更新日: 2017年11月22日(水)
国内におけるビットコインATMの最新事情について
インターネットの世界は変化がめまぐるしく、私たちが必要としている情報も日々変わっていきます。
それは、インターネットを舞台に取り引きされる仮想通貨「ビットコイン」でも同じことが言えます。
そんなビットコインを始める上で得をする情報の一つがATMの存在です。
「どこにあるの?」「使い方は?」「本当に使えるの?」という疑問は、ビットコインに関心のある人や初心者のユーザーなら誰もが抱くことでしょう。
最近は、ビットコインを始めとした仮想通貨の話題が絶えないです。
今回の記事では、ビットコインのATMを利用する上でその使い方やメリットなど必要な情報をお届けします。
情報の変化が早い時代ですが、ATMに関する最新情報をなるべく速く正確にお伝えするので閲覧ください。
というのも、最近の仮想通貨の高騰ぶりは驚かされるものがあり、仮想通貨の代表格とも言えるビットコインは、記事執筆現在で日本円にして約60万円、1ヶ月に60%も上がるという高騰ぶりです。(一時的に70万円も記録しました)
また、ビットコインの高騰ぶりが影響してか、全体的に仮想通貨の時価総額が高騰気味で、常に目が離せない仮想通貨ですが、、、現在の主な仮想通貨の使いみちって、投機や投資目的が多く、まだ日本ではそれほど日常の通貨として仮想通貨を決済方法の1つとして使うことは少ないです。
しかし、海外では続々とビットコイン専用のATMが出来ており、日常で使うための通貨としてのビットコインを実現する環境が整いつつあり、その動きは日本でもまだまだ少数ではありますが、ビットコインのATMがどうやらあるらしいです。
今回はそんな日本でのビットコインATM事情についてご紹介します。
ビットコインATMとは
ビットコインのATMって?
日本での設置も少しずつ広がりを見せるビットコインのATMですが、まだ普及段階とあって、その認知度は低いようです。
ATMって聞くと、銀行にあるお金を引き出すあの箱型の機械を思い出しますよね?
では、銀行と同じATMのようにビットコインを自由に引き出したり、振り込んだりできるのでしょうか。
そもそも、取引所に開設した口座を利用していたユーザーにとっては、ATMを使用しなくても、有意義にビットコインを利用できていたはず。
ビットコインATMと取引所の違いがいまいち分からない。
そんな方にぴったりの内容かもしれません。
今回の記事では、日本にあるビットコインATMの場所と使い方などについてご紹介するのですが、そもそものビットコインATMって何?という事について、理解して置かないと大事なビットコインをよく分からない機械に通すのは怖いですよね。
特にこの頃は、1BTC=60万円ほどの価値になるものもあるほど、ビットコインの価値が高まっているので、尚更よく分からない機械に通すのは怖いはずです。
なので、まずビットコインATMについて大体こんなものというご紹介から、ビットコインATMの種類、ビットコインATMの提供元などについて、ご紹介します。
取り敢えず、これだけ読んでおけばビットコインATMに関する概要がつかめるはずです!
ビットコインATMでできること
ビットコインのATMでできることは大きく分けて二つ。
ビットコインの購入と売却です。
ですが、ビットコインはデータ上にある仮想通貨なので、手に取ることはできません。
そこで、必要になってくるのが、モバイルウォレットと呼ばれるビットコイン用のお財布です。
ATMを利用してビットコインの購入や売買を行うときは、自分の持っているモバイルウォレットからビットコインを出し入れします。
ビットコインATMではどんな事が出来るのでしょうか?
ATMと聞くと、通常の現金を引き出すATMは銀行のキャッシュカードを差して、自分の銀行口座からお金を引き出すというものが一般的です。
私は、はじめビットコインATMという名称を聞いて思い浮かべたのは、物理的にビットコインを持つことの出来る「悟コイン」的な存在かと思いましたが、冷静に考えてみるとそれではビットコインの意味がないです。
なんたって、ビットコインの魅力の一つはウォレットにさえアクサス出来れば、簡単に決済が可能になるところです。
ビットコインATMは簡単に言うと「ビットコインを簡単にすぐに換金出来るATM」なんです。
具体的には、ビットコインをATMで売買出来る機械です。
ATMで出来る売買は、ビットコインをウォレットから売却して現金化するか、現金を入金して自分のウォレットに入金する事が可能です。
ビットコインを直接現金化できるのはビットコインATMだけ
ビットコインのATMでは、取引所を介さずに自身のモバイルウォレットを利用してコインの売買ができます。
つまり、ATMに足を運べば、ビットコインを簡単に換金でき、すぐに現金化できるのです。
これだけだと、そこまでビットコインATMの魅力を感じる事が出来ないですが、現在ビットコインを直接現金化する事が出来るのは、ビットコインATMのみなんです。
というのも、マイニングでもしていない限り、ビットコインを手に入れるには取引所・販売所を通さないといけませんし、それは現金化する時も同様です。
また、ATMという形で簡単にビットコインを購入・売却し現金化出来るのは魅力の一つでもあります。
ビットコインATMの種類と提供元は?
