BLOG

ホリエモン×ひろゆき、ネット上の誹謗中傷はビジネスになる!?

カテゴリー:
生活関連, 社会, 裁判関連
86

雑誌『週刊プレイボーイ』で連載中の、対談コラム「なんかヘンだよね」
ホリエモンとひろゆき氏が、ニッポンの“ヘン”を語り尽くします。

今週のテーマは、「有名人への誹謗中傷」について。

ネットでの有名人への誹謗中傷。これからはビジネスとして裁判に!?

(イラスト:西アズナブル)

ホリ 横浜DeNAベイスターズの井納翔一選手が、妻を中傷した20代のOLを訴えたというニュースがあったんだけど知ってる?

ひろ そのOLさんは何をしたんですか?

ホリ ネット上で「このブスが嫁ならキャバクラ行くわ」とか書き込んだらしい。

ひろ へー。で、いくら請求されたんですか?

ホリ 情報開示にかかった費用も含めて200万円弱らしいよ。実は俺も名誉毀損で週刊誌を訴えたことがあるんだよね。ライブドア事件に関する事実無根の記事を書いた7、8誌を訴えて、全部勝った。

ひろ ちなみに、いくらくらいもらったんですか?

ホリ たしか1件当たり200万~300万円くらいだった気が。全部で2000万円近く取ったんじゃないかな。

ひろ すごいっすね。まあ堀江さんが訴えたのは週刊誌でしたけど、井納選手が訴えたのは一般人ですよね。珍しいからニュースになったと思うんですが、似たようなケースは今後もどんどん増えるんじゃないですかね。

ホリ ネット上の誹謗中傷って珍しくないけど、弁護士を立てると費用がかかりすぎるからって、以前は泣き寝入りする人が多かったはず。

ひろ でも、その弁護士のコストが毎年下がってきていますからね。10年前とかってネット上の誹謗中傷の裁判をお願いしても「何それ?」って感じだったんですけど、最近は「ユーチューバー弁護士」とかいるくらいですから。「こうやって証拠を残しましょう」「コストはこれぐらいです」ってサクサク教えてくれますよ。ということで、誹謗中傷されやすい有名人なら、すべて訴えたら結構なお金を取れちゃう。ひとり当たり50万円の賠償金でも20人捕まえたら1000万円ですし、普通にやる人いるんじゃないですか?

ホリ 俺もやれば結構取れそうだな(笑)。

ひろ 堀江さんの名誉毀損に当たる発言って、探せば1000くらいあると思うんですよ。そんで弁護士に「手数料を10%取っていいから好きに訴えて」と言ったら、ガンガン裁判を起こして、堀江さんも弁護士もすごい儲かると思うんですよね。

ホリ だよね。やろうかな?(笑)

ひろ 堀江さんを誹謗中傷するコメントは定期的にあるわけですし、ちゃんとしたビジネスになりますよ。

ホリ でも、訴えて勝ったとしても、逃げられるケースも多そうじゃん。そもそも、ひろゆきが……(笑)。

ひろ いやいや(笑)。でも、相手がサラリーマンなら、会社にいえば給料を差し押さえられますし、仮に無職の人でも実家とかに住んでいると親が払うケースもありますから。

ホリ さすが詳しいね(笑)。

ひろ 誰かみたいに覚悟決めて「絶対に払わない!」ってタイプなら逃げることもできますよ(笑)。でも、日本にはそういう人は多くないですから。まあ、数十万円を払うか、弁護士から連絡がずっとき続けて会社にも言われることを考えたら、毎月3万円ずつとかでも払うって人がほとんどだと思いますよ。

 

・・・この続きは、現在発売中の「週刊プレイボーイ」でお楽しみください

週刊プレイボーイ 2018年 3/12 号 [雑誌]

週刊プレイボーイ 2018年 3/12 号 [雑誌]

  • 価格¥ 445(2018/02/27 17:04時点)
  • 出版日2018/02/26
  • 雑誌ページ
  • ISBN-10
  • ISBN-134910206720380
  • 出版社集英社
86

友だち追加数