有効求人倍率 最高を更新
ことし1月の県内の有効求人倍率は、前の月を0.03ポイント上回って1.67倍となり、過去最高を更新しました。
宮城労働局によりますと、ことし1月に県内で仕事を求めていた人が3万5407人だったのに対し、企業からの求人は5万9270人でした。
この結果、仕事を求めている人1人に対し、何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、季節による変動を除いて1.67倍となり、過去最高だった去年11月と12月を0.03ポイント上回りました。
新規の求人を業種別にみますと、医療・福祉が最も多く5550人、次いでサービス業で4197人、卸売業・小売業で2846人、などとなっています。
仕事の内容ごとに有効求人倍率を見ますと、保安の仕事が9.77倍、建設・採掘関連が4.19倍と人手不足に陥っている一方で、事務系の仕事は0.42倍と求人が少ない状況で、仕事の内容による偏りが目立ちます。
宮城労働局は、「景気の回復を背景に雇用情勢は改善傾向にあるが、求人倍率が低い業種もあるので引き続き改善に努めていきたい」と話していました。