ムカデ人間1

 3人のケツと頭繋げて連結しただけの映画。ムカデにされた関西弁の893が四つん這いでハイター博士に一矢報いるところが良かったんだけど、その後何故か助かるってところで893は懺悔のち自決。謎すぎる。
 でも監督が一番描きたかったのって真ん中に連結された主人公の「うわああ。これどうすんねん!」ってオチくらいやけど、特に警察の介入もあったので数日もすりゃ助けが来る。それに手の届く範囲に893の持っていたガラス片があり、前後2人を切り取れるんじゃないかな。まぁ亡くなっているので。
 アベマTVでコメント見ながらだったけど、ビビるほどグロくもなかったな。さんざんグロいグロいとコメントあったからトイレ我慢して見てたのにw
 なんかシリーズ2と3もあるみたいだけど、もうちょっと初代頑張れよって気分。グロ向けなら、今なら特殊メイクでどうにか出来そう。精神的ブラクラ系だったらムカデ人間をもっとイジメ抜いてほしかった。博士はイジメ方がヌルイ。絶望系ならエンディング後からスタートしてほしいわ。
 とりあえず、映画スタート数分で出てきた野糞おやじがよく分からんけど、良いキャラだったのに何故殺したし。関西弁893も良かったけど、あの人日本語でしゃべるし、絶対博士の言葉とか理解してないぜ。逆に博士もお互い理解してない同士だったわけで、そこも勿体ない。
 まぁ結論としてはケツと頭繋げてスカトロしたくらいが見所か。博士の言い分だと実際は大腸から喉に管を繋げたわけだからスカトロにはならないんだけどね。飲み込む動作も出来ずに流れ込まないといけないんだから。そして後列からはスカトロ食だけになるので栄養が心配だな。作中だと最後尾が病死、しかも前列が便秘のため空腹による餓死かもしれない。ここも説得力が弱いね。
 最後にムカデ人間という映画はトラウマ級でも何でもない。素材としてもどう転がせば面白くなるのか分からないというw 女の子に食糞させたい人向けかな?ターゲット層がマニアックすぎだわ。

ムカデ人間2
 アベマTVにて視聴。裏でエヴァンゲリオンやってたので、ちょいちょい抜けあり。
 1はR15だったの対して、2はR18のモノクロ映像でした。血が出てる痛い系シーンや銃乱射シーンも多かったので納得。下痢便だけは茶色というとんでもなくいらない配慮付きw 監督のスカトロ性癖がよく分かります。
 正直1より見所ある作品ではあるけど、1より変態性の薄れた?内容だったかもしれない。むしろ2は変態性より破壊欲求や殺戮の中にムカデ人間というカテゴリーが埋没したようなイメージ。結局全部壊しちゃうしね。1のようなムカデ人間に対する施術者の興奮度が薄い感じがした。美学がないというか模倣犯なんてオリジナルのような崇高さはないに等しい。
 あと極め付けは1の関西893のような強烈なキャラクターが欲しかったかな。作中でもちょろっと出てたけど、そのちょろっとで全部持っていったよね。ギャグではあったけど、施術者に対して闘争したり、ムカデ人間にされても先立って諦めないとことか。
 意外と2より1のほうが好きかもしれない。2はわざわざムカデ人間にしなくても良かった内容だったから。ムカデ人間という特殊なフェチズム性を考えればね。

 そういえば、ムカデ人間見てて思い出したのがイシュタルちゃん。いわゆる奇形児で身体の下にもう一つ身体が連結している子。もう手術して切り離されていると聞くけど、親はイシュタルの化身としてそのままにしようとしてたとか。

 まぁそんなこんなでムカデ人間。別に見なくても人生に全く何の指標も与えてくれない作品でしたとさ。