Buzzfeed Japan Medicalで先日こういう記事を書きました。
サイレント・ベビーというのは、あるいち小児科医の考案した概念と言葉で医学用語ではありません。「笑わなくなった」という子どもを継続的にどうなっていったかを調査・研究したものは存在しないので、「サイレント・ベビーがそのまま成長すると問題行動を起こしひきこもりになります」などと書いてあるママサイトを信じないでという内容でした。
多くの皆さんに読まれTwitterやFacebook、はてなブックマークで反響もありました。
しかし、訂正の記事が出たり削除されたりしたものはごく一部でした。
『サイレント・ベビーの真実』以降も不変のもの↓
一時的にPVが上がったと思うんですが、それに気づかないかあるいはPV増加の原因を調べないよう。
記事の中で訂正があったもの↓
毎日、授乳のたびに毎回子どもの目を見つめ続けることが、実際に可能なのかという疑問はあるものの、ネグレクト防止のための注意喚起としては妥当な内容になっています。
記事が削除されたもの↓
サイレント・ベビーについては2つ記事がありましたが、どちらも今は削除されています。他に『サイレント・ベビーの真実』でふれなかったものの、危機感を煽り保護者を不安にさせる内容だった記事がAll aboutやMama pressにも複数ありましたが、削除されました。
今も、サイレント・ベビーというものがあり、その将来は心配だという記事はたくさんあります。
そんな言葉は初めて聞いたという方は、まずBuzzfeedの記事を読んでみてください。知っていたけれどそれって根拠が薄いの?という方もぜひ。
そして、ママサイトにさも将来は発達障害や社会性の低下、問題行動につながると書いてあるものがあったら、信じて動揺しないようにしてください。