ビットコインATMでできることをご紹介した上で、気になるワードが「ATMの種類」と「提供元」です。
ATMの種類が変わって、できることの範囲や使いやすさも変わると、どれを利用していいのか分かりにくくなりますよね。
このことを踏まえて、国内にあるビットコインATMの種類に触れるほか、提供元についてもご紹介していきたいと思います。
提供元がはっきりしなかったり、聞いたことのない事業所だと、利用する際に不安を感じる人もいるはずです。
国内で、ビットコインATMを設置しているATMの種類は主に2つで、「Genesis Coin」というATMと、「BTM」というものです。
実はもう一つ「Robocoin」というATMが設置されていたのですが、残念ながらサービスが終了してしまいました。
世界的にみると、lamassu社の提供しているビットコインATMやNumoniというATMが普及しています。
(ご注意)サービス終了しているスマートATMとは別物です
同じATMでも、今年3月に新規受付を停止したスマートATMというものがありました。
こちらは大阪に本拠を置く会社が運営する取引所「Zaif」が扱っていたATMになります。
2017年4月1日に施行された改正資金決済法に伴い、利用できなくなりました。
では、ATMは使えなくなったのと不安になられた方はご心配なく。
ビットコインATMとは全く違うものなので、今現在もご利用できます。
ビットコインのATMと聞くと、お詳しい方ならZaif社の提供していたスマートATMを思い出した方もいると思います。
スマートATMは既にサービスを終了しており、ビットコインATMも似たようなものじゃないの?大丈夫?と感じるかもしれません。
しかし、ビットコインATMとスマートATMはビットコインを使ったサービスという点では、似たようなものですが、提供の形は全く異なるものです。
スマートATMは、個人がパソコンさえ持っておけば、ビットコインの設置場所になれるというものでした。
個人間取引のため、ビットコインATMとは異なるものです。
最新のビットコインATMの設置場所リスト
ビットコインATMは都市部だけ?
ビットコインATMの情報や使い方に詳しくなっても、実際に設置場所を探して、足を運ぶ必要があります。
ビットコインATMなど、ふだん聞きなれない言葉やシステムは都市部から地方へ普及する流れが一般的。
首都圏から離れた場所に住んでいる人の中にはビットコインATMを利用するのにバスや電車を乗り継いで設置場所まで行く必要があるのかと、心配される方もいるかもしれません。
ビットコインATMの設置台数は国内でも増えているものの、まだ各都道府県を網羅しているとは言えない状況です。
日本に10数台あるといわれており、もちろん東京には設置されていますが、そのほかの地域にもあるので、近くにお住まいの方は一度足を運んで、自分の目で確かめてみるのもいいですよね。
ビットコインATMについて大体の概要が掴めてきたところで、ビットコインATMの設置場所をご紹介したいと思います。
ビットコインの設置場所は主にある程度、人が集まる場所に集中しており、住んでいる地域によっては「ビットコインATMのためにここまで行けないよ」という地域もありますが、関西や首都圏では通常の銀行のATMなどに比べてしまうと、もちろん少ないですが、集中して設置しており、関西や首都圏じゃなくてもビットコインATMは複数設置されています。
これから設置場所はもちろんですが、ビットコインATMの設置場所の総数や、設置のペースなどもご紹介させて頂きます。
もしかすると、近所に最新のビットコインATMが存在するかもしれません。
ビットコインATMの設置場所の総数と設置ペースは?
