ここ数年で、ソーシャルゲーム(通称「ソシャゲ」)が話題になっています。従来のゲームと違って、課金することで、レアアイテムをゲットしたり、キャラクターを強くすることができるのが特徴的です。
ついついゲームにはまってしまい、月々の課金額が数万円に達している方もいます(中には、数百万の課金者もいるようです…)。
ソシャゲが面白いことは確かです。ただ、課金したお金はゲーム内でしか影響がありません。どうせなら、ゲーム感覚で楽しめて、現実世界にも影響があることにチャレンジしてみたいとは思いませんか。
ここでは、仮想通貨とゲームの似ている点や異なる点、仮想通貨のメリットなどについて紹介します。気軽に読んでみてください。
ゲームへの課金と仮想通貨への投資の異なる点
似ている点
現物ではない
ゲーム内の通貨も仮想通貨も、現物ではありません。ともにデータ上で保管されています。そのため、日本円やドルといった法定通貨のように、コインや紙幣のような実態を持ちません。
法定通貨を使う場合、お財布に入れておく必要がありますが、ゲーム内の通貨や仮想通貨は、全ての管理がデータ上で行われます。そのため、お財布の盗難や火事による焼失によって、お金を失う心配はありません。
異なる点
仮想通貨は法定通貨(日本円)に換えることができる
ゲーム内のお金は、法定通貨に換金することができませんが、仮想通貨は利確することで、日本円に換金することができます。
ちなみに、利確とは、自分が所有する仮想通貨を売却して利益を確定させることを指します。
仮想通貨はお店での決済ができる
当然の話ですが、ゲーム内のお金を使って実際の店舗で買い物することはできません。例えば、あるRPGゲームで1000G持っていたとしても、スーパーやコンビニで、お弁当や飲み物を買うことはできません。買えるのは、ゲーム内の、ひのきのぼうや薬草です。
しかし仮想通貨では、現実世界のお店で買い物をすることができます。まだ国内では仮想通貨決済ができるお店が少ないですが、ビックカメラなどの大型店舗では、すでに仮想通貨での決済ができるところもあります。
仮想通貨のメリット
お金を稼げる可能性がある
単純な話ですが、仮想通貨による投資でお金を稼ぐことができます。例えば、ビットコインは、ここ数年でものすごい価格の高騰が見られています。
公開当初は、1BTCが数円程度でしたが、今では100万円前後で推移しています。 価格の変動が大きいため、「1ヶ月前までは10万円だったのに、今月になったら12万円になっていた」なんてことが、よくあります。
また、レバレッジ(=証拠金を預けることで、証拠金の数倍の金額で取引を行うことができる制度)をうまく使うことで、より高額な取引をおこなうことができるのも面白さの1つです。
少額からでも始められる
「損するのが怖いから、投資を始められない」と言う人でも、仮想通貨なら安心して少額の投資をすることができます。
「投資」と言うと、株を考える方も多いことでしょう。しかし株は、1株=数千円から数万円するものもあるので、投資額が大きくなってしまいます。
仮想通貨の場合、数年程度から買うことができるので、投資の初心者であっても新規参入しやすくなっています。
送金が早い
実用性から考えると、送金の早さもメリットの一つです。銀行で送金をする際、国内でも数日、海外になると数週間かかってしまうことがあります。特に土日を挟む場合、金曜日に振り込んでも、翌週の月曜日に振り込まれることがよくあります。
しかし仮想通貨で、送金する場合は、数秒から数分で送金することができます。急いで振り込みをしたい時に、利便性を発揮してくれます。
まとめ
ここまで、仮想通貨とゲームの似ている点や異なる点、メリットについてご紹介しました。いったん整理すると、次のとおりになります。
〇似ている点
- 現物ではない
〇異なる点
- 仮想通貨は日本円に換えることができる
- 仮想通貨はお店での決済ができる
〇仮想通貨のメリット
- お金を稼げる可能性がある
- 少額からでも始められる
- 送金が早い
仮想通貨とゲーム内の通貨には、似ている点や異なる点のほか、さまざまなメリットがあります。
チャートを見て価格の推移を分析したり、ニュースやTwitterなどで情報を集めたりすることで、攻略の糸口を見つけるのが、仮想通貨の面白さです。
こういった攻略法を見つけ出す工程は、ゲームに通じるところがあります。そのため、ゲーマーにとって、仮想通貨は楽しめる要素が満載のツールと言えそうです。
ゲームに課金して、良いアイテムを手に入れたり、武器を強化したりするのも面白いかもしれませんが、現実世界で使えるお金が手に入ることの方が、もっと面白いのではないでしょうか。