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黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~ 作者:迷井豆腐

最終章 黒女神編

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第497話 使徒の願い

 ―――戦艦エルピス

 天空を突き進む白の巨大戦艦。今となってはその神々しいフォルムとは裏腹に、目にする者達に天使の巣、竜の変異体などと呼ばれ、天使を模した強力なモンスター達を降下させる災厄の象徴となっている。通常、雲よりも高くに飛行するこの船であるが、天使を投下する際にのみ地上の生物達の眼下へと現れるのだ。

 船全体の規模は途方もなく大きく、大国の首都が丸々そこに組み込めるほどのもの。見る者をただただ唖然とさせる巨大戦艦は、それが空を飛ぶだけで圧巻の一言に尽きる。こんな巨大なものを一体どうやって浮かばせ、あろう事か飛行させているのか? 試算して導き出されるは、想像もできぬ莫大なエネルギー。こんなもの、我々が何百年の歳月を掛けたところで、実現できるものなのか? 世界中の研究者や魔導士は、所属する国との純粋な技術力の差に舌を巻き、絶望するのみだ。

「流石はジルドラさんですねぇ! これだけの設備、英知の結晶! このような頂きに登り詰めるまで、一体どれだけの犠牲を払ってきた事か! 凡才なる私程度では全く想像できませんよ、ええ!」

 男の声が鳴り響くは、本来であれば今は亡きジルドラの為に用意された研究施設だった。この世界の文明レベルではある筈のない灰色の近代的な設備群が並び、巨大な筒状のガラスの中が濁った液体で満たされ、そこに奇怪な生物が眠っているものまである。

 この空間にて感動に酔いしれるこの男は、使徒第10柱『統率者』のトリスタン・ファーゼであった。この施設の何に対して心を打たれているのかは定かではないが、普段演技がかった立ち振る舞いをするトリスタンが、この時ばかりは心の底から昂っていた。その光景が傍から見れば非常に奇異で、声に導かれてこの場にやって来た来訪者たる彼も、思わず頭を悩ませている。

「やれやれ、騒がしいと思って来てみれば、やはり君か」
「おっと、これはこれは…… 第5柱の解析者ではありませんか! 私よりも遥かに高位に属する貴方を心配させてしまうとは、痛恨の極みでしたなぁ」

 ジルドラの研究施設へと新たに足を踏み込んだのは、先日ケルヴィンと会ったばかりのリオルドだ。リオルドは呆れた様子でモノクルを掛け直し、分かりやすく溜息をつく。

「使徒の序列なんて、最早何の意味も成していないだろう。それは君も十分に理解している筈だ」
「確かに、今や我々使徒は3人のみとなってしまいました。暗殺者は早々に寝返り、反魂者は生き様を変え、断罪者は古巣へと帰った。他の高潔なる方々も実に惜しい。代行者は我らがしゅの礎となり、守護者はそんな彼女の残滓に縋りつく。何よりも、私と最も関わりのあった創造者、ジルドラさんは人類の宝とも呼べる存在でしたのに……!」
「……生還者の名がないようだが?」
「む、そういえばそんな方もいましたなぁ。一時的といえど、こんな私の世話をしてくれた良き先輩でした。ええ、忘れてなんておりませんとも」

 トリスタンの立ち振る舞いが、すっかりいつもの様子に戻っている。あからさまに嘘であると言っているようなものだが、トリスタン自身隠す気がないのだろう。リオルドもそれ以上は指摘しない事にした。

「それで、解析者はどうしてここに? わざわざ私とお話しをしに来てくれたのですか?」
「それも一興ではあるが、1つ報告をしにね。先日、私と選定者とでケルヴィン君に会って来た」
「何ですとっ!?」

 ケルヴィンという人名に余程興味を引かれたのか、トリスタンは前のめりに反応を示す。

「な、なぜ私も誘って頂けなかったのですか……!」
「おや? 君がそこまでケルヴィン君に執着していたとは初耳だね」
「私とて、彼とは浅くない因縁を持っていますからな。何よりも、我らがしゅが長い永い歳月を掛けて想い続ける、運命の想い人でもあります。しかし、今となっては直接会話するのも難しい状況…… どういった口実を使ったのかは存じませんが、羨ましい限りです!」
「ふふっ、そうかい。それは悪い事をしたねぇ」

