宇宙世紀0079年、地球から最も遠くに位置するサイド3は「ジオン公国」を名乗り、地球連邦に宣戦を布告した。ジオン独立戦争――後に一年戦争と呼ばれる戦乱の幕開けであった。その戦禍は史上類を見ないほどであり、戦争が始まってからわずか一ヶ月で全人口の約半数が失われた。しかし、戦線は膠着状態と なったまま、約8ヶ月が経過した。
その間、地球連邦軍は戦局を打開するために、サイド7においてモビルスーツの開発を進めていた。しかし、それがジオン公国軍のシャア・アズナブルに察知され、彼が偵察に派遣したザクによって、サイド7は戦場と化してしまう。そうした中、民間人の少年アムロ・レイは避難途中に地球連邦軍のモビルスーツ――ガンダムに搭乗し、ジオン公国軍のザクを撃破する。その後、コロニーからの脱出を余儀なくされたアムロと他の民間人は地球連邦軍の新造艦ホワイトベースに乗り込み、連邦軍本部ジャブローを目指し、長い旅路に着くこととなった。
U.C.0079、スペース・コロニー群サイド3に興ったジオン公国が、地球圏全域を統治する地球連邦に独立戦争を仕掛けた。ジオン公国有利で始まった戦争が膠着状態に陥ってから11ヶ月後、地球連邦軍の「V作戦」を察知したジオン公国軍は、V作戦に関与する地球連邦軍艦艇ホワイトベースが入港したサイド7を攻撃。奇襲による混乱の中、民間の少年アムロ・レイは地球連邦軍のモビルスーツ「ガンダム」に偶然乗り込み、ジオン公国軍の「ザク」を撃破する。しかし戦闘で正規軍人のほとんどを失ったホワイトベースは訓練生と民間の少年少女に委ねられ、難民を乗せての出航を余儀なくされた。アムロもなし崩し的にガンダムのパイロットとなり、戦争に巻き込まれていった。
サイド7からの難民船となったホワイトベースは、なし崩し的に地球連邦軍の実戦力とされ、アジアを抜けて地球連邦軍の一大反攻作戦が展開されるヨーロッパへと向かった。その道中、アムロはパイロットとしての増長と挫折、淡い恋心を抱いたマチルダ中尉や兄的存在のリュウ・ホセイの死を通じて成長していく。一方、ガルマ・ザビ戦死の責を負って一度はジオン公国軍を去ったシャアは戦線に復帰していた。戦争が地球連邦軍優位に傾いたことで、ジオン公国軍が連邦軍参謀本部ジャブローに大規模攻勢をしかける中、アムロとシャア、運命のふたりは熾烈なモビルスーツ戦を展開する!
ジャブロー戦の結果、地球上における地球連邦軍の勝利は決定的になり、前線は宇宙に移行した。第13独立部隊として正式に地球連邦軍に組み込まれたホワイトベースも囮任務を担って宇宙に上がり、中立コロニー群のサイド6に入った。そこでアムロは運命の女性ララァ・スンと出会い、ニュータイプ的交感を果たす。だが、ララァはシャアが指揮するジオン公国軍ニュータイプ部隊のパイロットであり、結果的にアムロは戦闘でララァを殺してしまう。そんなアムロの悲嘆をよそに、主戦場はジオン公国軍の宇宙要塞ア・バオア・クーへと移っていく。そしてララァを失ったアムロとシャアは、ア・バオア・クーを舞台に一年戦争最後の死闘を繰り広げるが…。
宇宙世紀0087年、ティターンズとエゥーゴの抗争は激化の一途を辿っていた。地球圏の治安維持を名目にスペースノイドへの弾圧を行うティターンズに対し、数で劣るエゥーゴはゲリラ活動で対抗。建造中のコロニー、グリーン・ノア2にティターンズが基地を建設しMS開発を行っているという情報を得たエゥー ゴは、クワトロ・バジーナを偵察に向かわせた。そこで彼はティターンズの基地と黒いガンダムを目撃した。
同じ頃、サイド7のもうひとつのコロニー、グリーン・ノア1に住む少年カミーユ・ビダンはティターンズと諍いを起こしたため、取調べを受けていた。しかし、そこへ飛行試験中であったガンダムMk-IIの墜落事故が発生。取調官への私怨からカミーユはガンダムMk-IIを強奪し、エゥーゴに参加することとなる。この事件を契機にティターンズとエゥーゴは本格的な軍事行動を開始する。さらに、アステロイド・ベルトのジオン公国残党アクシズの活動も確認されていた。一年戦争終結から7年、地球圏は再び戦乱の時代に突入しようとしていた。
地球連邦軍内の内戦とも呼ばれるグリプス戦役はティターンズの壊滅によって終結した。しかし、勝利したエゥーゴも戦力の大半を失っており、地球圏は混沌とした状態が続いていた。この機に乗じ、グリプス戦役に参加しながらも損害が軽微であったアクシズは「ネオ・ジオン」を宣言、温存していた戦力を投入し地球圏の制圧に乗り出した。宇宙世紀0088年のことであった。
ネオ・ジオンが活発な動きを見せる中、戦闘でダメージを追ったアーガマはサイド1のコロニー、シャングリラに寄港していた。コロニーに住む少年、ジュドー・アーシタはジャンク屋の仲間と共にアーガマからMSなどを盗み出すことを計画する。
時を同じくしてシャングリラにネオ・ジオンの艦艇が来訪、アーガマと戦端を開くこととなった。戦いに巻き込まれたジュドーは妹のリィナの説得もあってアーガマへ協力することを承諾、4人の仲間もそれに同調する。こうして、ジュドーたちを乗せたアーガマはシャングリラを脱出し、新たな戦いへと赴くのだった。
宇宙世紀0093年、ネオ・ジオンの再興を宣言したシャア・アズナブルは地球連邦政府に反旗を翻し、腐敗した人類を地球から締め出すために「地球寒冷化作戦」を実行に移した。アムロ・レイやブライト・ノアを中心とする地球連邦軍外郭部隊ロンド・ベルは、ネオ・ジオンの作戦を阻止しようと奮戦するも、チベット・ラサへの5thルナ落下を許してしまう。5thルナ落としが作戦の全容ではないと直感したアムロはνガンダムを実戦に投入し、シャアは地球連邦政府との偽りの和平交渉でアクシズを手に入れる。一方、宇宙に上がったハサウェイ・ノアは、その途中で出会ったクェス・パラヤに心惹かれていくが、彼女はシャアに感化されネオ・ジオンへと身を投じる。それぞれの因縁や思いを巻き込みながら、事態はアクシズを巡る攻防へと向かっていく。そして、地球へと落下しつつあるアクシズを舞台として、アムロとシャアの最後の戦いが始まるのだった。
