拝啓、僕は今パリにいます
昨年、パリに1泊した。
香港でカンフーを想像するように、パリと言えばカフェのテラスで絵はがきだ。 「拝啓、僕はいまパリにいます。カフェーでくつろぐエトランゼ。君にも見せたかったよ。まるでカマス釣りにでも行くような僕の滑稽さと言ったら! 」(傍点筆者) と翻訳文体で書いてみたい。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
前の記事:「ピエロになって、なにもしない…(デジタルリマスター版)」 人気記事:「空中浮遊写真を撮る方法」 > 個人サイト webやぎの目 その前にパリのハンカチを使ってみたいカフェの前にやっておきたいことがある。数年前にパリの地図がプリントされているハンカチを買ったのだ。
ださいと思ったが、これはいつかパリに行ったときにこの地図で歩いてやろうと思って買ったのだ。 デザインとしての地図という洒脱を無視して実用品として使いたい
宿の最寄り駅も載っているし、都心の駅も載っている
東京で言えば環八の内側ぐらいの範囲(直径15キロメートルぐらい)が載っているようだ。広すぎて街歩きには向いてない。
ただ、これまでただの模様としか思ってなかった地図に自分がいる感覚は不思議でおもしろい。 こんな細い道は載ってない
「わっかんねえなー」という写真なのだが、この溢れるパリっぽさはなんだ。おもしろサイトの背景ではない。
しかし布の地図は使いづらい
両手で引っ張らないと地図を見ることができないのだ。それでも下の方は風でピロピロしてしまう。地図は紙かスマホがいいことがわかった。パリで。
鼻はかめるけど
結論、地図としては使えるけど布に印刷してある点が使いにくい。しかし、ハンカチの中に立つという積年の夢が果たせて満足だ。
パリミキに行くパリでやりたいことはもうひとつある。パリミキに行くのだ。
メガネのパリミキはパリに店がある。ロンドンにキャバレーロンドンはなかったが、パリミキはあるのだ。パリの名前は伊達ではない。 新宿のパリミキと同じファザードがパリにある!パリに店を出すという男気あふれる展開もかっこいい。
パリの中心地、オペラ座の近くにパリミキがある。パリミキパリ店という山本山のような名前ではなく、パリミキオペラ店という名前である。
パリ在住の日本人が来ているようだった。もちろんフランス人も。
興奮のあまり日本人の店員に、パリにパリミキがあるんですね!と言ったところ、メガネ拭きをくれた。
レアアイテムである
日本でパリミキに行ったら、パリでは来たことがあるんですけどねーとヨーロッパ通ぶってみたい。そのためだけにメガネを作りに行こうと思う。
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