神奈川県の藤沢市議会が、政党機関紙を市庁舎内で勧誘することを禁止する陳情を了承した。
神奈川県の藤沢市議会は総務常任委員会を開き、共産党機関紙「しんぶん赤旗」を含む政党機関紙の市庁舎内での購読勧誘・配達・集金を行わないよう求める陳情について、賛成多数で趣旨了承とした。
出典:「赤旗」など政党機関紙の庁舎内勧誘禁止 藤沢市議会が陳情を了承 – 産経ニュース
日本共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」が、市庁舎内で市職員らに向け勧誘され、付き合いとして購読するのは他の地域でも慣例となっている。この問題に対し、以前から福岡県行橋市の小坪慎也市議会議員が問題視していたが、陳情を不採択にする自治体が多い。過去に赤旗勧誘禁止にしたのは2014年の鎌倉市の例がある。
桜井よしこ講演を問題視した北九州市議会議員
先述の福岡県行橋市の小坪慎也市議会議員は平成26年9月30日付けで、北九州市議会に対し「地方自治体における政党機関紙「しんぶん赤旗」の勧誘・配付・販売についての自治体独自での実態調査及び是正について」という陳情を行っているが、不採択となっている。(第56号)
出典:陳情一覧 第1号~第94号まで : 日本共産党北九州市議団
一方で、この陳情を不採択とした北九州市議会の村上さとこ市議は、保守論客である櫻井よしこ氏の講演に教育委員会が関与することを問題視している。村上市議は小坪慎也市議の陳情時は現職ではなかったが、櫻井よしこ氏を問題視するなら、しんぶん赤旗の省庁内勧誘を“調査”することすら不採択にした市議会の姿勢についても問題視するべきだろう。
参考:北九州市議「櫻井よしこ氏の講演会に教育委員会が関わってる」過去の姜尚中、高橋源一郎、浜矩子はスルー
教育委員会が後援する北九州市民文化大学で櫻井よしこ氏の講演を行ったことが問題なら、特定の政党の機関紙が市庁舎内で勧誘・購読されている可能性に危機感を抱くべきだ。村上市議は、櫻井よしこ氏の講演について「改憲論者の講演は公務員の憲法尊重擁護義務に反する」と言い訳をしているが、憲法尊重擁護義務に基づいて櫻井よしこ氏の自由な発言について、行政が規制や選別を行ってはならないとは思えないのだろうか。
「憲法を遵守する」と「憲法を守る」では大違いだ。
また、最近ではこんな動きも・・・
これを問題視するなら、早急に赤旗も調査するべきではないか。
往々にして保守の言論が弾圧されることは正義とされ見逃されがちだが、今回の「しんぶん赤旗勧誘禁止」に対しては左翼はどう反応するのだろうか?
是非とも村上市議のご意見が伺いたいものだが、もう答えてはくれないのだろうと諦めている。
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