滝川英治

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 昨年9月にドラマの撮影中に自転車で縁石に衝突して脊髄損傷の重傷を負った俳優、滝川英治(38)が25日、自身のブログを更新し、ともに病気やけがで苦しむ人たちのためにも「俺の辛く苦しい状況、思いまでも知ってもらいたい」と決意をつづった。滝川はフリーアナウンサー、滝川クリステル(40)のいとこ。

 滝川は「素直な今の気持ちを書きます」と切り出すと、「俺は今まで、自分の現在の状態を不明瞭にしてきました」と自身の状態について詳しく伝えてこなかったことを認めた。その上で、「自分は『前を向く!』 病や怪我、そして様々な逆境や困難で辛い苦しい思いをしてる人達と『一緒に闘おう!』と言ってきました」「それならば一層俺の【今】を知ってもらうべきだと」「俺の辛く苦しい状況、思いまでも知ってもらいたい」「綺麗事じゃなく脊髄損傷した人間の現実を…」と、病気やけがなどで苦しむ人たちのためにも、自身の現状を明かしていくと決意をつづった。

 事故から5カ月以上が経過したが、「正直、厳しい状況には変わりありません」と状態を説明。事故直後について「正直、死を覚悟した時もありました 自分の遺影の幻影を見たり、闇に連れていかれそうな体験もしました」と悲観的な考えに陥ったことを明かした。

 それでも事故の2日後に目覚めたときに「俺は…今…生きてる?」「この生かされた命」と実感。「この経験は、自分にとって絶対何かあるはず」という考えに至り、自問自答を繰り返すうちに「絶対死にたくない!って気持ちに変わりました」と変化について明かした。そして「しっかりと過去と現実と向き合いながら明るい未来を・・・必ず掴みます!」と前向きに決意をつづっている。

 滝川は昨年9月15日にBSスカパー!のドラマ「弱虫ペダル2」の撮影で山梨・笛吹市内の県道を自転車で走行中、縁石に衝突して重傷を負った。