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1659話
「ま、待ってくれ! 降伏する! 俺達じゃお前には勝てない! 取り調べにも素直に応じるし、俺達が貯め込んだお宝も渡す! だから、殺さないでくれ!」
そう叫び、武器を地面に放り捨てる盗賊。
そんな盗賊を見て、レイはどうしたものかと考える。
一戦もせず、姿を現したレイの姿を見た瞬間に、盗賊がそう叫んで降伏したのだ。
もしそのような真似をしたのが、盗賊の中の一人であればレイもまだ納得出来ただろう。
だが、今レイの前で降伏したのは、見るかrらに盗賊達の中でも立場のある男にしか見えない。
そのような人物がいきなり降伏……などという真似をすれば、レイでなくても呆気にとられるのは当然だろう。
(いや、こっちの隙を突く為の擬態か?)
そうも思ったが、武器を捨てて両手を挙げている状態では、隙を突くような真似は出来ないだろう。
自分を囮にしてどこか別の場所から弓か何かで狙っているのか? と思わないでもなかったが、気配を探った限りではそのようなことはない。
「あー……自分とまぁ、あっさりと降伏するんだな。もう少し抵抗すると思ってたんだけどな」
「あんた、盗賊喰いのレイだろ? 俺達があんたと戦っても、絶対に勝てない。なら、ここは降伏した方がいい。その方が、事情聴取の時に印象もいいしな」
「随分と潔いな。分かってるのか? お前達はこのままだと奴隷になる可能性が高いんだぞ? ましてや、判断の場合によっては処刑される可能性だって皆無って訳じゃない」
そう告げるレイの言葉に、盗賊は特に動揺もなく頷く。
「さっきも言ったが、あんたと戦って逃げ切れるとか、ましてや勝てるとは思っていねえ。であれば、俺達も面白くはねえが、降伏するのが一番賢い選択の筈だ。……で、俺達が貯め込んだお宝を渡したいんだが?」
「そうだな。だが、今の状況で俺がお前達のアジトに入っていけば、逃げる可能性があるだろう? それを考えると、そう簡単に信じる訳にはいかないな」
盗賊達のアジトは、当然のように洞窟なり、盗賊達が自分達で作った小屋であったり、場合によっては地面に穴を掘ってそこをアジトとしている盗賊もいる。
そのような場所に、現状でレイが入っていくような真似をすれば、当然のように盗賊達にとって逃げ出す絶好の好機だろう。
幾らレイが出て来た瞬間に降伏した盗賊達ではあっても、それこそ逃げるチャンスがあれば逃げようと考えるのは当然だった。
このままでは、運が良くても奴隷……下手をすれば処刑すら有り得るという、レイの言葉通りの結末を迎えるのだから。
であれば、この好機を逃すような真似はしないだろう。
「けど……それじゃあ、どうするんだ? 誰か来るまで、ここで大人しく待っているのか?」
「いや、違う。……まぁ、俺が誰だか分かっている以上、予想は出来てると思うんだけどな」
盗賊達が見て、一目でレイだと見抜いた原因のデスサイズを手にしたまま、口を開く。
「セト!」
レイの口から出たその言葉は、周囲の木々に吸い込まれるようにして消えていく。
そして、十数秒が経ち……
「うっ、うわぁっ!」
不意に木々の隙間から姿を現したセトに、盗賊の一人が悲鳴を上げる。
レイにセトという相棒がいるのは知っていたが、それでもまさかグリフォンを間近で見るようなことになるとは思っていなかったのだろう。
悲鳴を上げつつ、半ば本能敵に後退る。
そんな盗賊達を気にした様子もなくレイに近づいてきたセトは、いつものように喉を鳴らしてレイに顔を擦りつける。
「悪いな、急に呼び出して。……さて、俺はこれから盗賊達のアジトの家捜しをするから、セトはここで盗賊達を見張っていてくれ。盗賊達が逃げようとしたら、攻撃しても構わない。出来れば生きていた方が色々と便利だが、死んでもそこまで気にする必要はないしな」
そう告げたレイの言葉は、脅しでも何でもなく、限りない真実を口にしているという視線だった。
それに気が付いた盗賊達は、背筋に冷たいものを感じる。
迂闊な行動をすれば、本気で自分は死ぬと理解した為だ。
他の盗賊達もそれは同様で、動きを止める。