では、ビットコインATMってどのぐらいあるんだろうと疑問を抱いたユーザーの皆さん。世界ではその設置台数が急速に伸びています。
一方で、日本は世界各国と比べてビットコインATMの普及率はまだまだ低いですが、それでも近年では増加傾向にあり、今年には入って約20台を数えるようになりました。
ビットコンは世界で使える共通の通貨として期待されていることから、日本での設置台数も増えていきそうです。
現在、日本にあるビットコインATMの設置総数は17機みたいです。
17機と聞くとかなり少なく感じますよね。
世界全体で見ると設置されているビットコインATMの総数は約1700機ほどで、その中の17機なのでかなり少ない方ではあります。
しかし、設置ペースは半年で10台以上設置されているみたいで、これからもっと増えていく事は確かみたいです。
しかし、これも少し注意が必要で、設置ペースは10台なのですが、サービスが停止してしまうビットコインATMもあるみたいで、実際のところ増減を繰り返しており、爆発的に普及しているという訳でもなさそうです。
ビットコインATMを設置する事業者と設置地域の傾向
具体的には、どんな場所にビットコインATMが設置されているのでしょうか。
ユーザーにとっては気になる情報ですね。
先ほども世界でビットコインATMの設置が普及しているとお伝えしたとおり、外国人がよく集まる東京・六本木のクラブやバー、レストランなどに設置されています。
2020年の東京オリンピックを見据えてか、観光客でにぎわう浅草などにも設置されていますが、やはり都市部が多いようです。
ですが、岡山や福岡、鹿児島などの地域にも整備されているので、今後は地方での設置も期待できますね。
ビットコインの設置総数と設置ペースが分かったところで、どんな業者や場所でビットコインATMが設置されやすいのかを調べてみました。
事業者で、特に多かったのがやはり外国人がよく集るバーなどに見られ、ビットコインへの投資・投機などは日本でもよく見られる光景ですが、日々の生活の中でビットコインを使うのは外国人ならではかもしれないですね。
設置される場所の傾向はやはり首都圏が多く、そのあとに関西などが続くという形になっています。
もちろん、その他の地域でもビットコインATMを確認する事が可能です。
ビットコインATMの見た目とマークについて
ビットコインATMの設置場所に到着しても、すぐに見つけられるかなと思っている方、ご安心ください。
銀行やコンビニに置いてあるATMを想像していると、その鮮やかさに目を奪われます。
さわやかなブルーや、鮮やかなレッドが目を引く筐体もあり、そのデザインはビットコインの流行に乗って洗練されているものばかり。
ビットコインの「B」のロゴマークや「bitcoin」の文字が入っているATMもあるのですぐに見つけられるでしょう。
首都圏にあるビットコインATM
ここまでの情報でビットコインATMを見てみたくなったり、一度利用してみたくなった人もいるのではないでしょうか。
それでは、国内で最も設置台数の多い首都圏のビットコインATMを店舗別に詳しくご紹介していこうと思います。
おしゃれな店内の雰囲気にマッチしたビットコインATMの色鮮やかなビジュアル。
バーやレストランなどに備えられているので、友人や恋人との食事の合間にぷらっと立ち寄ることもできますね。
店名 | URL | 都道府県 | 住所 | 簡単な紹介 |
THE PINK COW | http://thepinkcow.com | 東京都 | 港区赤坂2-7-5 | 新鮮な季節の食材を使ったブリトーがおすすめ |
Two Dogs Taproom | https://www.twodogs-tokyo.com/contact-map | 東京都 | 港区六本木3-15-24 | クラフトビールとこだわりのピザがおすすめ |
the SNACK | http://the-snack.jp/access | 東京都 | 中央区銀座7-5-4 | 大人の秘密基地として人気 |
銀座沼津港 | http://www.numazuko-bar.com/#_10 | 東京都 | 中央区銀座1-8-19 | ボリューム満点の“デカネタ”が自慢 |
WORLDSTAR CAFE | http://www.worldstarcafe.com/mobile/contact.html | 東京都 | 港区六本木5-1-3 | おしゃれな店内の雰囲気が人気 |
関西圏にあるビットコインATM
首都圏にある5カ所のビットコインATMをご紹介しましたが、続いては関西圏に場所を移して探してみましょう。
食い倒れのまち・大阪や日本の伝統美にあふれる京都など、日本を代表する観光スポットが集まる関西圏。
住んでいる人はもちろん、家族との旅行や恋人とのデートで訪れた際も手軽に利用できそうですね。
外国人観光客も多く訪れているので、ビットコインATMの今後の設置台数も増えていきそうです。
店名 | URL | 都道府県 | 住所 | 簡単な説明 |
ROUGHLABO | http://roughlabo.com/access | 大阪府 | 大阪市西区江戸掘1丁目19-23 | 華やかな若者が集うコワーキングカフェ |
コインモール | https://www.coinmall.jp/atm-map/ | 京都府 | 京都市右京区西院巽町4-1 | ビットコインでお買い物が便利に |
カフェ&ダイニング ピーチ | http://www.cafe-peach.com/info.html | 岡山県 | 岡山市北区磨屋町6-23 | 濃厚な旨みが凝縮された生ハムが人気 |
