今日2018年2月10日で、ファミコン版ドラゴンクエスト3 ～そして伝説へ～発売から
30周年！ …という事で、どうしても今日書きたくて久々にブログを打ち込んでいます。
実は30周年が近いということで、先日から3DSでVCのDQ3をちょこちょこ
進めていて、現在オーブを6個揃えてラーミアさんを復活させる所まできました。
いや～～何回プレイしても面白いですね…！！
DQ3はボクにとって一番印象深いナンバーでもあって、いろんなハードで
リメイクされた作品をプレイしてきました。
ファミコン版発売当時ボクは小6でしたが、社会現象になっていましたね。
ゲームソフトの発売日に大行列になってるニュースなんて初めてでした。
当時の社会党の党首、土井たか子さんがDQ3をプレイしていたニュースが
流れていたのを覚えています。
ファミコン版は、8歳上の兄が買ってきて、ボクは冒険の書3を
細々使わせてもらっていました。
自分がプレイする時に限って、兄の冒険の書だけが消えて
ものすげぇ怒られたのを覚えています。
兄は一度ハマると、とことんやり込む偏執狂な所がありまして…
毎日徹夜でカンストまでプレイしていたんですが、いつだったか母が
夜中起きてきた時、兄がまだプレイをしていたのに業を煮やして
DQ3が挿さった本体ごと窓から外にブン投げたんですね…
回収したファミコン本体にヒビが入ってたり、部品が一部なかったりしたんですが
テープで止めてそのままプレイ続行してましたよ。…さすが任天堂製品ですね…！
窓からブン投げたぐらいではプレイに支障はないわけですから…
兄はレベル99になっても絶対に上がり切らないステータスの数値をMAXまで上げていたので
子供ながらに驚きでした。普通にプレイしてもHPやMPが999になる事はないんです。
でもどうやらそのからくりは…ランシールバグという
ある条件下においてアイテムが変換されるバグ技を悪用して
能力値を上げるタネ類を無限増殖していたんですね…
…そら母親もキレてファミコンを空にブン投げますよ。
そのバグ技によって、本来4から実装されるはずだったちいさなメダルや
死のオルゴールという没アイテムもアイテム名だけ見る事ができましたね。
…まあ使っても何も起きないんですけども…
どうやら本来は使われる予定だったけど、データ容量の都合でカットされて
アイテム名だけデータとして残ってるみたいなんですね。
死のオルゴールなんて子供ながらにワクワクしましたもんね。
多分、敵味方全部にザラキなんじゃないですか？怖いアイテムですよね。
このアイテムは結局4以後になっても見ずじまいでしたが…
今プレイしているVC版はスマホ版が元らしいですが、
そもそも「しらべる」コマンドがありません。何かアイテムが隠れてる場所で
「！」マークが表示され、そこでAボタンを押すとアイテムを発見できるという
超ゆとり仕様なんです。ヌルゲーマーなボク的には嬉しすぎる仕様変更ですね。
ゲームボーイ版のDQ3で実装されたモンスターメダルのシステムは無くて
そこがちょっと残念なのですが…
モンスターメダルとは、モンスターを倒すとまれに、通常のドロップアイテムとは別に
銅、銀、金のメダルを落とす事があってそれを集めるというものなんですが
まぁ銅はよく落とすんですよ。これが金になると極まれになるんですね。
当時このメダルをコンプしたくて、ゲームボーイ版をシコシコやっておりました。
またこの廃人仕様のモンスターメダルのシステム、復活して欲しいところです！！
ところで…
数年ぶりにDQ3をやってまして、今更ながら「あれ？」と思った所があり
30年前のゲームではありますが大人げなくつっこみますね。
まず、後期のDQシリーズで導入されたヌルいMP回復アイテム（魔法の小瓶とか）、
今の所スマホ版DQ3ではお目にかかれてないんですね。
MP回復は宿屋かマホトラか祈りの指輪のみ。
マホトラは魔法使いか賢者の使う魔法なので、僧侶は祈りの指輪一択なんですね。
深いダンジョンに潜る時どうしても魔法職はMPが尽きるじゃないですか。
その大事な祈りの指輪、基本非売品なんですが
エルフの隠れ里にて変化の杖でエルフかドワーフに変身していくと…
なんと2500Gで売ってくれるんですね！
装備品並にお高いので沢山は買えずに、後に現れる寒い所で一人で暮らしてる
変態じーちゃんと、船乗りの骨とボクちんの変化の杖を早々とトレードしてしまったんですよ…
この孤独なおじいちゃん、若い女の子に変身したい願望があるみたいで…
そもそもですよ。この変化の杖って、その杖の魔力を利用してサマンオサの王にまで
のぼりつめた、悪のボストロールを成敗してやっと手に入れた貴重な一品なんですよ！
それを、この世で勇者にしか需要がないであろう、超ニッチな
幽霊船の位置を指し示す、くるくる回るだけのヒモつきの骨と物々交換ですよ…！
交換レートが釣り合ってないんですよ…！！！
幽霊船の位置を指し示すといったってくるくる回るだけなのに
なぜか方角どころか詳しい座標まで示すわけですよ。
骨がくるくる回るだけで、なぜ南に50 東に82とか超具体的に指し示す事ができるのかは
甚だ謎なのですが、基本一回幽霊船に飛び乗ってエリックの骸の脇にある
超アバウトな「愛の思い出」を手に入れたら幽霊船なんて二度と乗りませんからね。
骨なんていらないわけですよ…
ボクは祈りの指輪をごっそりエルフの里で買い占めたかったから
どうしても変化の杖を返して欲しいんですよ…！…で、じじいの所に戻ってみると
何回もピチピチギャルに変身しては悦に入ってるわけですよ…！
ボクはその場面を見てどうしたらいいんですかね……
一度変化すると10秒ぐらい女の子になって、それで変身が解けると
じじいに戻ってまた変化して…
そんな繰り返しで…もう二度と骨は受け取ってくれないんですよね…
ボクの変化の杖返してぇぇぇぇぇ
今プレイしているパーティ構成は、勇者•戦士•武闘家•僧侶で、
武闘家が賢者に転職したのですが…
ファミコン版には無かったAIバトルがあってこれが大変楽なんですよね。
基本僧侶は回復するだけでいいんですよ。なのに作戦次第ではバギとかザキとか
ちょいちょい戦闘できるアピールをしてくるんですね。
僧侶お前、わたしだって戦えるんですよアピールはいらないから！
物理は勇者と戦士にゃ適わねぇし、攻撃魔法では魔法使いに遠く及ばない
なんなのあのバギの微妙なダメージ量…
ザラキだって敵が使う分にはいいんですよ、
戦闘に緊迫感が出るじゃないですか。
どんなにHPや防御力があっても一撃で死んで文字部が真っ赤になるのは
ハラハラして面白いと思うんですよ。
でも味方側にザラキっていりますかね？そもそも体中の血液を凝固させて
一撃で死に至らしめる魔法って、味方が使うにはえぐすぎませんか？
レベルが上がったり高い装備品を身に着ける事によって
敵に与えるダメージ量が上がるのは爽快ですよ。
でも効くか効かないか運任せな魔法な上に、効かなかった場合はダメージ0って
MPを損するだけってのが嫌なんですよね…
もちろんレベルが上がれば効く確率も上がるのかもしれないですけど…。
これに限らず攻撃魔法は一定の確率で効かないという仕様は
深く潜るダンジョンではMP消費が辛いのでなんとかして欲しいです。
最後にオルテガについてなんですけど、ボクはファミコン版の演出が好きなんです。
スーパーファミコン版だと、オープニングでオルテガの火口での戦いを見せていて
それは正しい演出の追加ではあると思うんですが、
最後のゾーマ城で会った時のインパクトが薄れてしまう気がしたので
ボクはオルテガを先に映像で見せてしまう演出は不要派です。
あの、勇者の父親のオルテガは魔王討伐に向かって死んだらしい
→行く先々でオルテガの居た痕跡が
→どうやら少し前にゾーマ城に入ったらしい
→ついにオルテガ発見！オルテガ生きてたぁ！！
→ああああああああオレの親父がデスストーカーの色違いだったぁぁぁぁぁ
この一連の流れがいいんですよ。データ容量の都合からか
殺人鬼やカンダタと同じグラの使い回ししなきゃいけなかったのは
百歩譲って許せたのですが、ずっと探し求めてた父親が目の前で
キングヒドラに一方的にやられていて助ける事ができない！
最後に倒されたオルテガを介抱するも、目も見えない耳も聞こえない！
目の前の人間は息子が成長した姿なんだってわからないまま死ぬって…
あんまりじゃないですかぁぁぁ！！
プレイしてた小6のボクにもその運命の残酷さは心に刺さりました…。
せめて助けられないまでも、最後は成長した息子の姿を認識した上で逝って
欲しかったなあ…
いやわかりますよ、それだとごくごくありふれた陳腐なお涙頂戴お別れシーンに
なってしまうって事も！
でも、そんな手垢がつきまくった王道がボクは好きなんですよ～～！
スーパーファミコン版以後は一応、裏面もクリアすれば
オルテガが生き返ってアリアハンの自宅に居てくれるようになりますけど、
次もしどこかでまたリメイクされる機会があれば是非
オルテガとキングヒドラの戦いに勇者も参戦してオルテガを無事救出し
親子で共闘してゾーマを倒しに行くという、激熱なルートを作って欲しいところです！
どーかよろしくお願いします！！