私は一人っ子。
そして3月生まれの早生まれです。
特別裕福な家って訳ではないけれど、小さい頃は、何不自由なく、元気で健やかに育っていたと思います。
子どもらしく、純粋で超ポジティブだったハズです。
ところが、幼稚園に入ってから、私は超ネガティブ思考な子どもに一変してしまいました。
別に、両親は今までとなにも変わらず私を愛してくれていたし、経済状況が変わった訳ではないんですよ。
幼稚園に入って、あることに気づいてしまった。
ただそれだけなんです。
流暢におしゃべりができない。
けんかや言い争いの仕方がわからない。
お弁当や給食を食べ終わるのが遅い。
かけっこも遅い。
お絵かきや工作も下手っぴ。
すべてにおいて、周りのお友達に比べて劣っていたのです。
とにかくお友達の言動に全くついていけなかったんです。
大人になって考えれば、月齢が違うんだもの、当たり前でしょ?
ってことは分かるのですが、当時の私は「どうせ私なんて。」っていう思いばかりがどんどん募っていきました。
幼稚園の遊具で一番人気があったブランコ。
私は卒園するまで1度も乗れませんでした。
いつもたいして楽しくもない、UFOのような円盤型の箱の中にいました。
または、大好きだった先生と一緒に過ごしているか・・・。
なんで面白くないのに幼稚園や学校に行けないんだろう。
小学1年生の頃までは、わけも分からずただただ通っていました。
テスト中に隣の子の解答を見ちゃいけないことも知らない、おバカな子でした。
そんなときに出会ったのが、ピアノ。
読書も大好きでした。
人と関わるよりも、自分の世界に入りこむ方が楽しかったんですね、きっと。
一人っ子か早生まれ。
どっちかだけだったら、ここまで苦しまなかったのかもしれません。
MACOさんのプログラムをしていたときに、ワーッと思いが込み上げて、涙まで流してしまった私のネガティブ感情。
なんだかんだで子どものころの思いを引きずっていて、月齢なんてとっくに関係のない今でも、どうせ私なんてってついつい思ってしまいます。
そして人と関わるのも苦手だから、自宅に帰ってから、いや帰り道に疲れがどっと出てきてしまいます。
でも、そんなネガティブな自分もひっくるめて愛さないといけませんね。
あのときの あの苦しみも
あのときの あの悲しみも
みんな肥料に なったんだなあ
じぶんが自分に なるための
相田みつをさんのお言葉。
ネガティブだった自分がいたからこそ、今の自分があるのです。