と見るのが、自然な帰結です。
【証言1】石川氏のFacebook(2015年2月28日付)。
「代わりに若山研究室のスタッフから長時間にわたって詳細な説明と膨大な証拠を得ることができました。・・・自宅に戻ってすぐ刑事告発書の文章を改訂し、その後、飯田橋総合法務オフィスの小竹広光・司法書士と相談しながら刑事告発書の最終版を仕上げていきました。」
【証言2】 上田眞実氏(木星氏)の証言(2016年2月22日付)
「石川智久氏の取材をし「フライデー」に記事を書いた取材記者と直接面談し、取材資料を見せて頂きました。そこには情報提供者の名前の中に大日向博士の名前があり、記者は「若山清香夫人とメールのやり取りをしている」と言っていました。ですので「小保方晴子さんを窃盗で刑事告発する!」と騒いだ石川智久氏への情報提供者はこの二人である事は間違いない事です。該当記者はわたくしが今後の処遇を憂慮して送った私信をフェイスブックで晒しましたので、こちらも「取材源の秘匿」の仁義を切らせて頂きました。」
■ ただ、これは、若山清香氏なり若山研関係者なりが、直接証言したものではありません。しかし、県警の聴取に対して、「私が作製したものであり、盗まれたものです」と述べたのだとすれば、それは、上記の2人の証言を裏付けるものであり、インパクトとしては極めて大きなものがあります。
小保方氏が、県警の聴取において、本人の証言であることを確認したという証言により、石川氏の告発が、若山清香氏本人からの説明によるものであった可能性が更に高まったというわけです。小保方氏の証言は、一連の状況をフォローしてきた者にとっては、ごく合点がいくものであり、何の不自然さもありません。
そして、これによって、若山清香氏が、
① 桂調査委員会による聴取と、兵庫県警による聴取とで、異なる説明をしたこと
の説明責任が問われるのではないのか?(本来それ以前に、他人の刑事責
任を問う告発状に、自らが被害者だと記載されたことについて、その認否と根
拠とを明らかにする社会的責任がある。)
② 石川氏は、告発を前提に、その証拠集めのために若山研を訪問したのであ
り、そこで事実と異なる説明をしたのだとすれば、石川氏を道具とする間接正
犯による虚偽告訴罪の対象になり得るのではないか?(石川氏を最初に唆し
た理研の人間も同様)
ということは、以前の記事で書いた通りです。
■それは措くとしても、いずれにしても重要なことは、神戸地検が嫌疑不十分での不起訴処分とした際に、
「事件の発生自体が疑わしい事案である」
と述べたという公式の事実です。これにより、
① 留学生の李氏の核移植ES細胞78本、及び「129/GFP ES」2本が、小保方氏又は他の第三者によって盗まれたものだとする主張
② (仮に「129/GFP ES」2本が若山清香氏作製のものでなかったとしても)若山清香氏作製になるとされた細胞が、小保方氏又は他の第三者によって盗まれたものだとする主張
が、捜査の結果、公式に否定された、
ということが、もっとも大きなエポックメイキングなことでした。
一連のSTAP細胞事件では、NHKスペシャル前後からずっと、小保方氏がES細胞を盗んだという執拗な印象操作が陰に陽に行われてきました。
NHKや週刊誌等へのリークから始まり、NHKスペシャルでも留学生に語らせ、桂調査委員会報告でも、故意によるES細胞混入を強く匂わせ、理研は刑事告発の検討を一時は行い(それを記者会見で説明し)、それに続いて、石川氏による告発でした。そして、捜査過程でも、県警は本気だ、逮捕だ送検だ、と警察OBまで使って語らせ、終盤の小保方氏の事情聴取についても、いよいよXデーが近いかのようなエキサイト振りでした。
そのような本来あり得ない空気に冷水を浴びせ、一気に落着させたのが、神戸地検の発表だったわけです。
このように、石川氏が若山研で取材し証拠を集めたとして告発した「小保方氏又は誰がES細胞を盗んだ」という「容疑」は、公式の調査、事実によって、否定されたわけですから、桂報告書、検証実験結果等、公式の調査、事実なのだからそれらを受け入れるべきとする人々も、その捜査結果は受け容れるべきというのが筋でしょう。さもないと、ダブルスタンダードになってしまいます。
そして、そのような告発対象となった「事件の発生自体疑わしい」ということであれば、告発の材料を提供したとされる若山研関係者が、石川氏にどう説明し、何を提供したのか? またそれ以前に、理研関係者は、いかなる説明を石川氏にしたのか? といったことは自然発生的に生じる疑問だということも理解されて然るべきでしょう。
石川氏は、便利なコマとして使われた・・・というのが実態だと感じます。
そういう意味では、石川氏は被害者ともいえるわけで、いずれ構図を理解していただいて、何があったのかを語ってもらえる日が来ることを期待したいところです。
