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更新日:2017年4月5日
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神経芽腫とは15歳未満の子供がかかるがん(小児がん)の一種で、神経芽細胞腫とも呼ばれます。小児がんの中では白血病についで頻度が高く、主に副腎(腎臓のすぐ上にある臓器)や交感神経に発生する固形の腫瘍です。治療を受けなくても自然に治る場合がある一方で、発見が遅れると肝臓や骨など全身に転移し、死亡することもあります。また、身体の深部にできるため症状からは分かりにくく、転移した場所の症状から発見されることが多いです。
一般に早期発見の難しい病気ですが、神経芽腫検査で尿の成分を調べることで早期の発見が可能です。
主な治療方法としては、下記の3つが挙げられます。
多くの場合、病気の状態(腫瘍の大きさ、転移の有無など)を考慮しながら、3つの方法を組み合わせて治療を行っていきます。例えば、手術による腫瘍の摘出が難しいときには、抗がん剤を使ってがんを小さくしてから摘出するといった方法がとられています。
札幌市では、1歳6か月頃のお子さん全員を対象に検査を無料で行っています(注)。
お住まいの区の保健センターから、1歳6か月健診の案内と一緒に「神経芽腫検査セット」が郵送されます。検査セットの中に入っている「神経芽腫検査のお知らせ」をよくお読みになり、ろ紙に尿をとり申込書と一緒に衛生研究所へ郵送してください。
(注)郵送で申し込む際の郵送代は各自でご負担ください。
(1)「神経芽腫検査セット」が郵送されます お住まいの区の保健センターから、1歳6か月健診の案内と一緒に「神経芽腫検査セット」が郵送されます。 |
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(2)脱脂綿をあてて、尿を採取します 検査セットに同封されている検査説明書を良く読んで、おむつの中に脱脂綿をあてて、尿を採取します。 |
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(3)尿のついた脱脂綿をろ紙の上でしぼります ろ紙は完全に乾燥させて、申込書と一緒にできるだけ早く衛生研究所に郵送します。 (日数が経過すると正確に検査できなくなるため。) |
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(4)衛生研究所で検査をします 衛生研究所で、神経芽腫に特徴的な尿の成分を検査します。 |
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(5)検査結果が郵送されます 通常、2週間以内に検査結果をお知らせします。 |
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