『ガンダム』シリーズに登場するキャラクターやモビルスーツを、約2頭身にディフォルメしたシリーズ、それが『SDガンダム』だ。本来、人格のないモビルスーツやモビルアーマーも擬人化して人格を持たせ、人物キャラクターと同様に扱うことで、本家『ガンダム』にもなかった新たな魅力も生み出している。『ガンダム』シリーズをパロディ化したギャグ作品から、『SDガンダム』独自の世界観を持つシリアスな作品まで、その作品の幅は広くバラエティーも豊富だぞ。
一年戦争が終局に向かいつつあった宇宙世紀0079年12月、地球連邦軍は新型ガンダム「アレックス」の開発を進めていた。その情報を掴んだジオン公国軍は、特務部隊サイクロプス隊を連邦軍北極基地に向かわせて奪取を試みるが、作戦は失敗し、アレックスは宇宙へと打ち上げられた。向かった先は戦争の中で安寧を享受する中立のサイド6、リボー・コロニーだった。そこに暮らす少年アルフレッド・イズルハ(アル)は、偶然からアレックスを写真に収め、さらにコロニー襲撃に参加した公国軍の新兵バーナード・ワイズマン(バーニィ)と出会う。一方、アレックスの情報を持ち帰ったバーニィはサイクロプス隊に配属され、アレックス奪取作戦「ルビコン作戦」に参加することになる。アルとバーニィ、そしてアレックスのパイロットを務めるアルの幼馴染、クリスチーナ・マッケンジー――リボーの平穏の中で心を通わせていく3人とは別に、ルビコン作戦は進行していくのだった。
『ガンダム』シリーズに登場するキャラクターやモビルスーツを、約2頭身にディフォルメしたシリーズ、それが『SDガンダム』だ。本来、人格のないモビルスーツやモビルアーマーも擬人化して人格を持たせ、人物キャラクターと同様に扱うことで、本家『ガンダム』にもなかった新たな魅力も生み出している。『ガンダム』シリーズをパロディ化したギャグ作品から、『SDガンダム』独自の世界観を持つシリアスな作品まで、その作品の幅は広くバラエティーも豊富だぞ。
宇宙世紀0123年、クロスボーン・バンガードの襲撃によって、新興コロニー群フロンティア・サイドの平穏は突如として破られた。そのサイドに属するフロンティアIVに暮らすシーブック・アノーは、妹のリィズや仲間たちとともにコロニーからの脱出を試みる。しかしその最中、仲間のひとりであるセシリー・フェアチャイルドがクロスボーン・バンガードに連れ去られてしまう。彼女は自分がこの争乱を引き起こしたロナ家の血縁ベラ・ロナであることを知り、苦悩する。一方、フロンティアIにたどり着いたシーブックたちは、地球連邦軍の練習艦スペースアークに身を寄せていた。そして、シーブックは母が関わった新型モビルスーツ、F91のパイロットとなり、戦いに身を投じていく。一方、セシリーもベラとして歩むほかはないと、戦う決意を固める。だが、それぞれの葛藤と戦いの裏では、クロスボーン・バンガードを率いる鉄仮面の恐るべき計画が進行しつつあった…。
未だに一年戦争の傷跡が残る宇宙世紀0083年、核弾頭装備のガンダム試作2号機がジオン公国軍残党に強奪される事件が起こる。地球連邦軍テストパイ ロットのコウ・ウラキは、ガンダム試作1号機のパイロットとなり、試作2号機を奪ったアナベル・ガトーと事件を画策したデラーズ・フリートを追う戦いに身を投じることになる。その中でコウは、アナハイム・エレクトロニクス社のシステムエンジニア、ニナ・パープルトンと惹かれ合い、さらに挫折や葛藤を乗り越えることで、パイロットの才能を開花させると同時に人間としても成長していく。だが、コウたちの奮戦も空しく、デラーズ・フリートは試作2号機で地球連邦軍の観艦式を襲撃し、それを陽動とした地球へのコロニー落とし――「星の屑作戦」を敢行する。信念と欺瞞、そして策謀が入り乱れる状況の中、ガンダム試作3号機という武器を手にしたコウたちは、コロニー落としを阻止する戦いに挑むのだった。
ニナ・パープルトンはデラーズ紛争の渦中に身を置き、その一部始終を目撃してきた。彼女が思い起こすのは、ガンダム試作2号機の強奪に端を発する争乱、そして己の信じるものに命を懸けた男たちの姿であった――。デラーズ紛争はオーストラリアの大地に始まり、激しさを増しつつ宇宙に舞台を移していった。そして、常にその中心にあったのは、コウ・ウラキとアナベル・ガトーの因縁だった。ガトーに味わわされた屈辱を糧に成長を重ね、宿敵を追うコウと、ジオン公国再興の大義にすべてを捧げ、デラーズ・フリートの中核を担うガトー。ふたりの戦いは試作2号機の観艦式襲撃で急転を迎え、後に続くコロニー落とし作戦の中で加速していく。全貌を現したデラーズ・フリートの「星の屑作戦」に揺れる地球軌道上で、コウの意地とガトーの信念が激突する。宇宙世紀0083年、ニナはその戦いを見届け、歴史の証人となったのである…。
宇宙世紀0153年、地球のポイント・カサレリアに暮らす少年ウッソ・エヴィンは、ザンスカール帝国軍のべスパとリガ・ミリティアの戦闘に巻き込まれる。その戦いでべスパのクロノクル・アシャーが乗るMSを強奪したウッソは、成り行きからリガ・ミリティアのパイロットとなり、大人たちが作り出した戦争に呑み込まれていく。そして、ウッソの幼馴染の少女シャクティ・カリンは、戦いの中で自分がザンスカール帝国の女王の娘であることを知って思い悩む。しかし、ウッソたちの苦悩をよそに戦争は激化し、多くの命が失われていく。戦争の不条理に憤りながらもVガンダムを駆って戦うウッソと、女王の娘として自分が進むべき道を探そうとするシャクティ。ふたりはやがてリガ・ミリティアとザンスカール帝国軍の争いの中心に足を踏み入れていき、戦局に影響を与えるほどの存在となっていくのだった…。
人類の大多数が宇宙に進出した未来世紀(F.C.)、コロニー国家の主導権を決定する代理戦争として「ガンダムファイト」が開催されていた。地球をリングに見立てたこの戦いは、搭乗者の格闘能力を反映する機動兵器MF(モビルファイター)が対決するルールを採用。1年間に渡り、世界の主導権を巡って熱い戦いが繰り広げられたのである。
F.C.60、第13回「ガンダムファイト」の戦いの火蓋が切って落とされた。コロニー格闘技大会の覇者で、ネオジャパン代表のドモン・カッシュは、幼馴染のレイン・ミカムラと共に大会に参加するために地球へと降下。彼の真の目的はネオジャパンの勝利ではなく、地球に降下したまま行方不明となっている兄を探すことであった。情報を得るためにドモンは、各国を代表するガンダムファイターたちと拳を交える!
