皿が葉っぱ…!ネパール料理の聖地、新大久保「ナングロガル」のディープな美味さから抜け出せなくなりそう

大久保~新大久保エリアにネパール料理店は数多くありますが、中でも聖地とまで言われているのが「ナングロガル」(東京都新宿区百人町1-17-10 3F・4F)です(蒲田にもあります)。ここの売りは何と言っても、ネパールの一般的な料理に加えて「ネワール民族」の「サマエバジセット」など、現地のディープな料理になります。干し飯や干し羊肉炒め、乾燥発酵野菜の「グンドゥルック」など、通常のネパール料理店では食べられないディープな料理のてんこ盛り!エスニック好きは外せないお店ですね。(大久保のグルメネパール料理

皿が葉っぱ…!ネパール料理の聖地、新大久保「ナングロガル」のディープな美味さから抜け出せなくなりそう

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こんにちは、ほそいあやです。

 

みなさんネパール料理は好きですか? 好きですよね!

私は以前、ネパール料理店やインド料理店ではカレーを食べてお腹をいっぱいにして帰るところだと思っていました。ナンおかわり自由のところも多いですしね。

しかし最近、こういったお店の一品料理でお酒を飲むということにハマってしまい、抜け出せなくなりそうです。“スパイス“、“しょっぱい“、“マトン“など、酒飲みにはたまらない要素が盛り込まれているではないですか。

以前、アチャール(南アジアの漬け物)のお店を紹介しましたが、お酒が進んでやばかったです。

 

 

今回は、新大久保の有名店にいってきました。ここにもしょっぱい漬物や羊肉がわんさかあるらしい!

 

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本格ネパール料理が食べられることで知られる「ナングロガル」です。

大久保といえばコリアタウンですが、最近ではネパール勢の進出が目覚ましいことになってきてるんですね。その中でもナングロガルはあまり他では見られないメニューがある店として有名です。 

 

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お店はビルの3、4Fで、3Fが禁煙、4Fが喫煙となっています。うわさ通り、日本人らしきお客さんがひとりもいない(笑)。本場モノが食べられそうという期待が高まる。

 

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ネワール民族のサマエバジセット。こんな食べ物が日本で食べられるなんて、ほんとに新大久保すごい。

ごはんが干し飯です。私は干し飯を食べたことがないのですが、ちゃんとご飯を食べた感じになるんだろうか。パサパサしないのか。そんな疑問も持ちつつ憧れの食べ物になっていました。今日はついに干し飯が食べられるのでわくわくしています。

 

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ナングロガルはライス以外にこんなにバリエーションがあるのです。そばがきのような「ディロ」は他店で一度食べたことがあるけどとてもおいしかった記憶あり。置いてあるお店は少ないようです。さすが聖地ナングロガル

 

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ネワール民族のサマエバジセットです。

皿が葉っぱ!

干し飯をはじめ珍しげな料理が詰まっているのにファーストインパクトは皿にもってかれました。

葉っぱを抜きにしても、色とりどりでフォトジェニックなプレートでかなりのインスタ映えです。スプーンがいいのかフォークがいいのか混乱するのもミソ。どう表現したらいいかわからない味の酸っぱいタレつき。

芋も肉もがっつりスパイシーでうまい。ああこの心地よいのどの渇き。

 

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早速乾杯。生ビールは390円というお手ごろ価格、すばらしい。

 

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こんなふうにちびちびとつまんでも全然いける。じゃがいもはスパイシーなカレー味、羊肉もかなりスパイシー。大根のアチャールも期待通りの濃い味付けでビールが進むぜ。

干し飯はというと、思ったより固くもないし粉っぽくもない。カリカリパリパリな歯ごたえで、これも十分お酒のアテになるわ。

 

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私が一番好きなネパール料理の、干し羊肉炒め。 味付けがプレーン、チリ、本店スペシャルがあります。↑はおすすめの本店スペシャル。さまざまなスパイスの複雑な味と強い塩気でビールに合いまくり。生玉ねぎがよいアクセント。

 

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干し肉のこのギチギチした歯ごたえはご飯のおかずというよりはやっぱりおつまみ向きだと思うんだよな。食べ過ぎるとアゴが痛くなる系大好き。

 

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また黒っぽい山ですが、これは肉でなく野菜。ネパールのグンドゥルック(乾燥発酵野菜)というやつです。 干した青菜を水につけて発酵させてまた干すという工程で作る漬物で、発酵食品ならではの酸味と旨味が楽しめます。日本だと野沢菜やすんき漬けが近いかも。

スパイス炒めなのでガンガンに味が被さってるけど、ほんのり酸っぱくてしっかり発酵しとるで〜という旨みを感じる。私が食べた中で一番近いのは中国の酸菜(スゥワンツァイ)です。

それにしてもこれも完全にビールの相棒だな。味付けは干し肉炒めとほぼ同じな印象。そのせいか肉を食べるのと同じくらいの満足感があります。これはほんとうにうまいし、絶対体にいいでしょう。新大久保のネパール食材店で売られているので帰りに買って帰ろう。

  

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こちらはよくあるタイプのカレーセットですが、当たり前のようにグンドゥルックや漬物もついてくるのがナングロ流ですね。

 

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ネパールローカル料理セット。ラムまたはチキンカレーと、豆スープカレー(ダル)の二つが楽しめます。ラムにしたのですが、肉がごろっと大きくて食べごたえ満点。豆スープカレーは豆豆しててすごい。ビシソワーズみたいな感じもある。これも酒の飲めるカレーです。

 

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デザートはネパールの代表的なおやつ、ラルモンを食べてみよう。シロップ漬けにしたドーナツみたいな団子をヨーグルトと一緒に食べるんですって。へぇ〜(ぱく)……

むちゃくちゃに甘い。

砂糖爆弾だ。ヨーグルトの酸味である程度はカバーできるけど、いや、できてないな。でも甘党の人にはたまらないかもしれない。コーヒーと合いそうだし。店員さん、ネパールではみんなこれ食べてるっていってた。ネパール人って辛(塩)党であり甘党なんですね。個人的にはものすごく疲れてる時に食べたい爆弾です。

 

以上、新大久保ナングロガルでした。未体験の味を求める方はぜひ足を運んでみてください。こんなディープな料理が食べられるなんて、やっぱり日本はすごい。

 

 

 

紹介したお店

ナングロガル
住所:東京新宿区百人町1-17-10
TEL:03-6304-0933
URL:https://r.gnavi.co.jp/d5kmkds90000/

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。 

 

プロフィール

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ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/

 

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