カスタム検索
表示順:
Relevance
Relevance
Date
ウェブ
 
 
 

Apache FlinkとPravegaを用いてリアルタイムデータ分析に最適化された統合システム「Project Nautilus」登場[PR]

2018年2月27日


Dell Technologiesは2017年10月10日、Apache FlinkとPravegaを用いたリアルタイムデータ分析に最適化したサーバ、ストレージ、ソフトウェアの統合システム「Project Nautilus」を発表しました

Project Nautilusは、DellによるEMC買収前の旧社名で言うところのDellのサーバ、EMCのストレージ、VMwareの仮想化基盤、そしてオープンソースのリアルタイムデータ分析ツールであるPravegaとApache Flinkなどを統合し、リアルタイムデータ分析に最適化した統合システムです。

ある意味で現在のDell Technologiesが総力をあげて作り上げた、IoTを中心とした大量のストリームデータを分析するためのプラットフォームだと言えます。

Project Nautilusの発表

同社は発表と同時に、同社のIoT事業の戦略と実行を担う「IoT Division」(IoT事業部)の発足も発表。IoT分野への注力を鮮明にしました。

Apache FlinkとPravegaを搭載

Nautilusで中心的な役割を担うのが、Apache FlinkとPravegaです。

Apache FlinkとPravegaなどを統合

Apache Flinkは、連続的に流れてくる大量のデータ、いわゆるストリームデータをリアルタイムに処理するためのオープンソースの分散処理基盤です。

高スループットかつ低レイテンシでストリームデータを処理し、しかもデータ量に対応したスケーラビリティを備えつつ、障害が発生しても自動復旧して処理を継続できる高い耐障害性も備えています。

リアルタイムな処理だけでなくバッチ処理にも対応し、イベント処理を実現する「CEP」機能、機械学習ライブラリへの対応、グラフ処理など多様な要求に対応するため、急速に人気が高まっています。

さまざまなリアルタイムデータの処理に対応する

Apache Flinkによって処理されるデータを収集するストレージ機能を提供するのがPravegaです。

Pravegaはストリームデータを高信頼かつスケーラブルに保存するストレージを実現すると同時に、保存したデータをほかのシステムに複製せず、そのままPravegaのうえで分析、加工することを可能にします。

そしてこのApache FlinkとPravegaなどを実行する分散環境基盤としてMesos DC/OSが用意されています。

IsilonやECSでストレージの階層化を可能に

Project Nautilusのハードウェアには、クラスタ構成のDell EMC PowerEdgeが採用されています。

サーバはDell PowerEdge

クラスタ構成のPowerEdgeのストレージには、取得したストリーミングデータが蓄積されていきますが、その下位レイヤにさらにスケールアウトストレージのIsilonやオブジェクトストレージのECS(Dell EMC Elastic Cloud Storage)を置いて階層化ストレージとすることで、非常に大容量なストレージへとProject Nautilusを拡張することが可能になっています。

IoTのアーキテクチャにおけるProject Nautilusの位置づけは、中心的な存在となるクラウドに対して、よりデータに近いエッジにおいてデータ分析を行うものとなっています。

その位置づけを実現するサーバの名称が、おおよそ25年前にマイケル・デルが名付けた「PowerEdge」だというのは幸運な偶然といえそうです。

Project Nautilusの出荷時期は未定で、あらためて同社から発表される予定です。


(本記事はDell EMC提供のタイアップ記事です)

follow us in feedly

カテゴリ サーバ / ストレージ / ネットワーク
タグ  Dell EMC , PR


前の記事
終わりなく増えていくストリームデータ特化の分散ストレージ「Pravega」、EMCがオープンソースで公開。これまでのストレージとどう違う?[PR]


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

人気記事ランキング

  1. 技術選定の審美眼。時代を超えて生き続ける技術と、破壊的な変化をもたらす技術を見極める(前編)。デブサミ2018
  2. AWSのシステム構成情報を集めて構成図を自動生成してくれる「CloudMapper」、オープンソースで公開
  3. Ruby誕生25周年を祝うイベント「Ruby25」開催。まつもと氏にサプライズでお嬢様ふたりから花束贈呈
  4. 技術選定の審美眼。時代を超えて生き続ける技術と、破壊的な変化をもたらす技術を見極める(後編)。デブサミ2018
  5. サーバレスのオープンソース実装「OpenFaaS」の作者、VMwareが雇用しフルタイムで開発へ
  6. GitHubが示した2018年のオープンソースのトレンド。Angularのようなクロスプラットフォーム対応ツール、機械学習などに加え、学習や就職支援ツールも盛り上がると
  7. Amazon S3クライアント機能を搭載した、オープンソースのWindows対応FTPクライアント「WinSCP 5.13」リリース。FTPサーバのようにAmazon S3を操作
  8. 来月にはJava 10が登場し、9月にはJava 11が登場予定。新しいリリースモデルを採用した今後のJava、入手方法やサポート期間はこう変わる(OpenJDKに関する追記あり)
  9. JITコンパイラを初搭載した「Ruby 2.6.0-preview1」リリース。大幅な実行速度向上を目指し
  10. Rustが、コードのスタイルガイド「Rust Style Guide」と自動整形ツールを導入する理由。コードをめぐる議論を省き、メンタルの負担を減らし、プログラマを参加しやすくする


新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig