IPOセカンダリ投資 ジェイテックコーポレーション(3446)
基本情報
会社名 : ジェイテックコーポレーション(3446)
市場 : 東証マザーズ
上場日 : 2018年2月28日(水)
公募価格 : 2,250円
VC圧力 : 初値1.5倍で6.12%
大型放射光施設で使うX線ナノ集光ミラーを開発、製造、販売する「オプティカル事業」を手掛ける。
また、自動細胞培養装置の開発、販売を行う「ライフサイエンス・機器開発事業」も手掛けている。
創薬、医療技術分野に必要となる設備開発が主な業務。
主要顧客は研究機関、大学、企業など。
割安度
上場日の初値 : 9,700円
今期予想EPS : 84円
2年後予想EPS : 121円
今期予想PER : 115倍
2年後予想PER : 80倍
割安度 : 高すぎる
成長性
予想成長率 : 15%〜20%
売上、利益共に伸びが非常に順調。
ビジネスモデル
競合多いが、高い技術力で優位を保つ。
オプティカル事業
ミラーを使う施設は世界に現状70施設あり、 現在30施設建設、計画中。
今後も継続的に施設が立ち上がる予定。
ジェイテックコーポレーションのミラー販売先の8割は海外顧客であり、加速度的に需要が伸びている。
ミラー製造設備が足りていないため、直近は設備投資がかさむが、投資費用を吸収しながら数年間はオプティカル事業の大幅な成長が続く見込み。
ライフサイエンス・機器開発事業
急成長が予想される再生医療向けの周辺産業に関する商品開発を積極的に展開している。
しかし、研究分野は業績が予測しづらく、成長性を正確にはかりにくいため、未知数とする。(成長性には加味しない)
財務状況
流動資産だけで負債分をほぼカバーできており、建物や設備等の固定資産は十分に価値があるものと判断できるため、現状は実質無借金経営で財務的なリスクは低い。
総評
初値高騰により、オプティカル事業の成長性を加味しても割高水準。
ライフサイエンス・機器開発事業はリスク要素として判断したとしても、オプティカル事業の将来性を踏まえれば、利益が伸びる余地は大いにある。
割安水準まで下がれば買いを検討する。