「ガンダムファイト! レディーゴー!!」
人類が宇宙へと進出し、スペース・コロニーで新たな生活を営み始めたアフター・コロニー(A.C.)。地球で勢力を保持する地球圏統一連合は、独立や自治権を訴えるコロニー国家群との対立を強めていた。連合は武力によってコロニー国家群を抑えていたが、A.C.195、L1からL5の各コロニーから、突如として5機のガンダムが降下、連合の軍事組織OZ(オズ)の基地を急襲する。「オペレーション・メテオ」と呼ばれるこの作戦を実行したのは、ヒイロ・ユイなど、まだ幼い5人の少年であった。
彼らの行動は連合やOZをはじめ、多くのコロニー国家群にも衝撃を与える一方で、その存在を利用しようとする天才的指導者トレーズ・クシュリナーダや、仮面のMSパイロット、ゼクス・マーキスらが台頭する。さらに、完全平和を実現しようとする小国の姫リリーナ・ピースクラフトも支持者を集め、やがて世界を揺るがす大きな事態へと発展する――。
旧地球連邦軍と宇宙革命軍の間で第7次宇宙戦争が勃発。実行された「コロニー落とし」によって、地球に住む全人口の95%が死亡し、その環境にも壊滅的な被害が出た。この戦争を境に時代はA.W.(アフター・ウォー)へと移行する。それから15年後のA.W.0015。未だ多くの傷痕を残しながらも地球環境は安定期へと移行し、わずかに 生き延びた人々は、街の復興を目指してそれぞれの営みを充実させようとしていた。
A.W.元年に生まれた戦災孤児、ガロード・ランは、MSやその武装を売買するジャンク屋として生計を立てていた。彼は謎の紳士から、陸上戦艦を拠点とするジャンク屋組織「バルチャー」に連行された少女、ティファの奪還を依頼される。ガロードはバルチャー艦フリーデンに潜入し、ティファと遭遇。彼女に一目惚れしたガロードは、謎の紳士に身柄を引き渡さず、ティファを連れて逃走する。そして辿り着いた旧連邦の基地で、MS「ガンダムX」を発見したのだった。
宇宙世紀0079年、若き地球連邦軍士官シロー・アマダは、激戦が続く極東戦線に赴任する途中で戦闘に遭遇し、ジオン公国軍の女性パイロット――アイナ・サハリンと出会う。ふたりは惹かれ合いながらも別れ、シローはコジマ大隊第08MS小隊の隊長として、アイナは兄ギニアスを助けるために、それぞれ戦地に赴く。だが、運命は再びふたりを引き合わせることになる。過酷な実戦を経て成長していったシローは、ジオン公国軍の秘密兵器開発計画「アプサラス計画」を掴む。だがそれは、アプサラスのテストパイロットを務めるアイナと、敵味方として再会するという悲劇へと繋がっていく。お互いの愛を確かめ合い、戦争の中でそれぞれの理想を追い求めるふたり。しかし、地球連邦軍とジオン公国軍は「アプサラス計画」を巡って激突の時を迎え、シローとアイナもその戦場で決断を迫られることになる…。
コロニー国家群と地球を巻き込んで行われた大規模な戦乱が終結し、新たにコロニーと地球勢力を集約した地球圏統一国家が設立されたA.C.(アフター・コロニー)196。統一国家は非武装・非暴力思想による和平実現を目指していたが、戦乱終結からちょうど一年が経ったA.C.196のクリスマス・イヴ、外交官として活躍していたリリーナ・ピースクラフトがX18999コロニーで拉致されてしまう。リリーナを拉致したのは、トレーズの娘を名乗るマリーメイア・クシュリナーダをリーダーとする反乱軍であった。マリーメイアは統一国家に対して蜂起を宣言し、MS・サーペントと資源衛MO-IIIを使った「オペレーション・メテオ」を実行に移す。これに対し、統一国家の諜報機関プリベンターと、ヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェルら、前大戦で戦乱の終結に貢献したガンダムのパイロットたちが再び立ち上がる――。
宇宙世紀0079――。
ジオン軍の秘密兵器アプサラスと接触した8小隊は善戦するも捕獲に失敗。シローは飛び去るアプサラスと応戦中、消息を絶つ…。無事帰還したシローだったが、その間の行動を不信に思った軍は、情報部の女性士官アリス・ミラーに調査を指示。ミラーの巧妙な質問に敵であるアイナへの想いをシローは語り始め、遂には審問会にかけられる。上層部に対し「敵でも分かり合える人間はいる」と主張するが、「君は敵を撃つことができるか?」との高官の問いには答えることができなかった。
その答えを見出すべくシローは、仲間であるゲリラの村に潜入した敵との戦いに出撃する…。
コロニー国家群と地球を巻き込んで行われた大規模な戦乱が終結し、新たにコロニーと地球勢力を集約した地球圏統一国家が設立されたA.C.(アフター・コロニー)196。統一国家は非武装・非暴力思想による和平実現を目指していたが、戦乱終結からちょうど一年が経ったA.C.196のクリスマス・イヴ、外交官として活躍していたリリーナ・ピースクラフトがX18999コロニーで拉致されてしまう。リリーナを拉致したのは、トレーズの娘を名乗るマリーメイア・クシュリナーダをリーダーとする反乱軍であった。マリーメイアは統一国家に対して蜂起を宣言し、MS・サーペントと資源衛MO-IIIを使った「オペレーション・メテオ」を実行に移す。これに対し、統一国家の諜報機関プリベンターと、ヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェルら、前大戦で戦乱の終結に貢献したガンダムのパイロットたちが再び立ち上がる――。
正暦2345年、夏至の夜。2年前、月の民・ムーンレィスが発動した「地球帰還計画」の一環として北アメリア大陸に降下したロラン・セアッ クは、地球での生活に馴染み、その地方で開かれる成人の儀式に参加していた。だが式典の最中、この時代の地球文明では考えられない大型の機動兵器を持つ集団が、北アメリア大陸に降下する。地球への入植を目指してやってきた、月の軍隊「ディアナ・カウンター」であった。
