給料日前で懐が寂しい時、それでも酒飲みは酒を飲まずにはいられません。
最近、ストロングゼロが話題になっていましたが、僕はワンカップを決め込みます。
缶チューハイも良いけど、家飲みでツマミを楽しみつつ、きちんと飲むなら断然ワンカップです。ワンカップの酒は薬局でもスーパーでも手に入りやすく、しかも飲んでみると結構美味い。
ワンカップというと公園でおっさんが飲んでいるイメージがありますが、今はにごり酒やたる酒などワンカップといえども凝っているので馬鹿にしたものではありません。
冬ももう終わりですが、ワンカップは温めても良し、キンキンに冷やして冷酒にしても良し、と万能感のあるお酒です。缶チューハイにはない多様性を備えているのがワンカップのお酒なのです。
ということで、今回はスーパーや薬局で手軽に安く買えるワンカップについて書いてみたいと思います。
たったの299円でフグヒレ酒を満喫
近所のスーパーでフグヒレ酒が299円だったので即購入。
フグヒレ酒って居酒屋で飲むと800円~900円くらいしますよ。
乾燥したフグヒレをワンカップに投入してレンジでチンするだけ。
これだけで自宅でフグヒレを味わえるのです。
何度も言いますが299円です!
アテは98円の鯖缶。こちらも安売りの物を購入。
マヨネーズと醤油をかけていただきます。これがまた日本酒に合うんです。
味噌煮ではなく水煮を買うのがポイントです。
味噌煮はごはん、水煮は酒です。
あともうひとつ、68円で3パックの納豆。かつおのお出汁が効いたタレのやつです。
日本酒と言えば豆腐や納豆などの豆料理と昔から決まっています。
黄ばみがかった日本酒におよびフグヒレ。
熱めにレンジで温めてちょっと冷めるまで待つと味が良く染みて美味しくなります。
魚の香りとちょっと焦げた香ばしさが熱い日本酒に合います。
どんな日本酒でもお燗して魚の骨とかヒレをぶち込めば美味しく飲めることを実証するお酒です。
100円台でちょっとずつ色々な味を楽しめるワンカップたち
ワンカップというと年寄り臭いお酒のようにイメージされる方もいらっしゃるかとおもいますが、今はワンカップと言っても色々な種類があります。
スーパーだと100円台で買えるものが殆どで、銘柄にこだわらなければ色々選べます。僕が選んだのはにごり酒。
にごり酒は独特の甘み飲み口で結構好きなのですが、4合瓶で買うにはちょっと多い。そんな時にワンカップのにごり酒がちょうど良いサイズなのです。
清酒で辛くなった舌にちょっと甘味と麹の触感のあるにごり酒はちょうど良い酒休めになります。アテなんかなくてもぐびぐび飲めちゃうのがちょっと怖い。
もう一本は菊正宗の樽酒。
ほんのりと杉の樽の香りがします。
よく居酒屋で樽酒というと升にこの聞く正宗の樽酒を注ぐ風景が見られます。樽に入れられたお酒は樽の香りになり、樽酒以外何者でもなくなるので、もはや銘柄なんて関係なくなります。
甲類焼酎をサワーで割るのと同じような感覚ですね。
しかし、この樽酒は無難に美味いです。
樽の香りがつくことで安酒特有の酒臭さみたいなもの(僕は好きだけど)がなくなり、スッキリと飲めるような気がします。
樽の模様のプラスティックのカップがまたチープな感じがしてなかなか良い雰囲気です。力を入れて持つと酒が漏れそうになるので注意が必要です。
金がなくとも工夫することで美味い酒は飲める!
今回はフグヒレ酒を奮発してしまいましたが、もう少しコストを落とせば、ツマミと酒で600円~700円くらいでいけるのではないかと思います。センベロどころかヒャクベロです。
一時期ワンカップブームがあって、地酒のワンカップが流行っていました。
ワンカップばかり揃えている酒屋もあったりして、あれはあれでコレクション的な要素もあって楽しかったです。
しかし、原点に戻るとスーパーとか夕飯を買いに行った先で手軽に購入できるワンカップ酒です。地酒のようにわざわざ買いに行かなくても良い手軽さと安さ。これが重要です。
金を出せば美味い酒が手に入るのは当たり前、金のない時にいかに楽しむかが重要なのです。居酒屋でのセンベロもこれまた然りです。
人生金がなくとも工夫次第、どう楽しむかですね。