米北東部で暴風雨 6人死亡、90万世帯で停電

2018.03.04 Sun posted at 12:50 JST

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(CNN) 米北東部が2日から3日にかけて暴風雨や大雪に見舞われ、少なくとも6人が死亡、90万世帯以上が停電している。

発達した低気圧が2日に「爆弾サイクロン」となって北東部一帯を襲った。3日には海上へ抜けたものの、バージニア州からマサチューセッツ州にかけての広い地域で停電が発生し、復旧作業には数日かかることが予想される。

マサチューセッツ州ボストンの港では2日、約4.5メートルの高潮が観測された。沿岸部の洪水警報は3日午後になっても続き、1500万人近くの住民が対象になっている。最大で1.2メートルの浸水被害が予想されるという。

ボストン近郊のクインシーでは民家の浸水や停電が相次ぎ、3日午前までに警察が250件以上の救助に出動した。住民の92%が停電に見舞われている町もある。

当局によると、倒木による死者が少なくとも5人報告されている。ニューヨーク州では11歳の少年が自宅を直撃した大木の下敷きになって死亡。バージニア州でも、トレーラーハウスで眠っていた6歳の少年が倒木で死亡した。

マサチューセッツ、メリーランド、バージニア各州の知事は非常事態宣言を出した。空の便はボストンなどの空港を中心に2日は3000便以上、3日も250便が欠航となった。

北東部は1月初めにも記録的な暴風雪に見舞われ、高潮などの被害が出ていた。

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