彼らと北アメリア大陸イングレッサ領の軍隊「イングレッサ・ミリシャ」は戦闘状態となり、その混乱でビシニティの遺跡「ホワイトドール」が破壊される。しかしその内部から、白い機械人形・∀(ターンエー)ガンダムが出現。現場に遭遇したロランは咄嗟に∀ガンダムに搭乗、ディアナ・カウンターを後退させる。その後も彼は∀ガンダムのパイロットとして地球側に立ち、強引な入植を進める月側と、彼らの入植を認めない地球側を和解させるため奔走する――。
舞台は宇宙世紀0079。地球に向かう途中、連邦軍のジムとジオンのザクの戦闘に出くわした青年士官シロー・アマダ。無謀にもボールで出撃するが、ザクもろとも爆発する。直前に脱出したシローとザクのパイロットは、漂流する戦艦に流れ込む。廃虚の中で、二人は・・・?
「人が人らしく生きること」を理想とするシロー。純粋な心を持つ彼の行動は、08小隊の仲間や、敵であるジオンの兵士アイナの心を動かしていく。いつ果てるともわからない激しい戦闘の中で、彼らは何を見い出すのか…!?
3DCGとアニメで体験するMS映像の究極のスタイル!すべてが「ガンダム」のオフィシャル・アナザーストーリー!
核兵器を使った世界大戦が終結し、宇宙時代の幕開けとなったコズミック・イラ(C.E.)。飛躍的に科学が発達する一方で、遺伝子操作が施された人類「コーディネイター」と、遺伝子操作を受けていない人類「ナチュラル」との対立が激化。コーディネイターはコロニー群「プラント」を、ナチュラルは地球を拠点とし、両者間の緊張状態が続いていた。
C.E.70、プラントへの核攻撃「血のバレンタイン」事件を機に、プラントの軍事組織ザフトと地球連合軍は本格的な戦争に突入する。戦線が膠着する中、中立国であるオーブ連合首長国の資源衛星・ヘリオポリスをザフトが急襲し、工業カレッジに通う学生キラ・ヤマトは戦闘に巻き込まれてしまう。避難しようとする彼の目に飛び込んだのは、地球軍が開発したMS(モビルスーツ)と、ザフトの戦闘服に身を包んだ幼馴染、アスラン・ザ ラの姿であった。アスランとの再会に動揺するキラ。だが、キラは学生仲間を助けるため、コーディネイターでありながら連合製MS・ストライクガンダムに搭乗する――。
正暦2345年、北アメリア大陸のイングレッサ領に、月に住むムーンレィスが降下した。かつて地球の文明破壊から生き延びたムーンレィスは、女王ディアナ・ソレルが悲願とする地球への入植を目指しイングレッサ領と交渉を開始するも、文化や価値観が大きく異なる両勢力は対立。各地で断続的に戦闘が起きる状態となった。この状況を打開しようとしたのは、先遣隊として2年前にイングレッサ領に降下し、地球民と友好な関係を築いていたムーンレィスのロラン・セアックであった。ロランはムーンレィス降下時に偶然乗り込んだ機械人形、∀ガンダムを使って両者の対立を解消しようと奔走する――。
地球民とムーンレィスの対立は、徐々にその規模を拡大させていた。地球側の軍隊ミリシャは、根本的な解決を図るために、マウンテンサイクルから発掘した宇宙船ウィルゲムを使い、ムーンレィスの本拠地である月に辿り着く。月では、地球に降下したディアナの不在を利用して、執政部のアグリッパ・メンテナーと、武門を司るギム・ギンガナムが主導権を握ろうと画策していた。∀ガンダムの兄弟機、ターンXを入手したギンガナム艦隊が地球への侵攻を開始すると、地球の戦火はさらに拡大。これを知ったディアナは、封印されたかつての歴史「黒歴史」の解放を決意する。
C.E.73、世界を破滅寸前まで導いた第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の終結から約2年が過ぎた。地球連合とプラントの間には休戦条約「ユニウス条約」が締結されたものの、各所で小規模な戦闘が発生しており、両者の緊張は未だに続いていたのである。
同暦10月2日、両者の関係を改善するために、中立国のオーブ連合首長国首長カガリ・ユラ・アスハは、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの非公式会談を実現させる。だが、会談のために訪れた軍事プラント「アーモリーワン」を地球軍の特殊部隊が襲撃、ザフトが開発していた3機の新型MSを奪われてしまう。ザフトの新鋭艦ミネルバは、シン・アスカが搭乗するインパルスガンダムを中心として特殊部隊を追撃し、激しいMS戦闘を行う。時を同じくして、「ユニウスセブン」が地球への落下軌道に入るという未曾有の事態も発生し、再びその戦火は広がっていく――。
未来都市ネオトピア――そこは、人間とロボットが助け合いながら共存し、平和に暮らす理想郷であった。だが突如として、全宇宙の支配を目的とした組織 「ダークアクシズ」が、次元を超えてネオトピアに侵攻、人や動物を石に変え、ロボットたちを奪取しようとする。彼らの侵攻を、かつてダークアクシズの襲撃を受けた別世界「ラクロア」の使者・翼の騎士ゼロから知らされていたネオトピアの上層部は、秘密裏に設立した自衛組織「S.D.G.(スーパーディメンショナルガード)」による反撃を開始。キャプテンガンダムをリーダーとした特殊部隊「ガンダムフォース」を筆頭に、戦闘用ロボット、モビルディフェンダーを出撃させた。ガンダムフォースには、ゼロをはじめ、同じくダークアクシズから侵攻を受けつつある別世界「天宮(アーク)」から来た武者頑駄無の爆熱丸、さらにネオトピアの住人シュウトらが参加し、次々と現れるダークアクシズの侵攻部隊と激戦を繰り広げる!
