引越しはやることが多く、何度やってもなかなか慣れず、いつも何かの手続きを忘れてしまいます。
次の引越しのときに手順を忘れないため、引っ越しに関わるすべての作業をまとめてみました。
引越し費用を安くするコツなどもまとめてありますので、これから引越しする人のお役に立てば嬉しいです。
目次 [非表示]
引越し2ヶ月前にやること
まずはコスパの高い物件探し
住みたい部屋をみつけて契約しましょう。
早い人は3ヶ月前からアパート・マンションの下見をしているので、家賃が安くて人気のある物件はすぐに埋まってしまいます。
特に1Fと2Fが使えるメゾネット物件の数が少なく、カップルや家族に人気なのですぐに契約されてしまいます。
引越しシーズンの3〜4月に引越しする人はなるべく早め(1月くらい)に動き、契約を済ませておきましょう。
「敷金や礼金の意味がわからない」「初期費用を払いたくない」という人は以下のエントリーもご覧ください。
もうボラれない!敷金・礼金を払わない部屋探しテクニックとは?
それと、引越ししたその日から新居で寝るという人は窓枠のサイズを測っておきましょう。
窓枠のサイズを測っておけば事前にカーテンを準備できるので、引越しした日からプライバシーが守られます。
不用品をすてて荷物を少なくする
いらないものまで新居に持っていくと引越しの料金が高くなるため、不用品は処分しましょう。
まだ使える不要品はネットオークションやリサイクルショップで売ればお金になるので一石二鳥です。
出張買い取りをしてくれるリサイクルショップならお店まで不要品を持っていかなくても自宅で査定してくれるのでオススメ。
また、いらないものを買取してくれる引越し業者もあります。(以下は買い取りサービスがある引越し業者)
「不要品が多いけど売りに行くのがめんどくさい」という人は見積もりをもらっておきましょう。
また、不用品をタダで処分する方法は他にもいろいろあるので以下をご覧ください。
引越しの不用品は売る?ゆずる?すてる?不用品を処分する8つの方法
引越し業者から見積もりをもらう
引越し業者は安いところから予約が埋まってしまいます。
そのため、複数の引越し業者から見積もりをもらって料金を比較し、なるべく早めに安い業者と契約しておきましょう。
ちなみに引っ越しする日の直前に見積もりすると「引越日まで時間がない」という足元を見られ、高めの料金を提示されます。
「早めに行動すること」が格安に引越しする一番のコツです。
以下のエントリーではコスパの高い引越し業者の選び方を詳しくまとめてありますのでぜひご覧ください。
もう失敗したくないから“引越し業者の選び方”をチェックリストでまとめてみた
引越し1ヶ月前にやること
今住んでいる部屋を解約する
アパートなどを借りたときの契約書には必ず「解約するときは最低でも1ヶ月前までに連絡すること」みたいな記載があります。
解約できなくなると大変なので、引越し先が決まったらすぐに解約の手続きをしましょう。
ネット・NHK・新聞などの解約
今住んでいるところで契約しているインターネット光回線やNHKなどは解約しましょう。
NHKは解約するときに「引越し手続きできる」と言われますが、今後払いたくないのあれば解約しましょう。
以下のエントリーではNHKの断り方をまとめてあるのでぜひお役立てください。
えっ?それ言うだけ?NHK受信料を払わなくてよくなる魔法の言葉ベスト5
引越し14日前にやること
電気・水道・ガスの手続き
今住んでいる部屋の電気・水道・ガスを解約しましょう。
これから住む新居の電気・水道・ガスについては不動産屋さんに契約先を聞き、前もって契約しておきましょう。
詳しい手続きや水道バルブの開け閉めのやり方は以下をご覧ください。
梱包用のダンボールをもらう
引越し業者をつかう人は業者に電話してダンボールをもらいましょう。
自力で引越しする人はスーパーなどで中古のダンボールをもらうかネットやホームセンターで購入しましょう。
ダンボールがタダでもらえる場所はたくさんあるので、以下のエントリーをご覧ください。
使っていないモノの荷造り
着ていない服や使っていない食器などは梱包しちゃいましょう。
ダンボールの上にマジックで「服」「食器」などのように書いておくと新居でスムーズに整理できます。
以下に梱包のやり方を分かりやすく説明した動画をまとめてありますので、荷づくりするときはお役立てください。
引越し7日前にやること
役所などで必要な手続きをする
引越しするときは役所で転出届を出したり、郵便局で転居届を出したりとかなり忙しいです。
引越しでやらなくてはいけない手続きはたくさんあるので、詳細は以下のエントリーをご覧ください。
【保存版】引越しでやらないといけない25の手続きリストまとめ
友だちやご近所さんへのあいさつ
お世話になった人がいれば、お礼とお別れのあいさつをしましょう。
引越し3日前にやること
本格的に荷づくり
荷づくりは思っているよりも時間がかかるので、遅くても引越しの3日前には始めたほうがいいです。
服・シャンプー・タオルなど身の回りの必要なもの以外はすべて梱包しちゃいましょう。
部屋をキレイにそうじする
荷づくりが終わったら、部屋をキレイに掃除しましょう。
部屋がきれいだと入居したときに預けた敷金がより多く返ってきます。
