転職挫折エントリ(SIer QA→Webエンジニア)
みなさまこんにちは。
今回私が転職に挫折しましたので、よろしければ何かの参考になればと思い経緯を公開させていただきます。
当方スペック
まずはじめに私の大まかなスペックです。
- 27歳
- 地方国立大の情報学科を卒業
- SIerのQAとして5年目
- うち7ヶ月は開発(レガシーシステムだったので言語はCOBOL)
- 社外活動も多少取り組んでいる
- プライベートでの学習はソフトウェアテストが中心、開発はあまりやってない
なぜ転職しようと思ったのか?
理由は以下の通りです。
- ゆくゆくは自分でアプリ開発をしたい→それにつながるアプリ開発の仕事がしたい
- しかし現職でアプリ開発の部署に移るのは難しそう(運用保守の案件になる可能性も)
- ゴリゴリツールを適用したりアジャイルで開発したりするWeb系への漠然とした憧れ
活動期間
ちゃんと活動したのは1月〜2月くらいの2ヶ月です。それでも結構大変でした。
活動の流れ
詳細の話に入っていきます。
転職した先輩に話を聞く
まずは転職した先輩に色々アドバイスをいただきました。ここでは話せる内容は少ないのですが、実際に転職された先輩のお言葉はかなり勉強になりました。転職前と後でどう変わったか、など実際に聞いてみることで少しイメージがわいた気になりました。
エージェントに登録する
エージェントには登録したほうがいいと言われたので、登録してみました。実際使ったのは以下の3つです。
- レバテックキャリア
- リクナビ
- Type転職
個人的にはレバテックがイチオシです。理由はエージェントが技術の話を理解してくれるからです。ただ案件はWeb系に寄ってます。面接前日に電話で面接対策をしてくれるのもポイント高いです。レスも速いですが、速すぎてちょっと心配になります。
リクナビは結構親身に転職のイロハから相談乗ってくれます。あと、案件はめちゃくちゃ多いです。レバテックの次点にオススメです。
Typeはお姉さんとの電話面談しかしませんでしたが、妙にSぽくて僕には向いてませんでした。
って、転職挫折した人に勧められても微妙かもですが。
業務経歴書を直す
昔に転職チャレンジした時にちょっと作ってたのを直しました。面接官によく聞かれたのが以下の質問なので、この辺りは経歴書から読み取れるように書くと良いです。
- 案件を担当した時期はどれくらい?
- 案件の規模は?
- どんなメンバー構成だった?
- 使える言語、ツール、フレームワークとかあったら教えて。
- 資格とかはこれで全部?(失効したのも書いてと言われた)
応募する
エージェントに頼むと「ここ受けたいです」と言えばそれで勝手に応募してくれるのがとってもありがたいです。いちいち履歴書郵送するの面倒ですから、メッセージ一本でできるのは非常に楽でした。
履歴書や経歴書は前もって送っておく(大抵最初のエージェント面談までに送ってと言われる)ので、それで代わりに応募してくれます。
応募して数日経つと、あの会社が書類通ったけど面接いつにする?とか聞かれます。
面接に行く
面接は基本平日です。ただ基本19時半〜20時開始くらいまでは調整きくことが多いです。
面接前にエージェントから予想質問リストみたいなのと参考リンク集などが送られてくるので事前に予習しておきます。
勝負!→撃沈(ソフトベンダQA)
実際の面接です。
最初はWeb系やソフトベンダのQAも受けていたのですが、以下のようなことを聞かれて詰まりました。
- うちの製品全部言えますか?(その会社の場合、家電量販店にもソフトが陳列されてある)どの製品に関わりたいですか?
- なぜうちなんですか?
僕は結局、受けた後に「あまりプロダクトやシステムにこだわりや執着はないのかもしれない」というのと「やっぱり開発がいいな」と思い始めました。
というのは、QAで転職となると次のキャリアがQAと固定されてしまいそうだと思ったし、未経験である開発の分野に飛び込むなら早いうちがいいだろうと考えたためです。
第三者検証も検討しましたが、やはり将来のキャリアがテスト寄りになるであろうことが想像ついたのでやめました。
といった内容から総合的に判断して、「Web系の案件に関われる可能性があって」「開発の職種で」「SESみたいな技術者派遣の会社を受けたい」という要望をエージェントに伝えました。
面接を受けてみると「ここは違うな」「こういうのがいいな」など見えてくるので、まずは受けてみるのがオススメです。
再度、勝負!→撃沈(Webエンジニア)
ここからは聞かれることはほぼ決まってました。
- なぜ転職するの?
- なぜうちなの?
- うちで何がしたいの?
- 今は何ができるの?
- 何か勉強してますか?
- 実際に作ったものがあったら見せてください。
いつも詰まるのは最後の質問でした。僕は実際にリリースしたとか、動いてるものをいま見せることができません。面接ではいつもそこを突っ込まれました。
- 今は自宅での開発のハードルも下がってきている
- アプリを自分でリリースしている人もたくさんいる
- 情報もネットにいくらでも転がってる
こうした状況下で、「開発をやりたい」と言いつつも実際に動くモノを作っていないのは、正直説得力に欠けてしまうということでした。
色々な人にこれまで言われてきたことでもあるのですが、改めて色々な面接官に同じことを聞かれた&落とされたことで、より自分の中で問題が深刻に認識できました。
これまでソフトウェアテストの学習はだいぶ続けてきているので、知らない言葉のほうが少なくなってきています。勉強会でよく知っている仲間もいるし、仕事でも使うしでスキルアップの環境としては申し分なく、学習のハードルも低いです。
開発はその逆です。私は仕事では開発をしません。周りに開発者もいない。開発者の友人もいますが、開発周りの話を振ると自分がついていけない。実際にコードを書くような勉強会はなんだか怖くて行ったことがない。
要するに楽な方に逃げていたわけです。なんとも、自分は口では調子よく「これをやりたい」とのたまって、実際に自分ができることは棚にあげていたのですから手に負えません。
最後の面接では、その場で「未経験枠で年収〜くらいなら(年収150万のダウン)」というかなりの低年収を提示され、いたく反省するとともにさみしく家路につきました。
※このスキル研鑽の話は別のブログにも書いたので、よければそちらも見てやってください。
最後に
当面は、自分の会社でしばらく目の前のQAの仕事をやりつつ、社内の部署異動(アプリ・インフラ様々。どれになるかは不明)の話を上長に調整していただくということで僕の就職活動は幕を閉じました。何もなければ、当分転職活動はしないと思います。
未経験分野への転職活動はとても辛いです。曲がりなりにも積み上げてきたキャリアが、歯牙にもかけられないのは本当に辛かったです。
まずは目の前の仕事でしっかりと成果を出しつつ、並行して自分の市場価値となるスキルを磨いていきたいと思います。ちゃんとモノ、作ります。
ということで今日も私はRuby on Rails と戯れるのでありました。
締まらない話でしたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。
何か得られるものがございましたら幸いです。