ジオン独立戦争開戦直前、ジオン公国軍は試作兵器の試験と評価を行う技術試験隊を編成する。その中のひとつ第603技術試験隊に配属されたオリヴァー・マイ技術中尉は、技術本部長アルベルト・シャハトの命令により、試作兵器の評価試験を行うこととなる。
試験支援艦ヨーツンヘイムに乗艦したマイは、ルウム宙域で試作艦隊決戦砲「ヨルムンガンド」の、北米アリゾナの砂漠で試作モビルタンク「ヒルドルブ」の、地球軌道上でモビルスーツ「ヅダ」の評価試験を行う。戦争の長期化に伴い試作兵器をも戦力化せざるを得ない状況や、ジオン公国内部の政治闘争に疑問を抱きながらも、マイは自らの職務を果たそうとする。そして、その中で彼は試作兵器だけではなく、それに関わり兵器に自身を投影するパイロットたちの姿を目の当たりにするのだった…。
一年戦争終結から7年以上が過ぎたU.C.0087、旧ジオン公国軍残党の掃討を名目に設立された地球連邦軍特務部隊「ティターンズ」が勢力を拡大し、スペースノイドへの弾圧を強めていた。地球連邦政府がティターンズの活動を黙認する中、事態を憂慮した人々が結成した反地球連邦政府組織「エゥーゴ」は、新型艦アーガマを中心とする部隊をティターンズの宇宙基地サイド7「グリーン・オアシス」に投入、クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)率いるMS部隊がティターンズの新型MSの奪取に動いたことで戦闘が発生してしまう。この際、ティターンズの士官とイザコザを起こして拘束されていた民間の少年カミーユ・ビダンは、エゥーゴに協力してガンダムMk-Ⅱを強奪。結果、エゥーゴとティターンズの軍事衝突は不可避となり、新たな宇宙戦争の火蓋が切られた。
U.C.0087、エゥーゴとティターンズの軍事衝突は地球連邦軍の内戦として拡大しつつあった。ジャブロー戦後、シャアの勧めで地球に残ったカミーユはカラバと共に転戦した先のホンコンで、フォウ・ムラサメと出会い恋に落ちる。フォウは地球連邦軍のニュータイプ研究所で調整された強化人間であったが、戦闘の末、自らの命と引き換えにカミーユを宇宙へ帰還させた。その頃、ティターンズの攻勢や合法的な権限拡大によって劣勢に追い込まれたエゥーゴは、地球圏に帰還した旧ジオン公国軍残党「アクシズ」と同盟すべく接触を目指す。しかし、ティターンズに参加しながらも独自の思惑で動く“木星帰りの男”パプテマス・シロッコもアクシズとの接触を目論み、事態は混乱していく。
エゥーゴとティターンズの軍事衝突が長期化する中、ティターンズはコロニー基地「グリプス2」をコロニー・レーザーに改造し、エゥーゴの本拠地・月面都市グラナダを狙撃する作戦に出た。事態を憂慮したエゥーゴは、一度は同盟に失敗したアクシズへ再接触して共闘し、ティターンズの宇宙要塞「ゼダンの門」の破壊、グリプス2の確保に成功する。だが、ティターンズとアクシズの交渉決裂とジャミトフの死を契機として、戦局はグリプス2をめぐる三つ巴の決戦へ移行した。この激戦の中で幾多の命が消えていき、シャアすらもハマーンとの戦闘で行方不明になってしまう。そしてカミーユは、数々の悲劇を引き起こしたシロッコと対峙し最後の戦闘を繰り広げるのだった。
21世紀の新しいガンダムのフィルム表現を模索する目的で制作された、様々な挑戦が成されたショートフィルムである。3DCG&キャラクターアニメーションの融合進化形がここに!
