職場の空気が伝わってくる。
先輩インタビュー
先を見越し、専門性をもって提供するサポートが、
お客さまの心に「信頼」と「喜び」を生み出せる。
- マンションアドバイザー
マンションの環境や価値を守るためのご提案
私の所属する営業課は、居住者さまで構成される管理組合の運営をサポートし、建物の資産価値を守るには何が必要かを考え、管理組合に提案し、対策を実施する部署です。また、修繕工事を提案し、居住者さま間のトラブル解決なども行います。
私の仕事は「マンションアドバイザー」として管理員さんと連携しながら、マンション全体の状況を把握し、課題や要望を見つけ出して、それに応えられる具体的な施策を管理組合に提案することです。その範囲は広く、資金プランの提示や工事内容の計画、コミュニティを形成するためのイベント企画なども行います。最近では、専有部内の新しいサービスもご提案しています。
しっかりとした準備、高い専門性で、“頼れる”サポートを
日々のサポートはもちろん、定期的に開かれる理事会の会合や、通常は年1回開かれる管理組合の総会で進行をサポートしています。マンションにおける意思決定機関である総会で今後の活動計画を立てるにあたって、居住者さまの抱える疑問を解消したり、より多くの方の声を反映させられるよう、私たちは特に入念なサポート準備を行っています。事前に居住者アンケートで議題を洗い出し、理事会で議論の道筋を定めておくことで課題解決をスムーズに進めることができます。また、当日の進行が滞りなくできるよう事前に情報発信をするなど工夫することで、限られた時間でも承認をいただきやすくなります。決算書類や予算、管理委託契約に必要な書類など、さまざまな資料や草案の作成にも関わっています。
そして管理組合のサポートで必要なことは、専門的な分野におけるアドバイスができること。マンションの規約はもちろん、管理をする上で必要な法律も踏まえ、管理のプロとして頼っていただけるように知識の習得を心がけています。いま私が持っている資格は「管理業務主任者」で、これがないと契約時や決算時に必要な業務を行うことができません。この資格に必要な知識は、その他の業務でも活用できますので、必須の資格ですね。
楽しさも、厳しさも、この仕事だからこそできる経験
管理組合のサポートをしながら難しいと感じるのは、いろいろな居住者さまがおられ、別々の意見をお持ちだということです。意見が異なる方々の合意形成は大変で、意見がまとまらなかったり、こちら側の意見に反対されることもあります。そんなとき私は、真摯な姿勢を心掛け、どのようにご提案することが多くの居住者さまにとって一番良いかを再度練り、時には粘り強く交渉しています。
仕事の中で楽しいと感じるのは、私の提案で居住者さまが喜ばれるシーンに出会えたときです。例えば、宅配ボックスの設置をご提案し、設置費用もメンテナンス費用もご納得いただいた上で実現させたマンションがあり、とてもお喜びいただけました。また、特注品のため入手しにくかったお部屋の通気口フィルターの販売会を実施し、ご好評をいただきました。このような提案を積極的に行うことで、居住者さまにとって、管理組合にとって、そして会社にとってもプラスになる。そんな提案ができた時、仕事が面白いと感じます。
居住者さまの「喜びの声」がやりがい
居住者さまや管理組合などからお礼や労いの言葉をいただいた時は、苦労したとしても「がんばってよかった」と思えます。「日頃からしっかりと管理していただき、ありがとうございます」「これからもよろしくお願いします」といったメッセージを、回収した居住者アンケートの意見記入欄や余白に見つけることがあるんです。
ある時、前期に理事会の役員をされていた方から、アンケートに丁寧なお礼を記入いただいたことがありました。その期は、活用に苦慮していた機械式駐車場をどうするかで居住者さまたちの意見を集約することが難しかった件を解決するなど、様々な事がありました。そのアンケートを見て、今までの頑張りが報われたようで、とても嬉しく忘れられない出来事となりました。
思い描く大京アステージに、そして自分に成長したい
今は現場や実務から学ぶことが多いのですが、スキルを高めるために会社も推奨している「マンション管理士」の資格取得を次の目標として勉強しています。今後マンションの高齢化が進む中、ますます管理組合の重要性が高まっていきます。これからも「大京アステージ」が居住者さまに選んでいただける管理会社であるためには、居住者さまと直接関わる立場である私自身の成長が必要だと思います。
実は、すごく憧れている先輩社員がいます。指導係として入社したばかりの私をサポートしてくれた人です。その人の仕事のやり方を見て学びながら業務にあたっています。そして私もその人のように、後輩社員から真似されるような社員になれればと思っています。
■ 私にとって仕事、会社とは
「民泊」「消費税」等々、この仕事をしていると社会情勢などに関心を持たずにはいられません。日本を知り、社会を知ることで、マンションアドバイザーとして良いサービスを提供できるだけでなく、自分自身が成長していける場だと思います。