LiveMakerではMPEGやWMVなどの動画ファイルを再生することができます。
ここではゲーム画面と同じ大きさの動画ファイルを再生して、再生が終了したら動画を消去する、という所までやってみます。
まず、再生する動画ファイルを用意してください。使用できる動画ファイルはAVI、MPG、WMVですが、なるべく多くのPC環境で再生できるように、MPEG1かWMV形式の使用をおすすめします。
動画ファイルはムービーフォルダに入れてください。ムービーフォルダは、メインメニューの
「プロジェクト」→「ムービーフォルダを開く」で開きます。
ファイルが用意できたら、メインメニューから「挿入」→「サウンド・ムービー」→「ムービー表示」を選択してください。
「ファイル名」で再生する動画ファイルを選択します。
「表示倍率」を指定すると、動画の表示サイズを小さくしたり大きくすることができます。今回は動画ファイルそのままの大きさで表示するので
「100」のままでOKです。
「横の位置」「縦の位置」は動画を表示する位置です。今回は画面いっぱいに表示するので
「中央寄せ」のままで構いません。
「再生タイプ」は、リピートや再生後の処理を指定する項目です。今回は再生終了まで待つので
「再生終了まで待つ」を選択してください。
「オーバーレイ」は、動画の表示方式を選びます。
「オーバーレイ」を選択すると、動画はゲーム画面の一番手前に表示されます。動画より手前に画像や文字を表示することはできませんが、その代わりCPU負荷が低いためスムーズに再生できます。
「合成表示」を選択すると、画像と同じように
「プライオリティ」を指定して表示順を変えたり、
「不透明度」を変えることができます。ただし、CPU負荷が高いため、画面解像度やPC環境によってはカクつきが生じます。
今回は動画以外に表示するものがないので
「オーバーレイ」を選択してください。
全ての項目を設定したら
「OK」ボタンを押してダイアログを閉じてください。
このままだと、動画の再生が終了しても動画が画面に残ってしまうので、
「ムービー消去」コマンドを挿入します。
メインメニューから、
「挿入」→「サウンド・ムービー」→「ムービー消去」を選択してください。
結果、シナリオはこのようになります。
F5を押して実行してみてください。
動画が再生されて、再生終了後に消えれば成功です。