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NEWS / HEADLINE - 2018.3.1

ウィキペディア編集で考える
「アート」と「フェミニズム」。
東京と京都でイベント開催

ウィキペディアにおけるジェンダーバイアスの是正と、芸術に関する記事の充実を目指すイベント「アート+フェミニズムエディタソン」が、東京と京都の2箇所で開催される。

メインビジュアル

 オンライン上で世界中の誰もが編集することができるウィキペディア。しかし、ウィキメディア財団が2011年に行った調査によると、女性の編集者は全体の10%にも満たず、そのジェンダーバイアスがしばしば問題となっている。

 2013年にアメリカで発足した「Art+Feminism」は、女性のウィキペディア編集者の増加と、女性アーティストのページの質の向上を目的としたグループ。ウィキペディアの編集技術を身に付け、ジェンダーアイデンティティと表現について学ぶ講座「アート+フェミニズムエディタソン」を、カフェやコミュニティセンターから大きな美術館・博物館、大学などで開催している。

 14年からは毎年3月8日の国際女性デーを中心に世界中でエディタソンが開催されており、今年、日本では東京(3月8日)と京都(3月10日)で開催される。

 取り扱うのは、フェミニズムをテーマにしているアーティストや作品だけではなく、女性やトランスジェンダーのアーティストの作品全般。年齢や性別、学歴やWikipediaの編集経験の有無などを問わず、誰でも参加することができる。

information

2018 Art+Feminism Wikipedia Edit-a-thon

東京会場
日時:2018年3月8日 11:00〜18:00
会場:テンプル大学ジャパンキャンパス
住所:東京都港区南麻布2-8-12
言語:日本語 / 英語
料金:無料
持ち物:ノートパソコン、必要な方は筆記用具
 
京都会場
日時:2018年3月10日 14:00〜18:00
会場:ベクソン・アーツ・京都
住所:京都市南区東九条中札辻町27-3
電話番号:050-5857-8454
言語:日本語
料金:無料
持ち物:ノートパソコン、必要な方は筆記用具
問い合せ:c@baexong.net
 
※事前にWikidediaのアカウントの登録が必要
※詳細はBaexong Arts Kyoto+Tokyoウェブサイト(http://baexong.net/2018-af-wiki/)を参照

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