C.E.(コズミック・イラ)73、ザフトのテロ部隊がユニウスセブンを地球に落下させた「ブレイク・ザ・ワールド」事件は、地球各地に甚大な被害をもたらした。南米フォルタレザでも、高層ビルを津波が飲み込み、都市は壊滅的な被害を受けた。そんな状況下で、宇宙への打ち上げを待つ1機のMSがあった。フォルタレザに研究所を持つDSSD(深宇宙探査開発機構)が開発した非戦闘用MS、スターゲイザーであった。火星以遠への探査を可能としたスターゲイザーに人生を賭けていた女性技術者セレーネ・マクグリフは、その打ち上げに尽力する。一方、地球軍の非正規部隊、ファントムペインに所属するスウェン・カル・バヤンは、コーディネイターの殲滅作戦に参加していた。民間人を殺め、仲間を失いつつも、任務をこなし続けるスウェンに与えられた新たな指令。それはスターゲイザーに搭載された独立AIの奪取であった。セレーネとスウェン、ふたりは星の下で邂逅する――。
一年戦争の終盤、地球での地歩を失ったジオン公国軍は宇宙へと追いやられ、その劣勢は明らかであった。
第603技術試験隊も、モビルダイバーシステムの評価試験として機動邀撃作戦を実施するなど、実戦部隊として側面を強くしていた。機動邀撃作戦はある程度の戦果を挙げたものの、戦線は後退し続け、ソロモン攻防戦後にヨーツンヘイムはカスペン戦闘大隊に組み込まれることとなる。ひとつの艦にふたつの指揮系統――第603技術試験隊とカスペン戦闘大隊――が混在する状況は、そのままジオン公国の窮状を示すものであった。
オッゴの評価試験後、第603技術試験隊は新たな試作兵器「MA-05ad ビグ・ラング」を受領。パイロットに任命されたマイは先行するヨーツンヘイムに追いつくと、敵艦艇を撃破する。モビルポッド「オッゴ」と共にEフィールド防衛の就いたマイは、戦いの中でこれまでにテストを行った試作兵器とそれに賭けたテストパイロット達の想いを知るのだった…。
西暦2307年。
人類は地上から宇宙に及ぶ軌道エレベーターを建造し、枯渇した化石燃料に代わって太陽光エネルギーの獲得に成功していた。だが、太陽光の恩恵を受けることができたのは、ユニオン、人類革新連盟、AEUという3大国家群とその同盟国だけであり、中東諸国や非加盟国家は貧困に苦しんでいた。また3大国家も盤石ではなく、世界の主導権を巡って緊張状態が続いていたのである。そして、宗教や民族に起因する紛争も、終わる気配を見せてはいなかった。
こうした状況を打開するべく、謎の組織が姿を現す。私設武装組織「ソレスタルビーイング」を名乗る彼らは、既存の戦闘兵器を上回る超兵器「ガンダム」を用い、全戦争行為への介入を開始する。刹那・F・セイエイをはじめ、ガンダムを操縦する4人のガンダムマイスターと、その活動拠点となる母艦プトレマイオスに乗り込むクルーたちは、戦争根絶を目指して、巨大勢力に立ち向かっていく??。
ジオン公国軍が地球降下作戦によって地球の大半を勢力下に収め、キシリア・ザビ少将は、演説で「重力戦線」の構築を宣言する。対する連邦軍は、ジオン公国軍のMSの前に敗走を重ねていた。
U.C.0079.04、ヨーロッパに展開する第44機械化混成連隊もまたMSに苦戦を強いられていた。機甲戦力の再編のための時間稼ぎを必要としていた同部隊は、ベン・バーバリー中尉が率いる対MS特技兵小隊を派遣する。そして戦力を再編した第44機械化混成連隊の61式戦車部隊だったが、敵MS部隊との戦闘で全滅。しかし、マシントラブルから出撃できなかったハーマン・ヤンデル中尉は、ヨーロッパ北方戦線において自身が仇敵と見なす“ホワイト・オーガー”エルマー・スネル大尉を撃破するのだった。
連邦軍は鉱山基地の攻略を目的とするオデッサ作戦を計画。MSの配備を受けた第44機械化混成連隊は「独立混成第44旅団」と改称し、作戦に参加していた。前進を阻む敵ダブデ級陸戦艇を撃破するため、独立混成第44旅団に「RTX-440 陸戦強襲型ガンタンク」が配備される。陸戦強襲型ガンタンク部隊を指揮する囚人兵のアリーヌ・ネイズンは、ある決意を胸に作戦に参加していた…。
伝説の大陸『三璃紗(ミリシャ)』を舞台に「ガンダム」たちが戦乱の世を駆け抜ける!
『三璃紗、闇に包まれる時、三侯(さんこう)の魂やどりし輝けるガンダム、聖印たる玉璽(ぎょくじ)の導きを受け、ここに闇を打ち払わん…』‐三璃紗神話『G記(じき)』より-
伝説の大陸「三璃紗(ミリシャ)」-暴虐の太師・董(とう)卓(たく)ザクが倒れた後も、群雄が割拠する戦国乱世が続き、いまだ三璃紗に平和は訪れない…。
そこへ、3人のガンダムがそれぞれの正義を胸に立ち上がる!
1人は『龍帝を継ぐ者』劉備(りゅうび)ガンダム!
1人は『紅蓮の覇将軍』曹操(そうそう)ガンダム!
1人は『静かなる猛虎』孫権(そんけん)ガンダム!
これは、永きにわたる乱世に煌めき、そして儚くも散っていった、熱き侠(おとこ)たちの戦いのドラマである!
24世紀初頭、突如として姿を現した私設武装組織「ソレスタルビーイング」。彼らはガンダムによる戦争根絶を掲げ武力介入を開始、一時は組織壊滅の危機を迎えながらも、争いの絶えなかった世界を急変させた。
地球連邦政府の成立。その後の独立治安維持部隊アロウズの専横による戦争状態を経て、武力に頼らない社会を選択するに至った人類だったが、西暦2314年、再び危機が訪れる。130年前に廃船となっていた生体反応の無い木星探査船が地球圏に接近してきた。それは、人類の存亡をかけた戦いの始まりを告げる船だった・・・
戦いの中、人類の水先案内人たる革新者(イノベイター)へと進化したソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイ。彼は、新たな危機の中で、自らの進化の本当の意味と直面する。果たして、イオリア計画の最終段階とは。そして、「来るべき対話」とは一体何なのか――
地球連邦政府を転覆させうる秘密を隠した「ラプラスの箱」――U.C.0096、その「箱」を保有することで地球連邦政府との共生関係を築いたビスト財団が、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」に「箱」を譲渡する動きを見せた。これを察知した地球連邦政府は「箱」を奪取すべく、ビスト財団の根拠地が併設された民間コロニー「インダストリアル7」に独立機動艦隊ロンド・ベルを投入する。その時、インダストリアル7の工専生バナージ・リンクスは謎の少女オードリー・バーンとの出会いを通して事件に巻き込まれ、生き別れの父カーディアス・ビストから「箱」の「鍵」であるMS「ユニコーンガンダム」を託された。各勢力の思惑が交錯し戦禍が拡大する中、事態の中心に置かれたバナージはユニコーンガンダムの「La+(ラプラス)プログラム」に導かれるように地球圏各地を転戦し、数々の「可能性」と「絶望」を目の当たりにする。そして長い旅路の果てに「箱」の下に辿り着いたバナージとオードリーが下す決断とは?