 狸と狐は浅く笑い合い、何とも胡散臭い雰囲気を醸し出していた。

「済んだ事をこれ以上言っても、仕方ありませんね。次の機会に期待すると致しましょう。それで、用件とは?」
「ああ、そうだった。近々、そのケルヴィン君達が来ると思うよ。この船を打開する策を携え、我々を打倒し、クロメルとの約束を果たしに、ね」
「……ほう、それは朗報だ。しかし、そうなればかなりの頭数を揃えて攻め入るのではありませんか? 今や我々は、全世界の敵のようなものです。先に言った通り、使徒の大部分は戦線を離れ…… いえ、場合によっては向こうの戦力として加わる者もいるでしょう。寧ろ、そういった者達の方が多い」
「一方で我々の戦力は私と君、後は選定者とクロメルだけだね。確かに頭数だけでは圧倒的に負けている。だが、我々にはこの戦艦エルピスに、それ・・もあるだろう?」

 そう言ってリオルドが指差すは、研究所の最奥。その箇所は明かりが消されており、うっすらと影の形が見える程度なのだが、『神眼』を持つ彼には鮮明に見えていた。トリスタンは嬉しそうに顔を緩ませ、生物のような、はたまた機械のようなそれを見つけてくれた事に感謝しているようだった。

「流石は解析者、本当にお目が高い!」
「私を褒めたところで何も出ないよ。それで、あれは創造者が残した最後の遺産なのかい?」
「ふふっ、この戦艦エルピスも大変素晴らしいものですが、私はあれこそがジルドラさんが残した最高の作品だと確信しています。状況次第であれば、あれはしゅに献上する為のものだったのです。この世界に降り立つ為の、神の体として」
「計画に師匠が生じた際の保険か…… だが、クロメルは計画通り神の義体を手に入れ、代行者の力を吸収した。もうお役御免ではないのかい?」
「何と恐れ多い事を仰いますか! これだって立派な戦力なのです。活用しない手はありませんよ。 ……それが私の願いにも繋がるのです」
「願い?」

 唐突にトリスタンの声のトーンが変わった。リオルドは彼を見ている。

「解析者、貴方はしゅに何を願いましたか? 使徒になったからには、対価となる何かを願っている筈です」
「私の願いなど、君からすれば何の面白味もない、些細で詰まらないものだよ。逆に問うが、君は何を願ったんだい?」
「私ですか? 私だって実に些細な願いです。この世界を混沌へと誘い、その終わりを見届けたい! 誰だって一度は夢見る、本当に在り来たりな願いでしょう?」

 両腕を天に捧げるトリスタン。声は歓喜の色に満ちているが、心の嘘偽りを読み解く事ができるリオルドからすれば、その仕草は見え透いた芝居に過ぎない。

「ああ、そうだね。だけど、途中で心変わりしたのかな?」

 ピクリと、トリスタンが反応した。

「……ええ、そうです。よくよく考えてみれば、私如きがそんな事を願わなくとも、我らがしゅは世界をそのように変えてくれる。ならば、私の心残りを解消した方が有意義ではないか? そう思うようになったのです」
「ほう、その心残りとは?」
「決まっています! ジルドラさんをみすみす死なせてしまった事ですよ! 至高にして究極であるあの方は、生きたまま有効活用すべきだったのにっ! ああ、何という惨事でしょうか!」
「ほう……」

 モノクル越しに、リオルドが興奮気味なトリスタンを注視する。この瞬間、リオルドは魔眼の種類を切り替えた。

(ふうむ。他人の生き死になど歯牙にもかけない彼が、随分と変な様子だとは思っていたが…… 何か呪いのようなものに縛られているな。しかし、これはこれで面白くなりそうか)

 確認を終えたリオルドは、そのまま静かに片方の瞳を閉じた。

「ええ、だから願いは変えさせて頂きました。私は仲間を死なせるような、薄情な人間ではありませんので! 私の願いは―――」

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