この記事は日経 xTECH有料会員限定ですが、2018年3月6日23時まではどなたでもご覧いただけます。

東側から見下ろした渋谷駅。写真左手前の東京メトロ銀座線と、ほぼ直交するJR埼京線および湘南新宿ラインの線路をそれぞれ切り替える。右上隅の宮益架道橋を渡っている手前の列車が湘南新宿ラインだ。2018年2月に撮影(撮影:日経コンストラクション)
[画像のクリックで拡大表示]

 東京の渋谷駅と品川駅で、5月から列車の運休を伴う線路切り替え工事が続々と始まる。渋谷は東京メトロ銀座線とJR線それぞれのホーム移設、品川は隣接する新駅建設に伴う工事だ。

品川新駅の建設現場の前を通過するJR京浜東北線の列車。同路線の線路のうち1本を新駅の後方に切り替える。2017年12月に撮影(撮影:日経コンストラクション)
[画像のクリックで拡大表示]

■線路切り替えに伴う運休の日程
JR東日本と東京メトロの資料を基に日経コンストラクションが作成
[画像のクリックで拡大表示]

銀座線では線路の間隔を広げる

 渋谷ではまず、東京メトロが5月3日から5日までの3日間の祝日に、銀座線の渋谷─表参道間と青山一丁目─溜池山王間を終日運休。渋谷駅の東側で浅草方面行きの線路を北側に、渋谷行きの線路を南側に移設する。2本の線路の間隔を広げて、島式ホームを新設するためのスペースを設ける。

 東京メトロは銀座線のホームを約130m東に移す改良工事を進めており、今回の線路切り替えはその工程の1つだ。施工は、改良工事の4工区をそれぞれ受け持つ4組のJVが分担する。4JVはいずれも東急建設を代表とする。

■東京メトロ銀座線渋谷駅の線路切り替え工事のイメージ
(出所:東京メトロ)
[画像のクリックで拡大表示]