■ なお、小保方氏の日記の「エイプリルヒッポ」氏の件を巡って、これを否定しようとするいろいろなパターンのものが見られますが、QA風にコメントしておきます。
*********************************
Q 「若山清香氏が自分で作製した細胞を盗まれたと言ったとの確実な証拠はない。」
→A 録音テープ、警察の調書等、直接的証拠は確かにないが、石川氏が、若山研関係者から証拠を集めた上で、若山清香氏作製の細胞2件も含めて誰かが盗んだものとして他人の刑事責任を問う告発したことに対して、何も否定していないことは、認めたものと通常は受け止められる。
もともと若山研の試料等の管理者であり、告発状に被害者として記載された直接の当事者だったのだから、実際のところどうだったのかについて説明する責任がある。
Q 「若山清香氏が作製し、盗まれたものは、「129/GFP ES」ではない。」
Q 「石川氏が動画で指し示したものは、「129/GFP ES」ではない。全部を盗んだわけではないかもしれないが言っている。」
→A 石川氏は、あくまでES細胞の混入に使われたものとして、若山清香氏作製の細胞を挙げている。ノースチャンネル動画で小保方氏が盗んでSTAP研究に用いたものとして示している画像は、理研が情報公開した画像と同一であるが、その中で写っている8~9のサンプルの内、ES細胞の混入に使われたものとされたのは、「129/GFP ES」しかない。
もし、盗まれたものは、「129/GFP ES」ではないのだと主張するのであれば、どの試料を盗まれたと言っているのか、明確に説明する責任がある。小保方氏に刑事責任が問われている以上、被害があったという対象物とその根拠とを明確に示すのは当然の責任である。
なお、津田氏の動画で、「全部を盗んだわけではないかもしれない」と呟いているのは、フリーザーの全体の様子の画像を映しながらであるから、そう説明するのは当然のこと。
Q 「持ち主不明」とされた細胞は他にもあり、「129/GFP ES」だけでない。
→A ここで問題となっているのは、告発状において「若山清香氏が作製した」とされた2本である。警察の聴取において見せられたのは、証拠として提出したと思われるノースチャンネル動画で示した画像とみられるが、それは理研が情報公開した画像と同じである。石川氏は、ES細胞混入に使われたものを窃盗容疑の対象としているが、その画像の中でES細胞混入に使われたとされたのは、「129/GFP ES」しかない。
桂調査委報告書では、この「129/GFP ES」と書かれた試料については、「小保方氏、 若山氏をはじめ、CDB 若山研メンバーは全く知らないという回答であった。」とされ、一覧表でも、「由来不明」と記載されている。小保方氏の日記で書かれた「持ち主不明」との表現は、これらの桂報告書の記載を受けてのものであることは明らか。
|
この記事に
コメント(18)
>ところが、こと、石川智久氏による告発対象であった「若山清香氏が作製した2本のES細胞」の件となると、そういったSTAP否定論者が、途端に、公式の事実に拠らず、憶測で議論しようとするというのは、不可解な話です。
不可解ではありません。
石川氏はFBで
・「STAP研究に使われた以外のES細胞サンプル(約80本)について、刑事捜査が進んでいます。まさに、それが刑事告発の対象です。調査委員会の報告書には記述されていなかった重要な事実に焦点をあてて刑事告発したのです。」
・「受理された告発状(最終版)においては、窃盗のみに焦点を絞っており、ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽称したことは除外しています。」と述べられています。
つまり、石川氏の告発はあなたが述べられているような、「公式の事実」とは無関係であり、あなたが言う『「石川智久氏が告発対象としたのは、若山清香氏が作製し盗まれたとされる129/GFP ESである」ということは、公式の事実から明白なことです。』は全く無意味な憶測だと思います。
2018/3/4(日) 午前 2:17 [ tai***** ] 返信する
>石川氏はFBで
・「STAP研究に使われた以外のES細胞サンプル(約80本)について、刑事捜査が進んでいます。まさに、それが刑事告発の対象です。調査委員会の報告書には記述されていなかった重要な事実に焦点をあてて刑事告発したのです。」
・「受理された告発状(最終版)においては、窃盗のみに焦点を絞っており、ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽称したことは除外しています。」と述べられています。
ありがとうございます。よくわかりました。
ということは、管理人さんの下記のコメントは真っ赤な嘘ということですか?
