出典:バイナンス(Binance)公式サイト
こんな疑問をお持ちではありませんか?
- バイナンスの投票で1位になって上場した仮想通貨は価格上昇が期待できるって本当?
- 投票で1位にならなくても上場した通貨はあるの?
- 第5回の投票で僅差で2位だったXPの上場の可能性は?
この記事ではそんな疑問をお持ちの方に向けて、バイナンス(Binance)という香港の仮想通貨取引所の投票で過去に1位になった通貨のその後の値動き、1位以外の通貨が上場する可能性などをまとめてみました。
もくじ [非表示]
バイナンス(Binance)の仮想通貨投票とは?
バイナンスは120種類以上のコインを扱う仮想通貨取引所
バイナンス(Binance)は2017年7月に誕生した香港の仮想通貨取引所です。
比較的新しい取引所ですが、瞬く間にに急成長し、現在は世界でトップクラスの取引量を誇るとも言われています。
バイナンスの魅力はなんと言っても取り扱いコインの種類が多いことで、なんと120種類以上ものコインの取引ができるんです!
バイナンスは毎月上場コインを投票で決定!
バイナンスでは、2017年9月から「Community Coin of the Month」というイベントを開催し、注目を浴びています。
このイベントは、毎月新規で取り扱うコインを利用者による投票で決めるというものです。
バイナンスが選択した10~15種類程度のコインの中からユーザーの投票で1位を獲得したコインは、バイナンスに上場することになります。
過去に1位を獲得した通貨の値動きをチェック!
記念すべき第1回の優勝通貨Stratis!
2017年9月1日から行われた初の「Community Coin of the Month」では、Stratis(ストラティス)が1位を獲得しました。
こちらは、2017年9月10日にBinance Teamから発表された第1回の投票結果についてのコメントです。
Stratis(ストラティス:STRAT)は世界中で使われているプログラミング言語「C#」を採用していることで注目を浴びている通貨です。
Stratisがバイナンス初の「Community Coin of the Month」で1位を獲得した後の値動きをチャートで確認してみました。
バイナンスへの上場が決まった直後は、じわじわと下落していますね。
バイナンス初となる「Community Coin of the Month」はまだ認知度が低かったため、あまり注目されていなかったのかもしれません。
第2回目に上場確定したSubstratumの値動きは?
2017年9月30日から行われた第2回のバイナンス上場投票では、Substratum(サブストラタム:SUB)が1位を獲得しました。
Substratumは2017年9月に取引開始となった比較的新しい仮想通貨です。
Substratumは世界中の誰もが使用しないコンピュータリソースを提供できるように設計されたオープソースネットワークとして注目されています。
チャートを見ると、上場発表直後は低迷しているものの、約3か月後に高騰しています。
ただし、高騰した時期はアルトコインが全般的に高騰した2017年12月なので、バイナンスへの上場が影響しているかどうかは不明です。
第3回目に上場確定したZCoinは直後に高騰
2017年10月31日から行われた第3回のバイナンス上場投票では、ZCoin(ゼットコイン:XZC)が1位に選ばれました。
ZCoinは「ゼロ知識証明」という技術を使用した匿名性の高さで注目されている通貨です。
チャートを見ると、バイナンスの投票で1位を獲得して上場が発表された直後に高騰しています。
2017年12月はアルトコインが全般的に高騰した時期でもありますが、ZCoinは12月23日にハードフォークが行われたので、その影響も大きいかと思われます。
第4回目に上場確定したETHLendも直後に高騰
2017年11月30日から行われた第4回のバイナンス上場投票では、ETHlend(イーサレンド:LEND)が1位を獲得しました。
こちらは、2017年12月12日にBinance Teamから発表されたコメントです。
ETHlendは、2017年11月に誕生したばかりの新しいコインです。
スマートコントラクトという技術を使用し、世界中で自由な個人間融資ができる市場の開発を目指しているそうです。
ETHlendはバイナンス上場が決定後、徐々に価格が上がり、1ケ月後には6倍、ピーク時には8倍もの価格まで高騰しています。
バイナンスの上場通貨投票「Community Coin of the Month」も4回目となり、世界中から注目が集まってきたからかもしれませんね。
第5回目のRaiBlocksはリブランディングも成功して高騰
2017年12月31日から行われた第5回のバイナンス上場投票では、RaiBlocks(レイブロックス:XRB)が1位を獲得しました。
RaiBlocks(レイブロックス)は送金速度の速さで知られるRipple(リップル)と比較しても桁違いな送金スピードを実現したことで注目を浴びています。
2018年1月にバイナンスへの上場が決定したRaiBlocksは翌月2月1日にはリブランディングによりNano(ナノ)に改名されました。
Nano(ナノ)のチャートを見ると、バイナンスへの上場決定の直前に大きく高騰して、その後は少し下落していますね。
高騰が始まった時期は第5回のバイナンス上場投票がスタートした2017年12月31日直前なので、やはりバイナンスへの上場への期待によるものかもしれません。
2018年2月現在、少し低迷気味ですが、2月1日にリブランディングされたNano(ナノ)は将来性のある通貨の一つだと思います。
リブランディングには、運営側が今後さらに注力していくという意思表示という意味合いもあり、リブランディング後は価格上昇の可能性が高いのです。
参考記事:仮想通貨のリブランディングが価格に与える影響【チャート調査】今後の予定の調べ方も
僅差で敗れたXPの上場の可能性は?
