日本で最も魅力のある勤務先はパナソニック――オランダに本社を構える人材サービス企業日本法人・ランスタッドは2月27日、働きたい企業を世界共通基準で測る「エンプロイヤーブランド・リサーチ 2018 ランスタッドアワード」の日本の調査結果を発表した。
昨年11月~12月にかけ、国内の18歳~65歳までの男女7105人に対し、調査対象の225社について「社名を知っているかどうか」と「その企業で働きたいかどうか」を問うた上で、勤務先選択の際に重視する指標についても調べた。
パナソニックは昨年5位から初の1位受賞。仕事内容や革新的な技術、社会的評価の項目で特に支持を受けた。昨年まで食品・飲料メーカーが毎年総合1位を獲得していたが、電気・精密機器メーカーがトップとなるのは2012年のソニー以来6年ぶりという。18年はソニーも4位に順位を上げており(昨年8位)、「日本の働き手の関心が電気・精密機器メーカーへ戻ってきていることがうかがえる」としている。
2位はトヨタで、給与水準、職場環境、安定雇用などが高く評価された。3位は日清食品ホールディングスで、仕事内容が働き手の関心を集めた。
海外企業部門は1位がApple Japan、2位がジョンソン・エンド・ジョンソン、3位が日本コカ・コーラだった。
業界別のランキングでは、「情報通信/サービス業」で楽天が初めて1位に。革新的な技術やサービスで新たな価値を提供する企業を選んだ「注目企業」では、1位がGoogle Japanだった。
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