LiveCinema
ビットマップアニメーションよりも高度な動きを実現するにはシネマ(スライドアニメーション)を使います。シネマは、GraphicsGaleで作った画像を素材とし、時間に沿って画像の座標、大きさ、角度、透過度などを変えて動きを作り出します。少ないリソースで済むので、ビットマップのみのアニメーションに比べて圧倒的に短時間で作成できます。

実サイズ
座標移動、拡大縮小、回転、アルファブレンディングを使用して作ったメーカーロゴ。
このような複雑な動きも、プログラマーを介さずデザイナーだけで構築することができます。
LiveCinemaを使えば、ゲーム中に出てくるキャラクタのアニメーションから、オープニングデモなどの長編ものまで、一貫した操作でアニメーションを制作できます。
シネマ 背景 合成(ゲーム画面)
キャラクタだけをシネマで作った例。
シネマでは背景を抜くこともできるので、このようにシナリオの中で背景の上に重ねることもできます。
従来プログラマがスクリプトで行っていた処理をデザイナだけで構築することができるため、開発効率が向上します。
従来のプログラマーとデザイナーのやり取り




ゲーム制作では上図の様なやり取りが非常に多く発生します。
アニメーションの実際の動きはプログラマーがスクリプトを組むまで分からないので、デザイナーやプランナー(企画者)のイメージが完全に反映されるまでどうしても時間がかかってしまいます。
プログラマーにとっても、逐一動きの検証に付き合わなければならず、メインの作業が中断されてしまいます。


LiveCinemaはゲーム中、実際に使用するアニメーションファイルを作成出来るので、検証作業は画像を作成するデザイナーのみで済みます。
プログラマーは完成したファイルを差し替えるだけで済み、検証作業に付き合う必要がないので、メインの作業に集中できます。