五木寛之の百寺巡礼 「願成寺(福島県)、毛越寺(岩手県)、長谷寺(奈良県)」
2018年3月2日(金) 22時00分~22時54分 の放送内容
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白水阿弥陀堂として知られる「願成寺」と、世界遺産・平泉の構成資産のひとつである「毛越寺」、そして“源氏物語"や“枕草子"にも描かれた「長谷寺」を訪れる。
番組内容
- 願成寺
- いわき市西部の山あいに築かれた願成寺は、白水阿弥陀堂として知られる。浄土庭園の池泉を東西に従えてまっすぐ伸びた参道の先に、蓮池に浮かぶように立つ「蓮沼の御堂」だ。奥州藤原氏、初代清衡の娘とも伝わる徳姫が亡き夫の極楽往生を願って建立。深い軒と屋根の調和が中尊寺金色堂を思わせる国宝の阿弥陀堂には、内陣と外陣に仕切りがなく、阿弥陀三尊に直接参拝が可能。五木は満開の蓮と御堂の光景に思索を深める。
- 毛越寺
- 毛越寺は世界遺産・平泉の構成資産の一つ。慈覚大師円仁を開祖とし、奥州藤原氏が築いた大伽藍は、その藤原氏を滅ぼした源頼朝をも感嘆させた壮麗さであったという。しかし、四十を超える伽藍や五百余りの僧坊の大半を焼失。今、往時の栄華を伝えるのは池の畔の遺構のみ。江戸時代に再建された常行堂の本尊・摩多羅神に捧げる「延年の舞」。八百年にわたり連綿と続く古式ゆかしいこの舞に、五木が向き合う。
- 長谷寺
- 初瀬山の中腹に伽藍を広げる長谷寺は、「源氏物語」や「枕草子」にも描かれた寺。西国三十三所巡礼第八番札所で、春には6000本余りの桜が浄土を思わせる「花の寺」だ。高さ10メートル余りの本尊・十一面観音立像は右手に錫杖を携え、観音と地蔵、両方の徳を持って現世利益を叶えてくれると、信仰を集めた。全国300余りの長谷寺の総本山として若き学僧が修行する学山でもあり、早朝から彼らの読経がこだましている。
出演者
- 旅人
- 五木寛之(作家)
初回放送日
2018/3/2
番組概要
「寺」…そこには“現代の日本人が忘れかけた大切なもの"との出会いが待っている…。作家・五木寛之が、日本列島の北から南まで百の寺々を巡りながら、日本人の原風景を見つめ直した「百寺巡礼」。この人気番組が時を経て、レギュラー番組として復活!「寺」の長い歴史の中で培われてきた情緒と物語を、五木寛之独自の視点でひも解いていく。
番組ホームページ
<番組ホームページはこちら!> www.bs-asahi.co.jp/itsuki_100ji/
制作
BS朝日、ViViA