新居のカーテンを購入する
新居にはカーテンがついていないため、夜に電気をつけると部屋の中は丸見えです。
引越しした日から新居で生活するという人はニトリなどでカーテンを買っておきましょう。
引越し前日にやること
冷蔵庫のコンセントを抜く
冷蔵庫の中身を空にしてコンセントを抜いておきましょう。
冷凍庫の霜が溶けたらタオルで拭きとり、運んだときに水が垂れないようにしておきましょう。
洗濯機のホースの水抜き
洗濯機につながっている水栓を閉め、給水ホースと排水ホースを外してホース内の水を捨てましょう。
灯油は処分するか使いきる
引越し業者によっては灯油を運んでくれない場合があるので確認しておきましょう。
もし運んでくれないときは灯油を使いきるか購入したガソリンスタンドやホームセンターなどで処分しましょう。
引越しのお金を下ろしておく
引越しの当日は忙しくなるため、クレジットカード払いじゃない場合はATMで現金を引き出しておきましょう。
引越し当日に今の家でやること
身の回りのモノの梱包
歯ブラシ・シャンプー・トイレットペーパーなどをダンボールに入れ、梱包忘れがないか確認しましょう。
カーテンや照明などは忘れやすいので注意。
電気のブレーカーを落とす
荷づくりとそうじが終わったら、電気のブレーカーを落としましょう。
水道の元バルブを閉める
トイレを使わなくなったら、外にある水道の元バルブを閉めましょう。
ガスの元栓を閉める
ガスの停止だけは立会いが必要なので、ガス会社の人に元栓を閉めてもらいましょう。
また、入居した時にガス会社へ保証金を預けたという人はこのときに返してもらえます。
部屋のカギ返却と敷金の清算
アパートやマンションの管理会社の人が部屋の損傷確認およびカギ回収のために訪問してきます。
今住んでいる部屋を借りたときに預けた敷金は、部屋のキズや汚れ具合によって返ってくる金額が変わります。
ただ「部屋がキレイでも敷金を返してくれない」というトラブルはかなり多いです。
もし敷金の返金額に納得できないときは同意書にサインせずに「納得できない」と伝えましょう。
引越し当日に新居でやること
新居に元々あるキズをチェック
カベやフローリングなどに元々あるキズをチェックしておきましょう。
もし大きな穴やキズを見つけたら写真を撮って大家に伝えておくと部屋を出ていくときに敷金トラブルになりにくいです。
電気・ガス・水道を使ってみる
電気 → すべてのブレーカーをONにする
ガス → ガス会社の立会いで元栓をあける
水道 → 外にある量水器のバルブをあける
ガスの契約だけは保証金として10,000円を預ける場合が多いので準備しておきましょう。
運んでもらった荷物のチェック
荷物を運び終わったら「すべてのダンボールがあるか」「足りないものはないか」を必ず確認しましょう。
時間があれば「グラスがワレていないか」「ソファに破れがないか」などもチェックしてください。
引越し業者が帰ったあとにキズなどを見つけても、スムーズに弁償の対応をしてくれないケースがあります。
そのため、ダンボールはなるべく早めに開封し「荷物の紛失がないか」「家財がキズついてないか」をチェックしましょう。
引越しした後にすぐやること
手みやげを持ってご近所へ挨拶
引越し後にすぐあいさつすれば良い印象になり、問題ないご近所付きあいができるでしょう。
「となりに引っ越ししてきた○○です。よろしくお願いします。」と言って粗品を渡せばOK!
挨拶する範囲としては、一軒家は「両隣と向かい3軒」、アパートやマンションなら「両隣と上下の階」でしょう。
引越しの挨拶で持っていくものがわからないという人は以下の記事をご覧ください。
引っ越しの挨拶はどうやるの?あいさつのマナーや引越しギフトまとめ
職場で通勤ルート変更の手続き
引越ししたら通勤ルートが変わりますが、支給される交通費なども変わります。
引越ししたらすぐに勤務先にて住所変更の届けを出しましょう。
引越し後14日以内にやること
役所に転居(転入)届けを出す
今住んでいるところと同じ市町村に引越しするときは「転居届」、違う市町村に引っ越すときは「転入届」を出さなければいけません。
もし引越ししてから14日以内に手続きしなかった場合、50,000円以下の罰金になることがあります。
どれだけ忙しくても、コレだけは必ず期日までに手続きしましょう。
その他には以下のような手続きもありますが、住んでいる自治体や人によっても違うので各機関に確認しましょう。
その他の手続き
市役所でやらなければいけない手続き
・健康保険
・国民年金
・介護保険
・印鑑証明
・パスポート
・子ども手当
・マイナンバー
・学校の転校手続き
・ペットの鑑札(かんさつ)手続き
警察でやらなければいけない手続き
・運転免許証
・車庫証明
ナンバープレートの住所変更手続き
持っている車 | 手続きするところ |
軽自動車 | 管轄の軽自動車検査協会 |
普通自動車 | 管轄の陸運局 |
バイク (126cc〜) |
|
バイク (〜125cc) | 市役所 |
落ちついたら住所変更するもの
・保険
・携帯電話
・銀行口座
・クレジットカード
・ヤフオクなどのネット会員
・ディノスなどのカタログ通販
以上、引越し手順まとめでした。
やることが多くて大変ですが頑張りましょう!