「留学生を採用」は「優秀な頭脳を買い叩く」と同義だと勘違いしている会社はその内潰れる
日本の労働力が減少するというのは
少子高齢化
であれば当然であって、
どこから労働力を得るか
と言えば、当然
海外から
ということになるのだが、
日本は外国人に魅力的な環境
だろうか。
日本人がアメリカで働くことを考えてみよう。
1. 日本より賃金は下がるが、待遇は良くなる
2. 日本より賃金は上がり、待遇も良くなる
3. 日本より賃金は下がり、待遇は悪くなる
あなたならどれがいいですか?
はっきり言って
2以外はお勧めできない
だろう。
ところが、これまで、日本の企業のしてきたことはといえば、3と同じこと、すなわち
母国より賃金は下がり、待遇も悪くなる
である。
twitterより。
@KazuSamejimaさんのtweetより。
博士課程の時に同じ研究室だったインドネシア人の学部生、新卒採用の際に「インドネシア人だから」という理由で、同じ教育を受けて、日本人よりも良い成績を収めてる人を、インドネシア工場の現地技術者と同じ処遇で雇おうとした大手日本電機メーカー、忘れない。
— さめじまかずゆき(偽名) (@KazuSamejima) 2017年11月21日
まあ、ほんと碌でもありませんね、日本の大手電機メーカ。
現地の学位持ち<日本の学位持ち
という評価なんだろうから、これでは
日本の博士号を安く買い叩こうとしている
ってわけで
日本の博士号が「人気の無い理由」は企業のこうした姿勢
にも現れている。
文科省におかれましては、このような
日本の博士号を持つ外国人留学生が「不当に安く買い叩かれている現状」の調査
をお願いしたいところですね。ええ、
日本の博士号の「国際評価」に直結
しますからね。
更にこんなひどい話も。こちらは
中国の有名理系大学卒業の優秀なエンジニア
が受けた仕打ちとその後。
@wtp2005apさんのtweetより。
辞めて起業して大正解。
今の中国なら、
力さえあれば、日本の100倍以上は稼げるチャンス
があるだろう。
かくして
かつては技術大国であった日本がどんどん凋落している理由
は、
海外の人材を「安い買い物」だとしか見てない
からで、それは要するに、
海外の人材は日本人より劣る
という間違った考え方、本を正せば
幕末の攘夷思想と余り変わってない
ってことですね。でもって
海外の優秀な人材を敬遠
するようなら、これは、超お笑いだけど
かつての「黄禍論」と変わらない
ってことになるんじゃないのか。自分が黄色いのは棚に上げて、ね。
| 固定リンク
コメント