コロコロ漫画にモンゴル大使館が抗議文 チンギス・ハンの顔に落書き...「非礼な行為」「非常に残念」


これは厄介ですなぁ。
ややこしいのはチンギス・ハンが存命ではなく、「歴史上の人物」というところ。
作者は歴史の教科書に落書きする小学生のような気分で描いただろうことは容易に想像できるし、それが今の小学生に受けるだろうことも解る。しかしなぁ・・・。

例えばモンゴルの漫画で聖徳太子の額にチンコ描かれたら日本人、怒るかぁ?という話。
・・・怒るかもな・・・。

昔なら許されたこのようなキワキワの表現でも、今は例によってSNSの猛威で簡単に吹き飛ばされる。
ギャグやコメディは特に神経質にならざるを得ない。

しかし、明らかに悪意はないのだから、謝って済ませればいいのだ。
大事なのは、萎縮しないことだ。
表現の幅が狭まれば、人間の心の幅も狭くなる。
心を失えば、人はたちまちカルト化し、全体主義や新興宗教に走る。

ヒトラーにとっての「退廃芸術」、スターリンにとっての「形式主義」、アベにとっての「教育勅語」(笑)など、不毛に政治利用されないためにも、表現の幅は絶対に必要なのだ。