動きを止めた盗賊達をその場に残し、レイは盗賊のアジトに入っていく。
寝泊まりするような場所ではなく、奪った物資や金目の物を保管しておく場所だったらしく、広さはそこまでない。
当然捕らえられているような者もおらず、中にあった物の収納はそう時間を掛けずに終わる。
(そう言えば、馬車はどうなったんだ? 馬はいなかったけど、これだけの品をここまで人力で運んだのか? ましてや、これをどこかに流すにも、また運ぶ必要がある筈だ。そうなると……いや、ここで考えるより、聞いた方が早いか。ん? そう言えばあの外道共も馬車は持ってなかったな。いや、隠してたのか? 馬とかもどこかに? ……まぁ、いいか)
そう判断したレイは、さっさとアジトの外に出る。
そうして最初にレイに降伏してきた相手を探す……までもなく、先程と同じ場所にいたのを見て、近づいていく。
「おい。お前達がこれを売る時はどうやって運ぶつもりだった? 具体的には、馬車とかはどこにある?」
「いや、その……荷車はあるが、馬車はない」
少しだけ予想外の言葉に、レイは一瞬動きを止める。
「本当か? なら、売りに行く時はわざわざ荷車で運ぶのか?」
「そういうのは、裏の人間が買い取りに来てくれるんだ。この近辺にいる盗賊の多くは、そうやって奪ったお宝や物資を売り捌くのが普通だ」
「……へぇ」
再び出て来た予想外の言葉に、レイは短く呟く。
レイの予想では、盗賊達が自分で金になる物を売りに行っているというものだったのだが、まさか商人の方から来ているというのは、完全に予想外だった。
(まぁ、宝石とかは傷が付けば価値が下がる物も多い。なら、運搬を盗賊に任せるのは色々と不味いと考えて、商人が直接出向く……ってのは、考えられる話か)
裏の人間ではあっても、結局は商人だ。
本来なら高価な代物が盗賊達に運ばせた為に安物になるというのは、可能な限り避けたいと思って当然だろう。
「それで? その商人が次に来るのはいつだ?」
レイの認識では、盗賊から物を買い取る商人も盗賊とう認識なので、その商人も捕縛して持っている金や商品を奪っても構わないだろうという判断だったのだが……
「商人というのは、情報に鋭い。特に裏の人間だけに、その辺の感覚は表の商人よりも上だろう。俺達が捕まったというのはもう知られていると思うから、ここに来ることはないと思う」
「厄介な相手だな」
盗賊と商人、どっちを狩るのが楽なのかというのは、それこそ目の前の盗賊達が自分達自身の存在で示している。
そこまで考え、ふとレイは今の自分の考えが盗賊らしかったのではないかと思ったが……悪党なんだから別におかしくないかと、すぐに割り切る。
犯罪者と理解した上で取引をしているのだから、その商人も当然犯罪者だろうと。
「取りあえず話は分かった。なら、もうここに用件はないから、そろそろ行くぞ」
そう告げると、ミスティリングから出したロープで盗賊達の手を縛っていく。
数珠繋ぎにされた盗賊達は、もし誰かが逃げようとしても全員が一緒に逃げようとしなければ逃げることは出来ない。
(本来は足も縛った方がいいんだろうけど、森の中を移動する時に歩きにくいと移動に時間が掛かりすぎるしな)
そう思ったのは、レイのせめてもの慈悲……では当然なく、純粋に移動に時間が掛かるのが面倒だからでしかない。
盗賊にとっては、運が良かったと言えるのだろう。
もっとも、レイに見つかって捕まった時点でとても運が良いとは言えないのだが。
(それにしてもこいつら、偽装が上手かったな。セトがいなければ、完全に見逃していたぞ)
盗賊達を連行したまま、レイは周囲を見回しなら、そう思う。
五感という意味では、レイは普通の人間とは比べものにならない程に鋭い。
だが、そんなレイの五感……上空からセトに乗って森の中を見回して盗賊を探していた視覚であっても、この盗賊達を見つけるようなことは出来なかったのだ。
そんな盗賊達を見つけたのは、レイ以上に鋭い五感を持つセト。
視覚だけではなく、聴覚や嗅覚まで使って、この盗賊団を見つけた辺り、セトの持つ索敵能力は完全にレイの上をいっている。
元々レイよりも優れた五感を持っているのに加え、野宿をする時はいつもセトが見張りをしているのだ。
