糸脱毛の特徴やメリット、セルフ脱毛からサロンまで解説!美肌効果や痛みは?
細かくびっしり生える顔の産毛、産毛とはいえ気になりますよね。
カミソリで剃ってもいつのまにかフサフサと生える様はまるで雑草のよう。
そんな地味だけどしつこい顔の産毛をささっと根元から抜き取ってしまう脱毛法があるのです。
それが糸脱毛です。「糸を使って脱毛」ってどんなやり方で毛を抜くんでしょう?
糸脱毛は「スレッディング」とも呼ばれるもので、肌に負担をかけることなく、細かな産毛も毛根から処理することができます。
繰り返すうちにだんだん産毛が細く目立たなくなっていくので、面倒な自己処理がいらないところも魅力的です。
具体的な方法やメリット・デメリットについて説明するので、ぜひ参考にしてください。
糸脱毛ってどうやるの?
糸脱毛はねじった糸のねじれの部分を脱毛したいところに当てて、産毛をくるくるとからめ取っていきます。
もともとは中国や韓国などで古くからある脱毛法ですが、外国では糸を並行に持たない方法のため指先の自由がきかず、肌を無理やり引っ張って痛めてしまう場合が多いようです。
日本国内のサロンで行われている糸脱毛はこの点が改良されており、糸を自由自在に操って細かく作業していくため、安心して受けることができます。
また、使われる糸もシルクの天然素材なので、肌への負担も少ないです。
日本の糸脱毛のメリット
- 糸の使い方を改良し、肌を引っ張らずに細かい部分も丁寧に脱毛できる
- 天然素材のシルク糸を使用し、肌への負担が少ない
レーザーやフラッシュ、他の脱毛法とはココが違う
医療脱毛、エステ脱毛と比べて
「脱毛」というとまず医療レーザー脱毛やサロンのフラッシュ脱毛を真っ先に思い浮かべますが、この方法はあまり産毛向きではありません。
これらの脱毛法で使うレーザーや光は毛の黒いメラニンに作用するため色が濃いほどよく効果があるとされています。
産毛のような細く色の薄い毛ではレーザーなどのエネルギーが届きにくく脱毛までに時間がかかってしまうのです。
これらの脱毛法は可能性は低いとは言え、ヤケドのリスクもあります。
一方の糸脱毛は熱を一切加えないため安全、細かい産毛にもしっかり絡んで抜き取り、1度のケアでつるつるになります。
医療・エステ脱毛よりココがいい
- 熱を使ってないのでヤケドの心配がない
- 1度でつるつるになる
カミソリや毛抜きとくらべて
カミソリや電気シェーバー、毛抜きによる自己処理だと、繰り返すうちにだんだん産毛が太くなったり、必要な角質まで剥がして肌を傷めてしまったりすることが多いです。
また濃い人だとすぐに生えてくるので、ほとんど毎日処理しなくてはならず、とにかく面倒です。
毛抜き処理の場合は1本の毛穴だけを上に引っ張るのでそこだけに力が加わり毛穴部分が赤くなったりします。
糸脱毛なら力を分散しながら毛を抜いていくのでダメージも少なく、1度の施術でほとんどの産毛を抜くことができます。
3週間~1ヶ月間隔の施術でツルツルの状態が続きます。
カミソリ・毛抜きよりココがいい
- 毛抜きのように皮膚をピンポイントで引っ張らないのでダメージが少ない
- 不要な角質だけを取り除く
- 3週間~1ヶ月程度つるつるの状態が続く
糸脱毛によって得られる意外なメリットとは
糸脱毛はただ産毛を抜くだけのものではありません。
細かい糸の動きによるマッサージ効果や古い角質を除去する作用などにより、様々な美容効果が得られるのです。
糸脱毛のメリット
- 肌の透明感が蘇る
- ニキビ改善と皮脂膜の形成
- 血行が良くなる
- 毛穴が目立たなくなる
- 化粧品の吸収が良くなる
肌の透明感が蘇る
顔色をくすませる原因となる古い角質が取り除かれるので、ぱっと明るい肌が蘇ります。
また、自己処理によって青くなってしまった肌も徐々に元に戻るので、コンプレックスの解消にも役立ちます。
ニキビが改善・皮脂膜が作られる
毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除くので、ニキビが改善しやすくなります。
また、汚れがなくなったことで毛包内の皮脂腺からスムーズに皮脂が分泌されるようになるので、乾燥肌が改善します。
血行が良くなる
糸のマッサージ効果で血行が良くなるので、むくみやたるみ、シミ、シワ、目の下のくまなどが改善されます。
毛穴が目立たなくなる
糸脱毛で産毛を毛根から抜き取るため、毛穴が収縮して目立たなくなります。
化粧品の吸収が良くなる
施術当日は、後に使う化粧品がいつもより吸収されやすくなります。
ただし、添加物も同じように吸収されやすいので、品質の良いものを使うようにしましょう。
サロンで糸脱毛をする
糸脱毛は簡単な材料で自宅でもできますが、サロンでプロの技術を受けると、セルフ脱毛とは違ったリラックス効果があります。
料金相場はどのくらい?
