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中国

初の国産原子力空母を建造へ 国有造船大手が計画

 【北京・河津啓介】中国の国有造船大手「中国船舶重工集団」が2025年までに同国初の国産原子力空母を建造する計画を公表した。中国メディアが1日、一斉に伝えた。同社は計画を盛り込んだ「綱要」で、習近平総書記(国家主席)が「『海洋強国』建設の加速を求めている」と習氏への忠誠も表明。習指導部が5日に開会する全国人民代表大会(全人代=国会)を前に国産原子力空母計画で国威発揚を図り、習氏の求心力を高める狙いもありそうだ。

 同社の傘下企業は昨年4月に進水した初の国産空母の建造も手がけた。「綱要」(2月27日発表)では新型の原子力潜水艦の建造、電子情報システムの刷新も加速し、「25年に外洋型(海軍)への戦略転換を実現するため高品質の武器、装備を提供する」とした。中国の国際情報紙「環球時報」は1日、「原子力の大型艦船への応用で画期的な進展があったようだ」との軍事専門家の分析を伝えた。

 中国軍の保有空母は、ウクライナから購入・改装し2012年に就役させた「遼寧」と国産空母の2隻。建造中とされる2隻目の国産空母には、最新鋭の艦載機用電磁式射出機の搭載を目指すとの情報もある。

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