みちのく復興事業パートナーズは、
東北の自立的な復興の流れを支えることを目的に2012年より活動してきました。
これまでの取り組みから見えてきたことは、
復興において大切なことは「未来を“予測”する」ことよりも、
「このような地域をつくりたい」という“意志”を持つことが重要ではないかということです。
私たちはそのような意志を「未来意志」と名付けました。
そして、まさに未来意志が求められている地域の1つが福島であること、
そこで意志を持ち地域で取り組まれている方たちと出会ったことから
本シンポジウムでは福島をテーマとして取り上げました。
これまで東北に関わり続けてきた企業の皆さま、
これから地域との関わり方を模索されている皆さまと
「未来意志」をキーワードに、
地域との関係づくりのヒントを考えていきたいと思います。
主催 | みちのく復興事業パートナーズ、NPO法人ETIC. |
日時 | 2018年3月6日(火)15:30~19:00 |
会場 | 電通ホール(東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル内) |
参加人数 | 200名(参加無料) |
玄田 有史 氏 - 東京大学社会科学研究所 教授 博士(経済学)
島根県生まれ。労働経済学・希望学。日本における雇用の創出・喪失、若者の労働問題等を研究。近年はスネップ(孤立無業者)の研究にも取り組んでいる。主な著書に「仕事のなかの曖昧な不安」、「ジョブ・クリエイション」「希望のつくり方」「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」等。
菅野 孝明 氏 - 浪江町役場産業振興課
川俣町生まれ。ダム建設コンサルタント勤務後、進学準備教育の塾に転職。震災後、浪江町にて各種復興事業の事業化・進行管理・事業調整等に従事。
メッセージ
不便さを承知で帰還の決意をした400人の町民。元々逆境において知恵を使う気質のあった町民。この熱意ある浪江町民とともに、ゼロからだからできるだれも経験したことのない究極のまちづくりを、楽しみながら進めます。
町避難からの再起を賭け、まちづくり会社が始動。
https://drive.media/posts/18429
司馬 天風 氏 - Haloworld 株式会社
大学卒業を機に創業を意識しビジネススクールに通う。2004年資材商社に入り開発以外は全て任る実質社長に。途中、代表に就任しながら10年で売上9億円を実現。「10年後には時代が求める事業をやる」と決めていたこともあり、2016年にロボット会社「Haloworld㈱」を福島県いわき市で創業。
メッセージ
今も続く原発災害ではロボットの必要性が叫ばれています。我々はそのニーズに対応するため、自社のみならず、他メーカー、大学など横のつながりも大切にして、スピード感をもって取り組んでいます。この原発災害の終息を3.11大震災の復興と位置づけ、「東北復興」にコミットしています。
団体HP : http://haloworld.co.jp/
伴場 賢一 氏 - 一般社団法人 Bridge for Fukushima
福島市出身。銀行に勤務後、NGOや国際機関で途上国貧困削減事業に従事。震災後はコンサルタント会社を経営しながら、高校生へのリーダー人材育成や産業育成支援に取り組む。
メッセージ
未曽有の大震災を経験したことで、「自分たちも社会に何かできないか」と必死に考えている高校生・大学生を育てながら、これから社会に出るこれらの若者の活躍の場を増やしたい!
団体HP : http://bridgeforfukushima.org/
半谷 栄寿 氏 - 一般社団法人 あすびと福島
南相馬市生まれ。2010年、東京電力執行役員を退任。震災後、原子力事故への責任と地元復興への想いから人材育成を志す。
メッセージ
福島の復興を担う若い社会起業家の誕生を支えたい。そのトップランナーの姿を見て自分もそうなろうと挑戦する「憧れの連鎖」を創り出し、さらに人材の輩出を支えたい。若い世代が福島を創生していく。
団体HP : http://asubito.or.jp/
和田 智行 氏 - 株式会社 小高ワーカーズベース
南相馬市小高区生まれ。リモートワークで東京のITベンチャー役員を務めていたが被災。避難後に小高に戻り、14年からコワーキングスペース、店舗、ガラス工房等を立ち上げてきた。
メッセージ
モノもサービスも溢れる日本において、旧避難指示区域を「ゼロベースでまちづくりができるフロンティア」と捉えている。本当に欲しいサービスだけを生み出し積み上げていくことで、閉塞感のある現代社会の延長線上では到達できない新しい未来をつくりたい。
団体HP : http://owb.jp/
松永 武士 氏 - ガッチ 株式会社
福島県浪江町生まれ。在学中にベンチャーを立ち上げ、中国東南アジアにて医療系の事業展開。震災後、300年続く家業である伝統工芸品、「大堀相馬焼」のプロデュース・販売促進に従事。AERAが選ぶ日本を突破する100人に選出。
メッセージ
日本の技術や文化をいかに守るためは、守り一辺倒でなくいかがに先端技術との融合しつつ、資金を稼ぐためのビジネスをつくり発展させる攻めの姿勢が重要となってくる。福島の大堀相馬焼の課題を日本や世界の課題として捉え、広い意味でのモノづくりの課題解決をしていきたい。
団体HP :http://gatch.biz/
ふるさと豊間復興協議会 めんこいまちづくりの会
いわき市の中でも、甚大な津波被害を受けた豊間地区で活動している地域の女性たちの地域づくりグループです。地域の復興を目指し、さまざまな活動を展開しています。
メッセージ
これまでに、豊間屋の商品開発・運営(2018年1月閉店)、地域の文化を伝えるイベント等を開催し、地域づくりの模索をしてきました。若い人を巻き込みながら、自分たちも楽しみながら、いかに活動していけるかが今後の課題です。
*福島県いわき市の豊間地区について
東日本大震災の津波で住宅の65%、約400戸が失われました。今年3月の引き渡し完了を目標に土地区画整理事業が進んでいます。被災者の受け入れが多いいわき市で、大きな被害を受けた沿岸部の豊間地区という複雑な状況のなか、住民自ら一丸となってまちづくりを進めています。
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