筑波大は1日、女子学生にセクハラ行為をしたとして、60代の男性准教授を懲戒解雇処分にしたと発表した。

 処分は2月28日付。准教授の名前や所属などは、女子学生のプライバシー保護を理由に明らかにしていない。

 同大によると、准教授は昨年3月、学外での調査を終え、女子学生とともに准教授の別荘に宿泊。女子学生とは別々の部屋で就寝したが、女子学生の部屋に行き、体を触るなどしたという。

 同大が女子学生から相談を受け、調査していた。准教授は事実関係を認めているという。

 同大の永田恭介学長は「被害学生や関係者に心からおわびする。再発防止に向けた啓発活動を行うとともに、学生の修学環境や大学の社会的信頼の維持、向上に努める」とのコメントを出した。