chef’s kitchen白猫 | http://www.ck-shironeko.com/ | 大阪府 | 大阪市中央区心斎橋筋1-3-5 | おしゃれな女性に人気のイタリアン |
その他設置されているビットコインATM
まだまだビットコインATMの設置場所のご紹介は続きますよ。
今度は北は北海道から南は沖縄まで、全国各地に目を向けてみましょう。
遠方に住んでいる方、探し切れなくて見つけられない都道府県に住んでいる方、ビットコインATMの設置場所をご紹介できなかったらすいません…。
もし首都圏から遠くに住んでいてもビットコインATMを利用してみたい人がいましたら、近くまで自動車の運転や交通機関の利用で移動してください。
また、今後さらにビットコインの需要が高まり、自分の住んでいる場所に設置されるのを待つのもいいかもしれませんね。
店名 | URL | 都道府県 | 住所 | 簡単な説明 |
ノルベサ | http://www.norbesa.jp/ | 北海道 | 札幌市中央区南3条西5丁目1-1 | 大きな観覧車が目印の商業施設 |
手品家 | https://m.facebook.com/tejinaya.sendai/ | 宮城県 | 仙台市青葉区国分町2丁目12-18 | あっと驚くマジックで楽しいひとときを |
プチコロン | http://petit-colon.com/ | 広島県 | 広島市中区橋本町2-19 | 自慢のコーヒーととともに癒しの時間を |
BITMASTER | https://www.bmex.biz/personal.html#p_001 | 鹿児島県 | 鹿児島市薬師1-18-13 | BTMというATMを設置 |
アガト | http://www.flower-agato.com/ | 茨城県 | つくば市二の宮2-15-21 | 自然に囲まれた心豊かな生活を演出 |
ビットコインATMの使い方
ビットコインATMを利用する前に
全国各地にあるビットコインATMの設置場所をある程度把握したところで、いざという時に知っていると慌てずに済む使い方を学んでいきましょう。
ビットコインATMの種類はいくつかありますが、最近は「BTM」と呼ばれるものが主流のようです。
使い方はビットコインを始めたばかりの初心者でも利用しやすいようにいたってシンプルにできています。
事前に必要なものもほとんどなく、簡単な手順で購入できると思います。
必要な準備・用意していくもの
事前に準備していくものですが、まずはお手元にあるスマートフォンです。
ビットコインを売り買いする際に使うモバイルウォレットが必要になるからです。
このモバイルウォレットのアプリをスマホにあらかじめインストールしておきます。
あとは、設置場所を確認して目的のビットコインATMがあるところまで行くだけです。
ビットコイン購入の手順
購入の手順としては、ビットコインATMがある場所まで到着したら、まず、指紋などで本人確認をします。
続いて、画面の「購入」を選択します。
求める金額を日本円で入力・入金し、表示されたQRコードに自分のウォレットをかざして終わりです。
あとは購入した分のビットコインがウォレットに入っているか確認するだけです。
ビットコイン売却の手順
ビットコインを売却する手順は、購入するときとほとんど同じです。
まず本人確認を行った後、画面に表示されるQRコードに自分のウォレットを読み込ませ、売りたい額のビットコインを送金します。
この手順を踏むだけで、先ほど送金したビットコイン分の現金がATMから出てくる仕組みです。
ビットコインATMは操作が簡単ですが、利用する前に売り買いの両方に対応しているか確認すると良いでしょう。
ビットコインATMの営業時間と手数料について
今回の記事も後半になってきました。
ビットコインATMについての知識を深めたユーザーの皆さんが気になるのはATMが使える営業時間やその手数料ではないでしょうか。
ビットコインATMの営業時間は、24時間対応していますが、最近では飲食店の中に設置されていることも多くなったので、各店舗の営業時間内に利用を計画することをお勧めします。
続いて手数料ですが、ATMでビットコインを売り買いするときに発生します。
ビットコインATMの種類によって5%だったり、10%だったりと料金が異なるのでご利用前に一度ご確認を。
ビットコインATMはとても便利ですが、利用するユーザーにとっては手数料が少し割高に感じるかもしれません。
ビットコインATMの今後の国内設置の見通しについて
現在、国内に10数台ほど設置されてあるビットコインATMですが、今後の設置台数はどのように変わっていくのでしょうか。
筆者は、ビットコインの人気の上昇とともにATMの設置台数が増えていくと思います。
日本より流行っている海外のある国ではコンビニの中にまで設置されたそうで、国内もそうなる日が近いかもしれません。
国を挙げて外国人観光客を取り込む動きや、2020年に開催を控える東京オリンピックなど、ますます外国人が日本に訪れてくるので、設置台数が急激に増える可能性にも期待できます。
ビットコインATMの設置場所の最新事情まとめ
ビットコインATMに関する一連の情報は参考になりましたでしょうか。
今回のATMに限らず、これからビットコインを始める人にとっては、ますます利用しやすい環境が整備されることでしょう。
すでにビットコインを保有している人は、大切な友人や家族、関心のある人に教え合ったりして、ビットコインATMについて学んだ知識を共有できたらいいですね。
もし、ビットコインATMを街で見かけたり、家の近くにあることを知っていたら、何かの縁だと思ってビットコインを始めてみるのもいいかもしれませんね。