フランスワールドカップ、日本対クロアチア戦を観戦しに行った時の話です。
さて、今から20年前日本が初めて出場するワールドカップが開催されたフランス。
ジョホールバルの歓喜の時はまだ受験生でした。(歳バレますね。)
夜中に1人でテレビを観ていて岡野が決めた瞬間から30分以上泣いてたのをいまだに覚えています。
無事、受験に受かりそのご褒美として親がくれたプレゼントが「ワールドカップを観に行く事」でした。
海外は初めてではないけど友人と2人だけの海外旅行。
当時の心境は覚えてないけど良く大学生2人だけで無事に帰って来れたものです。
そしてあの時はツアーの予約が取れてもチケットがないという事態が蔓延し現地まで行けても試合が見れない人が続出しました。
私の父親の元部下が当時ロンドンに住んでいて、「ロンドンに住んでいる日本人向けのツアー」を現地で予約してもらっていたので私と友人はフランスへ直接行くのではなくまずロンドンに向かいます。
空港まで迎えに来てくれて家に招いて御馳走してくれ、大英博物館にも連れて行ってくれました。
世界史が好きだった私は「ロゼッタストーン意外とちっちゃ!」などと大興奮。
父親の元部下の方は「大英博物館はミイラがすごいんだよ。」とミイラのたくさんあるところまで連れて行ってくれましたがあるはずのミイラが一体もないんです。
そしてショーケースの中の上に「Now in Japan」と書いてあり「日本にあるんかい!」とみんなでツッコミを入れたのも今となっては良い思い出です。
そしてホテルまで送ってくれてワールドカップ日本対クロアチアのチケットを受け取りお別れしました。
結局それ以来会ってないけど本当にお世話になったので今も幸せに暮らしている事を願います。
友人と二人でタクシーに乗りロンドンの街中をぶらぶらした後、ホテルで1泊。
次の日にユーロスターという新幹線みたいな乗り物に乗りロンドンからパリに渡ります。
もう昔過ぎてうろ覚えだけどロンドンの駅、めっさオシャレだったな。
パリまで行くと日本人のガイドさんが待っていてくれてホテルまで連れて行ってくれました。
全員日本人のツアーで20人くらいだったかな。
今は知らないけど20年くらい前は「日本人はお金持ってる。」みたいなイメージを持たれてたみたいで現地の人だったり物請いの子供だったりにめっちゃジロジロ見られた記憶があります。
特に物請いの子供には色んな場所で何度絡まれたことか。。
今はそんなことないのかな。
マックで食べてる時も物請いの子が寄ってきて英語で「私は目が見えません。何か恵んでください。」みたいな事を書いてあるメモを渡してきてこっちをちらちら見たり他の日本人にメモを渡しに行ったりしていました。
「いや、お前絶対目見えてるがな!」と友人とツッコんだのも良い思い出です。
ホテルの前で団体でいると現地の人がめっちゃジロジロ見てくるのでガイドさんは危ないから早めに部屋に入って鍵を閉めてくださいとの事でした。
パリに1泊して次の日、いよいよクロアチア戦の日の為現地に向かいます。
駅名までは覚えてないけど試合会場があるナントまで高速鉄道に乗るので高速鉄道の出発駅までは地力で来てくださいみたいに言われたので友人と二人で地下鉄に乗り出発駅を目指します。
その途中、電車内で友人がフランス人に絡まれてましたが私は必死に他人のフリをしていました。(おい)
出発駅に着くと日本人ばっかり。
そして「チケットを10万で売ってください」とプラカードをかかげる方が結構いました。
私達のツアーは全員チケットがありましたが日本のツアーの人達は20人いて数枚しかないという状況。
ガイドさんがチケット枚数をみんなに説明し、現地で抽選になるとの説明をしていました。
現地まで行って試合が観戦できない人がこんなにもいて、どんな気持ちだったんだろうと考えるとやるせなかったです。
とはいえ私達には何もできないので幸運を祈り現地に向かいます。
どれくらい乗っていたかは覚えていませんが2時間くらいだったと記憶してます。
景色はずっと畑でした。。
そんなこんなで試合会場のスタジアム、スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワールに到着します。
ちょいと長くなったので続きはまた明日。