蹴球探訪
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【格闘技】ネリ、謎の「恋人」同伴で予備検診 長女の母?「話したくない」2018年2月27日 紙面から
ボクシングのダブル世界戦(3月1日、東京・両国国技館)の予備検診が26日、東京都内で行われ、出場する4選手がすべて異常なしと診断された。メインイベントの前WBCバンタム級王者・山中慎介(35)=帝拳=と現王者ルイス・ネリ(23)=メキシコ=は、昨年8月以来の対面。ネリは交際中だという若い女性をともなって登場。ただ、その女性が妻かどうかは口をつぐむなど、謎の言動で注目を集めた。セミで登場するIBFスーパーバンタム級王者・岩佐亮佑(28)=セレス=は胸囲4センチアップ。挑戦者の同級13位エルネスト・サウロン(28)=フィリピン=戦に自信を見せた。 予備検診で、ネリ陣営にひときわ目を引くスレンダーな黒髪の女性が加わっていた。寄り添って会見場に到着し、女性が報道席の中央に座ると、盛んに目を合わせる。どういう関係かと問われたネリは「恋人だ」と、ニンマリだ。 交際中の女性や夫人をともなって来日するボクサーは珍しくない。ただ、今回ばかりは関係者の間に巨大な疑問符が浮かんだ。ネリは、22日の公開練習で「昨年12月に第一子の長女が生まれた。まだ生まれたばかりで来日することはできないが、チャンピオンベルトは彼女のもの。必ず持ち帰る」とコメントしたばかり。そのため、「恋人」と紹介した女性は12月に生まれた子の母親かという質問が飛んだのだが、ネリはなぜか、急に顔をこわばらせた。そして「そのことについては話したくない」と質問をシャットアウトしてしまった。 正式な結婚をしないで子どもを産むことは、極めて珍しいことではないだろう。だから、居合わせた報道陣も「恋人」と紹介した女性が母親かと思ったのだが、その質問に対して口をつぐんだから、果たしてこの女性は何者なのかと謎を呼んだ。名前と年齢だけでもと食い下がられても「話したくない」の一点張り。試合のわずか3日前、厳粛なはずの予備検診会場は、急に女性スキャンダルの釈明会見のような雰囲気になってしまった。とにかく、謎の女性が大きく注目を集める予備検診となった。 (藤本敏和)
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