サロンで行う糸脱毛はクレンジングやパックがセットになっている場合が多く、料金の相場は1回あたり6,000円~8,000円ぐらいです。
その他、毛穴パックやマッサージなどもオプションで組み合わせると、その都度2,000~6,000円ぐらいアップします。
また、糸脱毛は顔だけでなくほぼ全身の脱毛もできるので、その場合は各パーツごとに数千円の料金が上乗せされていきます。
しかしエステ脱毛のようにコースを組んだり定額制で支払ったりするわけではないので、料金が明確なのも嬉しいところです。
最近ではヘアサロンによっては眉をメインとした糸脱毛をやっています。パックなどのオプションがつかないので1,000円台の低価格で脱毛ができます。
サロンのポイントまとめ
- 施術1回6~8,000円程度
- オプションを付けると+2,000~6,000円くらい
- 全身できるサロンもある
- 糸脱毛のあるヘアサロンなら眉毛のみ1,000円台でもできる
糸脱毛ができるサロン
グラシエラ
東京吉祥寺にある糸脱毛サロン「グラシエラ」は10年以上前から糸脱毛を取り入れている老舗のようなサロンです。
糸脱毛のシンプルなコースは6,000円です。
糸脱毛コース
所要時間:60分 6,000円
- スチームを当てながら洗顔
↓
- 眉カット
↓
- 糸の滑りを良くして産毛を起こすためのパウダーをはたく
↓
- 3本の糸を使って糸脱毛をします
↓
- 再度スチームを当てマッサージ
↓
- 鎮静パックでクールダウン
仕上がった肌は細かい毛穴のぶつぶつがとれてなめらかになり、肌の明るさもアップしています。
毛穴パックや顔骨マッサージをプラスした糸脱毛メニューもあります。
RESONAビューティバー
RESONAビューティバーは代官山のヘアサロンRESONA店内にあり、メイク、クイックヘアアレンジとともに糸脱毛(スレッディング)も取り入れているサロンです。
眉だけなら2,000円以内とリーズナブルに糸脱毛ができます。
眉毛スレッディング
所要時間:約10~15分 1,800円(税抜)
希望の形の眉に整えます。
ハーフスレッディング
所要時間:約15~20分 2,000円(税抜)
上記どちらかの産毛を整えます。
フルフェイススレッディング
所要時間:約20~25分 3,000円(税抜)
眉と顔全体の脱毛です。
数多くのハリウッド女優も通うサロンのプロデューサーが手がけた目元専門メイクブランドのSUMITA。
初回のフルフェイス施術のみ、このSUMITAの「アイブローライナー」or「アイブローワックス」がもらえます。
Aione totarlbeauty(アイワン トータルビューティ)
表参道にあるエステサロンのAione totarlbeautyは施術してすぐに結果が見られるという即効小顔のマッサージが有名です。
糸脱毛メニューは「金の糸脱毛」。オリジナルの顔専用24金糸を使ったスレッディングで毛穴汚れまで取り除きます。
このサロンではボディの糸脱毛メニューもあり、ブライダルとしてですが全身の脱毛も可能です。
金の糸フェイシャル
所要時間:40分 8,000円(税抜)
セルフで糸脱毛をする
サロンでの糸脱毛は確かに気持ちいいものですが、毎回となると出費がイタイです。