>石川氏は、ES細胞混入に使われたものを窃盗容疑の対象としているが、その画像の中でES細胞混入に使われたとされたのは、「129/GFP ES」しかない。
2018/3/4(日) 午前 3:26 [ 一市民 ] 返信する
話を整理すると、tai氏が主張する事が成り立つなら若山夫人が作成し、盗難されたES細胞は4本あったという事になるね。しかしそのうち最初2本だけ告発状に入れ、それが受け付けられなかったから最初の2本を取り消し、別の2本を告発した事になる。これも不自然ですね。
私の推測では、FES1をstap 細胞にすり替えた人物と129GFP/ESを紛れ込ませた人物は別なんでしょうね。つまり別々の人物お互い知らずに行った隠蔽工作だったのでしょうね。蓋を開けてびっくりという状態だったのでしょう。
2018/3/4(日) 午前 7:38 [ ジミー ] 返信する
一市民さん
>ということは、管理人さんの下記のコメントは真っ赤な嘘ということですか?
>>石川氏は、ES細胞混入に使われたものを窃盗容疑の対象としているが、その画像の中でES細胞混入に使われたとされたのは、「129/GFP ES」しかない。
真っ赤な嘘、というよりも、私は確信犯だと思っています。
何故なら、tea*r*akt2氏は、石川氏のFBのコメント「STAP研究に使われた以外のES細胞サンプル(約80本)について、刑事捜査が進んでいます。まさに、それが刑事告発の対象です。調査委員会の報告書には記述されていなかった重要な事実に焦点をあてて刑事告発したのです。」を、自身のブログで紹介しています。
https://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17146867.html
石川氏の真意を分かってながら、何故、この様な事実を捻じ曲げた記事を書かれるのか、ご本人に説明していただきたいですね。
2018/3/4(日) 午前 8:03 [ tai***** ] 返信する
読解力の問題だな。
石川氏が「ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽証したこと」は除外してありますと述べていることを「ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽証したもの」を除外したと決めつけているから、tai氏は自分がおかしなことを言ってると理解できないのだね。
2018/3/4(日) 午前 8:32 [ kan*at*9 ] 返信する
>石川氏が「ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽証したこと」は除外してありますと述べていることを「ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽証したもの」を除外したと決めつけているから、tai氏は自分がおかしなことを言ってると理解できないのだね。
石川氏は「STAP研究に使われた以外のES細胞サンプル(約80本)について、刑事捜査が進んでいます。まさに、それが刑事告発の対象です。」と述べています。であるなら、「ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽証したものを除外した」と考えることは間違っていないと思いますが。
石川氏は129/GFP ESがSTAP研究の捏造に使われたと確信されているのですから。
2018/3/4(日) 午前 8:53 [ tai***** ] 返信する
80本なのに約80本となってますよ。
という事はstap研究に使われた以外のES細胞サンプルとは78本となるかもしれない。
警察とのやりとりでいろいろあったのが感じられますね。
2018/3/4(日) 午前 9:00 [ ジミー ] 返信する
念のため補足しておきますと、最初の告発状では、「告発事実」として多岐にわたることが書かれています。・・・「金員を騙取しようと企て」、「ES 細胞を窃取し」、 「ES 細胞を混入させた細胞塊サンプルを若山チームリーダーに渡して実施させ」、「STAP細胞と称する万能細胞に関する捏造・改竄した論文を「 Nature 」に発表し」、「研究ユニットリーダーなどの地位を得て」、「約 1500 万円にのぼる給与を得た」。
刑法のどの罪に当たるとしているのか、定かではありませんが、この告発事実からみると、窃盗罪と詐欺罪は少なくとも入っているのではないかと思われます。あるいは、理研が会見で例示した中にあった偽計業務妨害罪も含まれているかもしれません。しかし、これらのそれぞれの告発事実を、証拠を以て立証することなどできませんし、小保方氏の故意性の立証などそもそも困難ですから、不受理になって当然です。(続く)
2018/3/4(日) 午前 11:01 [ tea*r*akt2 ] 返信する
(続き)その後受理された告発状について、石川氏が、「窃盗のみに焦点を絞っており、ES細胞を混入させてSTAP細胞と偽称したことは除外しています」としているのは、この「告発事実」を「ES細胞を窃取し」(=窃盗罪)のみに絞ったということを述べているということです。