当然五感や第六感……果てには魔力を感じる能力までもが、より鋭敏になっていくのは当然だろう。
そんなセトのおかげもあり、こうして盗賊を捕らえたレイは、タラニアと揉めた場所に再び向かう。
森から出ると、既にそこには何人かの冒険者が集まってきており、盗賊や捕らえられていたのだろう者達、そして盗賊が貯め込んでいたお宝があった。
そこにいた冒険者達も、森から誰かが出て来た瞬間には盗賊の襲撃……もしくは、捕らえられた盗賊やその盗賊が貯め込んでいたお宝を奪いに来た別に盗賊かと警戒して構えるも、それがレイ達であると知ると安堵する。
自分達だけであれば、それこそ大勢の盗賊に襲われればどうしようもないのだが、そこにレイ達がいるとなれば、それこそ盗賊達がどれくらい襲ってきても容易にどうとでもなると、そう思ったからだ。
そんな理由から、その冒険者達を率いている男は、嬉しそうにレイに向かって手を振り、声を掛ける。
「よう、どうやらそっちも上手く盗賊を捕らえることが出来たみたいだな」
「ああ。偽装が上手くて見つけるのに手間取ったが、見つけることさえ出来ればあっさりと降伏してくれからな。寧ろ、ロープで縛ってここまで連れてくる方に時間が掛かった」
「レイやセトを相手に、戦おうなんて考える方が無謀だよ。にしても、じゃあ盗賊全部奴隷として売られるのか。人数も多いし、結構な稼ぎになりそうだな」
レイと話していた冒険者が、少しだけ羨ましそうにレイを……そして、レイの連れている盗賊達に視線を向ける。
レイが捕らえてきた盗賊達は、男の捕らえてきた盗賊達と顔見知りなのか、お互いに目と目で視線を合わせていた。
睨み合ったりするような真似はせず、トラブルになっていないのはレイ達に取っても扱いやすいという意味で運が良いと言えるだろう。
もしここで盗賊同士が争うようなことになれば、それこそ非常に面倒なことになっただろう。
「今回の仕事は、俺達にとっては結構楽だったし。……ただ、問題なのは盗賊達がどれだけいるのかってことだろうな。幾ら俺達が何度盗賊達を倒しても、元からかなりの数がいたのに対して、最近では更に増えてきているとなると、倒しても追いつかない可能性が高い」
「あー、それな。さっきの件を考えても、まだかなりの盗賊がこの辺に残ってるのは間違いないと思う。それに……タラニアだっけ? あの男の件もあるあから、サブルスタの方でも色々と問題が起きるのは確実だろ?」
その言葉は、間違いのない真実でもあった。
サブルスタの代官の直属の部下が盗賊と繋がっていたのだ。
当然上司の代官がそれを知らないということはないだろうし、もしそうであれば当然のように代官にも……そして代官を派遣した貴族にも捜査の手は伸びる筈だ。
普通であれば、中立派のダスカーが貴族派の貴族やその部下の代官を相手にどうにかするというのは難しい。
だが、今回はエレーナがレイ達と行動を共にしていた。
ましてや、貴族派を率いるケレベル公爵から、ギルムの増築工事の妨害はしないようにと指示されているのだ。
それを承知の上で今回のような行動を取ったのだから、その代償が高くなるのは確実だろう。
代官やタラニアがやっていたことを貴族が知らないという可能性もあるが、代官というのはあくまでも貴族の代理としてその街や村を治める者だ。
その代理の者が騒動を起こせば、当然ながらその責任は代官を指名した貴族にも存在する。
(任命責任だったか? 日本にいた時も、TVでかなりその言葉を聞いたけど)
日本にいた時は田舎暮らしの高校生だったレイは、政治の類には殆ど興味はなかった。
だが、ニュースになれば野党が任命責任、任命責任と、それこそ鬼の首を獲ったかのように叫んでいたことが印象に残っている。
だからこそ、この場合でもその言葉が思い浮かんだのだろう。
もっとも、レイにとって今回の件は、結局のところ貴族派の出来事でしかない。
中立派のダスカーとの間で色々とやり取りがあるのだろうというのは予想出来たが、自分がそれに関わるつもりも、そして必要もない以上、トラブルについては頑張って下さい、としか言えなかった。
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