地球連邦政府の発足によりA.G.(Advanced Generation)へと改暦した地球圏は、百年の平和を実現した。だがA.G.101、突如出現した謎の敵「UE(Unknown Enemy)」がスペースコロニー・エンジェルを破壊する「天使の落日」事件を引き起こす。この事態を受けた連邦政府は地球連邦軍を編制したものの、A.G.元年の「銀の杯条約」で軍事技術を制限されていた人類は苦戦を強いられた。UEの散発的な攻撃が続いていたA.G.108、スペースコロニー・オーヴァンがUEの攻撃で壊滅する。この悲劇を生き残ったのが、MS鍛冶の名門アスノ家の子息で当時7歳の少年、フリット・アスノだった。かつて「救世主」と呼ばれた伝説的MS「ガンダム」を生み出したデータを収めたメモリーユニット「AGEデバイス」を受け継ぐフリットは、地球連邦軍の協力の下、UEに対抗可能なMSの開発を決意する。
「ガンダムAGE-1」が実用段階に入っていたA.G.115、フリットが移住していたスペースコロニー・ノーラがUEの襲撃を受けてしまう。ノーラが崩壊に向かう中、フリットはガンダムAGE-1でUEに立ち向かい、連邦軍艦艇「ディーヴァ」と共に戦いの航海へ漕ぎ出した。戦いの中で暴露されるUEの正体、百数十年以上におよぶ陰謀と憎悪の歴史、そして火星圏国家「ヴェイガン」指導者フェザール・イゼルカントが進める「プロジェクト・エデン」――しかしフリットの死闘は、アスノ家三代にわたる長い戦いの序章に過ぎなかった。
ガンダムシリーズに登場するメカを立体化したプラスチックモデル「ガンプラ」――現在から少し先の未来では、そのガンプラを使ったバーチャルバトル「ガンプラバトル」が世界的人気を集め、世界大会が開催されるに至っていた。
第2回ガンプラバトル選手権世界大会準優勝のイオリ・タケシを父に持つイオリ・セイも、ガンプラバトルに情熱を燃やす中学生。父親譲りのガンプラ愛と屈指のガンプラビルダー能力を持つセイだったが、ガンプラファイターとしては著しく実力を欠いており、選手権では予選一回戦の突破すら絶望的だった。
そんな時、セイの前に天才的ファイター適性を持つ謎の少年レイジが現れる。当初、ガンプラバトルに何の興味も示さなかったレイジだが、高校生最強ファイターと呼ばれるユウキ・タツヤとの対戦を通じて、バトルへの情熱を燃やすようになる。セイもまたタツヤとの対決を望み、ライバル視していく。
こうしてビルダーのセイとファイターのレイジは二人三脚で第7回ガンプラバトル選手権に出場する。目指すは世界大会優勝、そして3代目メイジン・カワグチを襲名したユウキ・タツヤとの雌雄を決するバトルだ!
スペースコロニー・エンジェル破壊事件「天使の落日」に始まった地球連邦と火星国家ヴェイガンの戦争が40年目を迎えていたA.G.140、コロニー・トルディアで2人の少年――アセム・アスノとゼハート・ガレット――が出会う。2人は同級生として友情を深めていくが、アセムは地球連邦軍司令フリット・アスノの息子、ゼハートの正体はヴェイガンの潜入工作員であった。
そして卒業式の日、アセムはゼハートの正体を知ってしまう。友情と現実の板挟みになりながらも敵対する道を選んだ2人が、20年以上に及ぶ苦悩と戦いの末、辿り着いた結論とは?
宇宙世紀が遥か昔に過ぎ去ったR.C.(リギルド・センチュリー)の地球圏は、技術制限を謳うスコード教と金星圏から提供される動力源「フォトン・バッテリー」により、充分な生存環境を維持していた。しかし各国は禁忌とされる宇宙世紀時代の技術を入手し、世界情勢は徐々に不安定化していく。
そしてR.C.1014年、軌道エレベータ「キャピタル・タワー」を中心とするスコード教の聖地キャピタル・テリトリィに謎のMS「G-セルフ」が降下したことを契機に、地球圏は新たな動乱の時を迎えてしまった。
拡大の一途を辿るキャピタル・テリトリィの新設軍事部門キャピタル・アーミィ、キャピタル・テリトリィによるフォトン・バッテリーの一括流通に反感を持つアメリア、地球帰還作戦「レコンギスタ」を目論むスペースコロニー勢力「トワサンガ」のドレット軍、独自にレコンギスタを進める金星圏勢力「ビーナス・グロゥブ」のジット団――各勢力の思惑が交錯する中、キャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムとアメリアの偽装海賊部隊に所属するアイーダ・スルガンはG-セルフを通じて邂逅し、アメリア艦「メガファウナ」と共に混迷の地球圏に漕ぎ出す。
戦いと航海の中で「メガファウナ」が勢力の垣根を越えて行う選択とは?そしてアイーダに惹かれつつG-セルフを駆るベルリと、恋人をベルリに殺されたアイーダを結ぶ過去とは?
