どうもにゃんこ二等兵です。
先日、下記の記事を拝見し時代の移り変わりを実感しました(笑)
電子コミックスの売り上げ、紙コミックスを初めて上回る - ITmedia ビジネスオンライン
遂に電子コミックスが紙コミックスを抜きましたね(^^)
電子書籍のメリットは紙に比べとにかく”場所を取らない”これに尽きます(笑)
タブレット1つで何千冊もダウンロードできるので、とても便利です。
私は上記が理由で電子書籍を購入したりします。
ここ数年ではWEB漫画と呼ばれる新たなビジネスモデルも展開されてきました。
WEB漫画が注目される前までの漫画家になる方法といえば、色んな賞を取ったりして出版社とコネを作ったり、同人活動をしたり、アシスタントを経験したりしながら漫画家になるのが王道でしたが、現在はWEB漫画のおかげで前述の工程がなく、絵が素人でもアイデア1つで漫画家になれたりもします。
WEB漫画の火付け役がワンパンマンですかね。詳しい詳細は下記のWikiをご覧ください。
という訳で今の時代は出版社を通さずとも、インターネットというツールのおかげで自分の作品を第3者に知ってもらう事が可能になりました。
なので従来のような方法で雑誌掲載や単行本販売に辿り着かなくても、WEB漫画でヒットすれば逆輸入的な形で単行本を販売できることも。。
よくある単行本(漫画)の1冊の値段は¥400+税くらいでしょうか。
出版社も自身が発売する漫画雑誌ではほとんど赤字で、その派生(単行本)から利益を生み出すらしいです。
それだけ単行本の収益が重要だということですね。
雑誌にせよ、単行本にせよ、製本する過程で(キャラクターのセリフ入力はパソコン作業になるため、)一度データ化されます。
その後印刷し販売される訳ですが、電子書籍の場合、データ化した段階で販売することが出来るので、材料、印刷代がかからず1冊あたりの製作費が安くなるはずなのになぜ未だに紙書籍と値段が変わらないのでしょうか?
単行本の原価?材料費?ですかね - あれっていくらぐらい何ですか?えっと、ジ... - Yahoo!知恵袋
大手出版社の刊行物であり、初版は売り切れるという前提で書店と取次(本の問屋のようなもの)の取り分が30%程度。
残りを出版社側が取りますが、その内、印税として作者に支払うのが10%、印刷や編集などに必要なコストが30%、管理などに必要なコストが20%程度で、利益として得られるのが10%程度です
と↑上記を参考に考えていきたいと思います<(_ _)>
紙媒体書籍だと発行部数が多ければ多いほど、1冊あたりの材料代(単価)は落ちます。
しかし増刷するたび材料費は絶対かかってしまいます。
電子書籍の場合だと増刷という概念がほとんどありません。
強いていうならビューワーを作る費用が掛かったりしますが、電子書籍は印刷代がないので今まで発生していた印刷の部分(一般的な書籍のコスト、)をビューワーに充てる事が出来たりします。
なので上記の例でいくと、印税の部分や編集コストに関しては紙媒体、電子媒体共に共通して変わらない部分もありますが、その他のコストについては結構変わってきたりします。
電子書籍を本気で売っていこうと思えば、まず書店と取次に支払う部分を確実に減らすことが出来ます。
例、自分でサイトを立ち上げて自前で販売。
ただその場合、今までにない作業も発生するので管理コストがあがる可能性があります。
ただ上記例の管理コストが何の管理に対するコストなのか分かりませんが、物に対するコストの部分に関してはデータ化にすることによってかなり削減できると思います。
まず場所がいらないというのはかなりのメリットです。
データの場合、在庫の概念や何万部、何百万部置いておく場所(土地)が必要ないからです。
在庫の概念は”初版は売り切れるという前提”という部分にも関わってきます。
大抵の書籍は初版を売り切った時に赤字にならない様に価格を設定します。
製本~販売までに掛かった費用が5000万だったとします。
そして初版が5万部だったとします。
1冊あたりを1000円に設定すると、初版をすべて売り切るとトントンになる、そんなイメージで考えて下さい。
なので6万部、7万部と増版し売り切るたびに、増版時にはかからない編集コスト(初版時に既にデータは作成済の為)の分が利益になってくるという訳です。
なので増版してからが本番、そこからようやく儲けが出るとも言われています。
電子書籍は”初版、在庫、中古うんぬんの概念がほとんどない”、”販売するまでに色々な過程を省ける”ので、やはり本来紙媒体より安くなってもおかしくない。
ちなみにワンピースやドラゴンボール等のような既に紙媒体で存在している書籍を電子書籍で販売する場合に掛かるコストって・・・なぜ電子書籍でも同じ値段?(笑)
自社サイトやサーバー設立等のコスト、またランニングコスト、そんなにかかる?(笑)
そこいらの犯罪まがいな人が複数人でネタバレサイトしてあれだけ儲けられた結果や世間の需要をみれば、本家出版社が本気だして自社ネタバレサイトを立ち上げたら、どれだけ利益出るか想像つくと思います(笑)
という訳で電子書籍と紙書籍での差分(利益)はどこに行っているのかは私には分かりませんが、漫画家への印税に支払われていることを願います(笑)
本当に闇が凄いですね、闇が。
漫画家になりたい人や既に漫画家の方は渾身の作品をどんどんネットに公開した方が、第3者の目に触れる機会が増える=色んな方に読んでもらえる、のでWEB漫画スタイルで活動を続けて、ワンパンマンのように人気が出たら色んな闇を介さず自身で直接売った方が得なんじゃないかなと私は思います(笑)
というわけで長くなってしまったので今回はこの辺で失礼します。
それでは(^^)/