第5回の投票でXPが1位になることを期待していた方も多いのではないでしょうか。
XP(eXperience Points)はゲームのインセンティブなどへの実装を目的とした仮想通貨で、ゲーム好きの方々の間では人気のコインです。
残念ながら、僅差でRaiBlocksに敗れてしまいましたが、今後、バイナンスに上場する可能性はあるのでしょうか。
第1回の投票結果発表時には、1位になったStratis(ストラティス:STRAT)以外に、候補に上がっていた4つの通貨も上場させることが公表されています。
その後の投票でも、候補に上がっていた通貨は次々と上場を果たし、第3回までの候補となっていたコインのうち、約半数が上場しています。
そのため、XPも今後バイナンスに上場する可能性は高いと言えるのではないでしょうか。
投票で上位に選ばれたコインの将来性は?
そもそもバイナンスの「Community Coin of the Month」はBinanceのスタッフが候補として選択した10~15種類程度のコインの中から、利用者が好きなコインを選ぶというものです。
バイナンスは取り扱いコインの種類が多いことで知られていますが、実はコインの信頼性や将来性などを厳しくチェックして、取り扱いコインを決めています。
バイナンスのCEOであるジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao)氏は、
これまで5000件以上の取り扱い申請を受けたが、各コインの信頼性やユーザーベース、流動性の観点から判断し、そのうち3%しか受け入れていない
とコメントしています。
ちなみにジャオ・チャンポン氏は中国の三大仮想通貨取引所の一つ「OKCoin」の共同創業者の一人としても知られる人物です。
仮想通貨に精通したジャオ・チャンポン氏が率いる専門家集団Binance Teamが投票の候補として厳選したコインはどれも将来性があるコインだと考えてよいと思います。
その中から投票で上位に選ばれた通貨は、将来価格が上がることが大いに期待できるのではないでしょうか。
第6回の投票で1位に輝いたElastos(エラストス)にも今後注目が集りそうですね!
バイナンスの上場投票で選ばれた仮想通貨の将来性まとめ
今回は、バイナンス(Binance)の投票で過去に1位になった通貨のその後の値動き、1位以外の通貨が上場する可能性などをまとめてご紹介しました。
この記事のまとめ
- バイナンス(Binance)は2017年7月に誕生した比較的新しい取引所だが、瞬く間に急成長し、現在は世界でトップクラスの取引量を誇る
- バイナンスの魅力は取り扱いコインの種類が多いこと
- バイナンスでは、2017年9月から「Community Coin of the Month」というイベントを開催し、利用者の投票により上場するコインを決めている
- 第1回目はStratis(ストラティス)、第2回目はSubstratum(サブストラタム:SUB)、第3回目はZCoin(ゼットコイン:XZC)が1位を獲得し上場を果たしている
- 第4回目に1位を獲得したETHlendはバイナンス上場が決定後、徐々に価格が上がり、1ケ月後には6倍、ピーク時には8倍もの価格まで高騰した
- 第5回目に1位を獲得してバイナンスへの上場が決定したRaiBlocksは翌月2月1日にはリブランディングによりNano(ナノ)に改名した
- 投票で1位にならなくてもバイナンスに上場する可能性はあり、過去の投票で候補に上がった通貨の約半数が既に上場している
参考URL