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開発中の超高感度撮影技術を公開

 最初に染谷氏は、ソニーモバイルが開発を進めているという2眼カメラの技術について説明した。これまで交換レンズ式の一眼レフカメラでしか撮影できなかった超高感度撮影を、手のひらサイズのデバイスで実現することを目指しているという。

写真3●ソニーモバイルが開発中の超高感度撮影技術
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 暗所での撮影時のISO感度は、静止画では51200、動画では12800に対応。ブースでは、開発中のプロトタイプを用いて、真っ暗な室内に家庭用プラネタリウムが描いた星空であっても肉眼での見た目以上に明るく撮影できることを示した。

写真4●天井に向けたプロトタイプ機で星空を撮影するデモ
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 具体的な製品化の予定には言及しなかったが、この技術は2眼レンズと画像処理チップとの組み合わせにより開発を進めているという。

写真5●デュアルカメラモジュール
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写真6●専用チップの「Fusion Image Signal Procssor」
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