糸脱毛は特別な機械などが必要ないので、糸脱毛は糸と家にあるもので自宅でも簡単にできてしまいます。
普段はセルフ、特別な時間を過ごしたい時はサロンで、という使い分けをするのも賢いかもしれません。
糸脱毛に使うもの
- 糸(40~50cmくらい)※シルク糸がおすすめ
- ベビーパウダー
- 薄い綿手袋
- 化粧水や乳液
使う糸はふつうの裁縫用でも大丈夫ですが、シルク糸を使うと滑りがよく、するすると脱毛しやすくなります。
メイクや汚れは落としてから脱毛しましょう。
糸脱毛の手順
1.毛を起こす
脱毛前にパウダーをはたきます。毛を起こしたり、糸を滑りやすして毛が糸に絡むようにするためです。
2.糸を輪にして指にかける
糸を輪っかの状態にして数回ねじり、真ん中にねじれの部分を作ります。ちょうど8の字の真ん中にねじれがある状態です。
糸との摩擦で指が痛くなるので手袋をするとやりやすいです。軍手より薄い綿手袋がおすすめ。
3.人差し指と親指を開く動作を左右交互に
輪っかを両手の人差し指と親指に引っかけ片方の指を閉じたらもう片方の指を開く、というようにするとねじれが移動します。
4.脱毛したい箇所にねじれ部分を当てる
脱毛したい部分にねじれを当てて先程の左右交互に指を開いたり閉じたりすると、ねじれが産毛を絡め取り脱毛できます。
ねじれ部分はムダ毛が生える方向と反対に移動させましょう。
ポイントは手ではなくねじれ部分を動かすこと!
脱毛が終わったら、残ったパウダーや毛を洗い流して化粧水で肌を整えて下さい。
糸脱毛にありがちなデメリット
糸脱毛のデメリットとしては、次のようなものがあります。
糸脱毛のデメリット
- 施術者の腕が未熟・痛みに敏感な場合は強い痛みを感じることがある
- 太い毛はキレイに抜けないことがある
- 永久脱毛ではないので、定期的な施術が必要
- 施術後に肌の赤みやかゆみが出ることがある
- 日本国内ではまだあまり浸透しておらず、お店の数が少ない
- 産毛が短いと糸に絡みにくいので、施術前1週間ほどは自己処理ができない
痛みに関しては、施術を受けたほとんどの人が「気持ちいいと感じる程度」と答えているので、あまり心配しすぎる必要はありません。
ただ、眉毛やおでこの生え際といった太い毛のある部分はうまく抜けなかったり、痛みが強いことがあります。
もともと痛みに弱い体質の人はカウンセリングの際に相談しておくと良いでしょう。
どうしても痛いのがイヤな人は
痛いのがどうしてもイヤ!という方は時間がかかっても医療脱毛やサロンでの脱毛がおすすめです。
レーザーや光脱毛も痛みはありますが、産毛は細いので痛みを感じにくいです。
また1度痛みを感じた部分は毛が抜けるので、回数を追うごとに痛くなくなっていきます。
医療レーザー脱毛の情報はレーザー脱毛の特徴とメリット・デメリットで詳しく解説しているので、そちらを参考にしてみて下さい。
まとめ:糸脱毛で明るい素肌をキープ!
糸脱毛は、まだあまり浸透していない方法なので施術を受けられるサロンが少ないのが難点ですが、自己処理なしで透明感のあるスベスベ素肌をキープできるのは大きな魅力です。
脱毛と美顔が両立する上に料金もリーズナブルなので、機会があれば体験してみてください。