3日前、亀仙人と古女房との出来ごと。
古女房「いたたっ・・・」
亀仙人「・・・・・・(聞こえない振り)」
古女房「いた―ぃ!」
亀仙人「・・・・・・(黙ってPCのキーボードを打つ)」
古女房「ねえ!足が痛いのよ!」
この辺りで、返事をしないと後が怖いので
「おっ、そうかどうした?」と今気が付いたように返事をする(笑)
どうやら、買い物に出掛けて帰ってきたら、足の指が全部痛いという。
「靴を変えたのか?」と聞くが
いつも履きなれた靴らしい。
そこで靴下を脱がせ触診をする。
どうやら痛いのは全部の指という訳でもなく、主に小指側の様だ。
先ずは、その場に寝て貰って、足先から気を通す。
すると膝や股関節に痛みがジンジンと響くらしい。
今度はうつ伏せに寝かせ
お尻の辺りを触診する。
すると左側に大きなストレスが掛かっているのが分かる。
「最近、偏った立ち方をしてないか?」と聞くと
どうやら、ここの所、近所の子供の子守りを頼まれて、左側で抱っこをしていたらしい。
これで大凡の原因は分かった。
後は、ずれていた腰椎5番の骨を戻し、股関節周辺を解して終了。
あれから3日が経つが、今は全く痛まないというから治療は成功したようだ。
「ありがと^^」
古女房は、顔の皺を増やしてニッコリと微笑む。
もちろん夫婦なので料金は発生しない(笑)
因みに、秘守義務があるので、クライアントの山ほどある症例はそのまま書けないが、まあ、古女房の話だから、こうしてフルバージョンで書ける。
古だけに・・・(笑)
所で、足先から気を通した段階で、9割がた痛みは消えているから、営業的に奇跡を演じるのなら初めの一触だけで良い。ちょっと触れただけで治れば
正に『神の手』だ(爆)
やがて信者が大勢押し掛けて、術者は名誉と金を手にするだろう。
だが、そこには自我を肥大化させる落とし穴がある。
本来、病は結果に過ぎない。
ならば、その原因が分からずじまいで、症状だけ消えるのは、大きなリスクだと思わないか?
それよりも、ちゃんと一緒に原因を探り、二度と同じ事が起きないようにするのがベストではないだろうか。
まあ、しゃあないか・・・
古女房も、もう忘れたように
せんべいをかじりながらテレビを観ているし(苦笑)
これが人間というものかもしれない。
しかし、亀仙人はあるとき気付いた。
神に成る事は放棄したが、これは夫婦円満の為には「使える」と(笑)
ああ、きっと素人でも良いんだ。
夫婦で肩をたたき合うだけでもいい。
一番大事なのは愛情を持って相手に触れること。
そうすれば、きっと熟年離婚なんていう最悪のリスクは回避できると思われる。
ガンバレ日本!!
ん?