他方、石川氏が2月段階で説明している「中国人留学生が作った核移植ES細胞のボックス以外にも、若山研究室の他のスタッフが作ったES細胞入りのチューブが複数見つかっている。これらのES細胞も、STAP細胞捏造のために使われていたことが明らかになっています」という認識は、その後修正されていませんから、石川氏は、少なくとも若山清香氏が作製したES細胞が捏造のために使われたとの認識は変わっていないということになります。「告発事実をどう書くか?」(=「罪状をどう絞るか?」)という話と混同されるべきではありません。
2018/3/4(日) 午前 11:01 [ tea*r*akt2 ] 返信する
この問題の根幹は、小保方氏(を始めとする誰か)を盗人呼ばわりして犯罪人として指弾しようとしたことが、検察によって、「泥棒の事実など初めからあったとは思えない」として完全否定されたということにあります。そして、盗人呼ばわりした責任、それに加担した責任はどうなるのか? ということにあります。
小保方否定の人々は、この根幹部分は完全スルーし、「告発対象は129/GFP ESではないはずだ(それとは限らないはずだ)」とか、「石川氏は、混入・捏造まで告発対象にしていない」とか、(相対的には)枝葉の部分で論じ立てています。
不可解な限りです。
2018/3/4(日) 午前 11:02 [ tea*r*akt2 ] 返信する
> hidetarouさん
コメントの承認制は、次の諸々の考えもあって、今の時点では考えていません。ご理解お願いします。
� 物理的に、いちいちすべてのコメントをチェックして選別する時間的、精神的余裕がないこと。
� 問題のあるコメントや応酬も、今までは注意喚起すれば概ね収まり、投稿禁止も守られていること(別HNがあるかはわかりませんが)。
� 問題のあるコメントの中にも、時として、留意すべき情報、指摘、視点等がある場合があること。
� 議論するにもいろいろなパターンがあるということの材料にもなること。
ただ、今後、問題コメント等で埋め尽くされて、大事なコメントが埋没してしまうのではかないませんから、問題コメントはまとめて「倉庫」に納めてしまうことも検討するかもしれません。罵詈雑言の塊のようなコメントは削除もあり得ます。
いずれにしても、各位には節度を持ってお願いします。
2018/3/4(日) 午前 11:27 [ tea*r*akt2 ] 返信する
一つお伺いしたいのですが、あなたも擁護の皆さんも錦の御旗のようにしている「2016年5月18日付で神戸地検が不起訴処分(嫌疑不十分)。その際、「事件の発生自体が疑わしい事案であり、犯罪の嫌疑が不十分だった」ですが、これのどこが完全否定、になるのでしょうか? 嫌疑不十分、が完全否定、ですか? 嫌疑なし、なら分かりますがw
2018/3/4(日) 午後 0:50 [ STOP ] 返信する
根本さん
パートナーがタイミングが来れば
報告する予定だった、この事案に
関連する情報を一部ですが、
ネットが混乱している状況に鑑み
私にも伝えてなかった情報を
お伝えすべきと、判断されました。
それは、石川先生との会話内容です。
石川氏には、そもそも小保方さんが
ES細胞でSTAPを捏造したとの強い
確信がありました。その根拠は
最終的には
科学的解析結果である
理研桂調査委員会報告書、で確信され
ましたが、それまでは
遠藤論文
自己点検委員会報告書などによった
とのことです。
しかし、警察的権限がない故
捏造者を特定出来なかった限界の
理研の曖昧な幕引に義憤を抱き
自分がやらねば特定せねばという
正義感による純粋な告発動機によるもの
との人柄をパートナーは強く
感じたそうです。
ですから、当初の告発目的は
捏造事実の真相の特定でした。
2018/3/4(日) 午後 1:49 [ Ooboe ] 返信する
ooboeさま、
石川さんとの会話内容、の真偽はどのように担保されるのでしょうか?
まさか小保方教祖が日記やあの日でおっしゃっているから正しいんだ(パートナーが言ってるから正しいんだ)、というようなレベルでは当然ないんでしょうね。最低石川氏自らの正しいという会話録へのサインとか音声テープ(これだけだと100%正しいとは言えませんが)はあるのですね。
2018/3/4(日) 午後 2:31 [ STOP ] 返信する
以下
石川氏の証言内容は、「」にします。
証言内容に基ずきパートナーの
推理、考察は〈〉です。
石川氏は以上の告発動機から
2014年12月末
〈紹介されたのでしょう〉
「面識のない複数のCDB関係者に電話や
資料情報を入手」しました。
2015年1月
〈紹介されたのでしょう〉
「面識のない若山教授が山梨駅まで迎え に来られた」
山梨大学での取材では
「若山夫人からラベルの張り方で
自分のものと判った」と
答えています。
2018/3/4(日) 午後 2:40 [ Ooboe ] 返信する
〈張り方で判ったのなら、そのサンプル
について該当するのは
木星リストにある
斜め巻きサンプルの2本〉
小保方否定論者がさかんに根拠にしているサンプルのことです。
2018/3/4(日) 午後 2:47 [ Ooboe ] 返信する
このことは
小保方否定論者が喜ぶ情報ですね。
2018/3/4(日) 午後 2:51 [ Ooboe ] 返信する
129╱GFP.ESラベル容器は
告発対象ではないはずだ、
または、それだけではないはずだ。
または混入、捏造サンプルは
告発対象にしていない。
などなど、、、
所用で、続きは、今晩にいたします。
2018/3/4(日) 午後 3:02 [ Ooboe ] 返信する