7/30(日)“本格的に日本酒・焼酎のテイスティングを学ぶ総合講座 全10回”を開催
五感を鍛え表現能力、提供能力の向上を図る目的のセミナー“本格的に日本酒・焼酎のテイスティングを学ぶ総合講座”をFBOアカデミー東京校で開催しました。
セミナーではまず、基礎トレーニングとして嗅覚と味覚のトレーニングを行いました。トレーニングに使用するのは、果実、花、野菜、穀物、乳製品、ドライフルーツ、スパイスなどからなる約30種類の香材と、甘味、酸味、苦み、旨味、アルコールなど約15種類の水溶液です。それぞれ香りと味を学んでいただき、味覚と嗅覚を高めていただきました。
次に、日本酒を使用したトレーニングとして、日本酒の香味特性を薫酒、爽酒、醇酒、熟酒に分類し、それぞれにポジショニングMAPを作成し、同軸グラフなどの視覚化ツールを用いて把握すると共に、それぞれの特性を活かした提供方法の策定などを行いました。
さらに、焼酎の教材酒も約8種類用意し、焼酎も日本酒同様に香味特性別に4タイプに分け、ポジショニングMAPを作成し、商品の特性を可視化して特性を把握すると共に、それぞれの個性を生かした提供方法の策定をおこないました。
また、セミナーごとにテーマを設け、今回は“日本酒「夏酒」”と題し、全国から「夏酒」として販売されているものを15種類お取り寄せし、今年の夏酒として販売されている日本酒の香味特性や傾向をさぐりました。
「夏酒」とは、酒税法などで明確に定義されている言葉ではなく、すっきりとした飲み口のものや冷やして飲むのがおいしいものなど蔵元が「夏に味わってほしいお酒」として売り出しているものを指します。セミナーで取り寄せたものも、当会の香味特性別4タイプで分けると、爽酒に当たるものが多かったようです。
次回の“本格的に日本酒・焼酎のテイスティングを学ぶ総合講座”は、8/26日(土)に開催します。テーマは「スパークリングタイプ」です。2回目からの参加も可能ですので、ご興味がある方は是非ご参加ください。
本格的に日本酒・焼酎のテイスティングを学ぶ総合講座 全10回〈東京〉