イオリ・セイとレイジが世界制覇を成し遂げた第7回ガンプラバトル選手権から7年後。3対3の対戦形式が加わったガンプラバトルは、世界的な盛り上がりを続けていた。
しかし、かつてイオリ・セイや三代目メイジン・カワグチことユウキ・タツヤが在籍した聖凰学園は選手権への出場そのものが危ぶまれていた。聖凰学園はプラモデル部こそ人気を集めていたものの、ガンプラバトル部はホシノ・フミナしか部員がいなかったため、3対3で行われる選手権の出場条件を満たせなかったのだ。
そんな時、次元覇王流拳法の使い手カミキ・セカイが聖凰学園に転入してくる。ガンダムすら知らなかったセカイだが、フミナとの出会いを通じて参加したガンプラバトルに魅せられ、ガンプラバトル部に入部。さらに部の存続を賭けたプラモデル部とのバトルの末、天才的ビルダーのコウサカ・ユウマがガンプラバトル部に移籍した。
こうしてセカイ、ユウマ、フミナは、チーム「トライ・ファイターズ」を結成。全日本ガンプラバトル選手権 中高生の部に出場し、全国の強豪校との熾烈なバトルが始まったのだった。
文明を衰退させるほどの大戦争「厄祭戦」の終結から300年以上が過ぎたP.D. (Post Disaster)323年――治安維持組織「ギャラルホルン」の庇護の下に置かれた地球では、4つの巨大経済圏が繁栄を享受していた。一方でコロニーや火星圏は巨大経済圏の搾取対象となっており、経済的不均衡は大きくなっていた。
そんな中、貧困にあえぐ火星で独立運動が起こる。その中心人物となったクリュセ独立自治区代表の娘、クーデリア・藍那・バーンスタインは、巨大経済圏のひとつ「アーブラウ」代表との交渉のため地球行きを決断し、民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)」に警護を依頼する。CGSの裏切りによりクーデリアは絶望的状況に追い込まれたが、同じく見捨てられたCGSの参番組が彼女を助ける。オルガ・イツカをリーダーとする彼らは、のちに「鉄華団」に名を改める。所有するガンダム・フレームの1機「ガンダム・バルバトス」を駆使し、地球を目指して航海を開始したのだった。
1979年TV放送された、日本ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』。そのキャラクターデザイン・アニメーションディレクターの安彦良和が手掛けた、累計発行部数1,000万部を誇る大ヒットコミックス『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』が、ついにアニメ化!!
シャア・アズナブル ―― のちにジオン公国軍のエースパイロット『赤い彗星』と呼ばれる男と、セイラ・マス ―― 彼の妹の運命を決定づけた悲劇の始まりと過去が明かされる!
『機動戦士ガンダムユニコーン』は、『機動戦士ガンダム』から続く“宇宙世紀”を舞台とした物語の新章として、作家・福井晴敏による同名小説をサンライズが映像化したアニメーション作品です。
7つのエピソードからなる物語として生み出された本作を、この度オープニング&エンディング新作のうえ、TVシリーズの形に再編集。『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』としてここに再びよみがえります。
U.C.0079、サイド4「ムーア」のあった宙域は、コロニーの残骸などのデブリが漂う広大な暗礁宙域となっていた。サンダーボルト宙域と通称されるこの暗礁宙域は、地球連邦軍とジオン公国軍の戦いの舞台でもあった。
サイド4「ムーア」の生き残りで編成されたムーア同胞団のパイロット、イオ・フレミングはスナイパーからの攻撃で自機を撃破されるが、敵MSを奪取。その際、ジオン公国軍リビング・デッド師団のエーススナイパー、ダリル・ローレンツと邂逅を果たす。倒すべき敵の存在を認識しあったイオとダリルの因縁は、互いの存在意義を賭けた戦いへとふたりを誘うのだった。
その後、戦いは激化の一途を辿り、ムーア同胞団とリビング・デッド師団は全戦力を投入した総力戦を展開する。そしてフルアーマー・ガンダムを駆るイオとサイコ・ザクを操るダリルもまた、最後の戦いを繰り広げ、イオは「ふたりは戦い続ける宿命にある」とダリルに告げるのだった。
ヤジマ商事の新型バトルシステムのテストパイロットとして、南の島のニールセンラボに招待されたチーム、トライファイターズ。しかし、新型システムの不具合により宿泊施設で待機する事に……。
まるでリゾートの様な宿泊施設に盛り上がるセカイたちの前に現れたのは、同じくテストパイロットとして招待されたシア、ミナト、ギャン子の三人。南の島で再開したライバルたち、そんな彼らを謎の怪事件が待ち受けるのだった…。
トライファイターズ最大のピンチ!!
宇宙世紀0096年後半、「サイコフレーム」の存在に脅威を感じた地球連邦政府は、直轄の情報部に所属するメーメット・メルカ中尉に特殊部隊「マスティマ」を編成させ、地球圏を漂う小惑星「アクシズ」の分断された片側に潜入・調査という重要な指令を下す。
メーメットと同行する調査隊のメンバー内には、かつてのジオン公国とネオ・ジオンで、技術者とテストパイロットだったアルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグという二人の民間人が加わっていた。
アクシズに潜入した調査隊は、誰もいないはずの基地内で私兵集団「バーナム」の新型「ガンダム」らの強襲を受け、ダントンとアルレットはかつて開発に関わっていた赤い「ザクⅢ改」で応戦するも、様々な危機的局面に遭遇する。その中で、アルレットはある「想い」を胸に秘め、アクシズの表面に取り残されたサザビーの残骸に向かうのだった…。
国際ガンプラバトル公式審判員であるイオリ・タケシは、ある組織を追ってイギリスに向かうが、捜査も虚しく逮捕には至らなかった。一方、ヤジマスタジアムの竣工披露式典を翌日に控え、そのイベントの為、ニルス・ニールセンはイオリ・セイ、メイジン・カワグチ、ヤサカ・マオ、リカルド・フェリーニたちを招待する。ニルスが設計したスタジアムの最新鋭大型バトルシステムに感動しつつ、久しぶりの再会を喜ぶセイはエキシビション・バトル用に改修したビルドストライクコスモスを披露しようとするが、無いことに気付く……。その時、突然、スタジアムのセキュリティーシステムが乗っ取られ、セイたちは閉じ込められてしまう。そんな彼らの前にタケシが追っていた組織のメンバーが現れて、ガンプラバトルを挑んでくるのだった。
ショートフィルムで送る、様々なシチュエーション、様々なガンプラで展開される珠玉のドリームバトル。誰しもが熱狂するガンプラバトルがここにある!